住宅ローンには変動金利・固定金利という2つの金利タイプがありますが、これらは今後の市場金利の動向しだいでどちらにもメリット・デメリットがあります。
そこで検討したいのが、変動金利のご利用時にご希望の割合を固定金利に切り替えてしまう「部分固定金利特約」。
1つの住宅ローン内で変動金利と固定金利を組み合わせることで、今後の金利変動リスクの分散が期待できます。
部分固定金利の設定は、変動金利から固定金利への金利タイプの変更とは異なります。また、変動金利から固定金利へ金利タイプを変更した場合、部分固定金利特約はご利用いただけません。なお、部分固定金利特約のご利用中は、金利タイプの変更ができません。
ソニー銀行の住宅ローンをご契約(お借り入れ)後、変動金利を金利タイプとしてご選択していただいている場合にご利用いただけます。
延滞など特別な事情のある場合には、ご利用いただけない場合がございます。
一旦、固定金利から変動金利へ金利タイプを変更する必要があります。
固定金利適用期間の満了前に金利タイプを変更する場合、金利タイプ変更手数料がかかる場合があります。
部分固定金利特約の設定は、固定から変動に金利タイプ変更手続きをした翌日から操作できます。
ご利用いただいている住宅ローンのお借り入れ残高のうち、部分固定金利設定割合(固定金利としたい割合)と、適用される部分固定金利期間を設定してください。
1つの部分固定金利に設定いただける割合は10%以上100%以内(5%ごと)です。
部分固定金利設定割合の合計が100%を超えない範囲で部分固定金利を最大3つまで設定できます。
2・3・5・7・10・15・20年、20年超(全期間)のいずれかの期間を選択できます。
ご契約の住宅ローン
お借り入れ日 | 2016年3月31日 |
---|---|
元金 | 2,500万円 |
お借り入れ期間 | 35年 |
金利タイプ | 変動金利 |
利率 | 1.00% |
ご返済日 | 毎月27日 |
最終返済日 | 2051年3月27日 |
部分固定金利の設定
(お手続き日:2016年6月9日)
部分固定金利未設定からふたつの部分固定金利を設定
部分固定金利設定内容 | 部分固定金利(1) | 部分固定金利(2) | 部分固定金利(3) | 部分固定金利 未設定部分 |
---|---|---|---|---|
部分固定金利設定割合 | 50% | 20% | 設定なし | 30% |
部分固定金利の期間 | 20年超(全期間) | 10年 | 設定なし | 変動金利 |
利率 | 2.50% | 2.00% | 設定なし | 1.00% |
部分固定金利適用日 | 2016年6月10日 | 2016年6月10日 | 設定なし | 該当なし |
部分固定金利満了日 | 2051年3月27日 | 2026年5月27日 | 設定なし | 該当なし |
表示内容は例示であり、実際の数値とは異なります。
部分固定金利設定内容 | 部分固定金利(1) | 部分固定金利(2) | 部分固定金利(3) | 部分固定金利 未設定部分 |
---|---|---|---|---|
部分固定金利設定割合 | 50% | 20% | 設定なし | 30% |
部分固定金利の期間 | 20年超(全期間) | 10年 | 設定なし | 変動金利 |
利率 | 2.50% | 2.00% | 設定なし | 1.00% |
部分固定金利適用日 | 2016年6月10日 | 2016年6月10日 | 設定なし | 該当なし |
部分固定金利満了日 | 2051年3月27日 | 2026年5月27日 | 設定なし | 該当なし |
部分固定金利の設定
(お手続き日:2016年7月14日)
未設定だった部分固定金利(3)に追加設定
部分固定金利設定内容 | 部分固定金利(1) | 部分固定金利(2) | 部分固定金利(3) | 部分固定金利 未設定部分 |
---|---|---|---|---|
部分固定金利設定割合 | 50% | 20% | 20% | 10% |
部分固定金利の期間 | 20年超(全期間) | 10年 | 5年 | 変動金利 |
利率 | 2.50% | 2.00% | 1.50% | 1.00% |
部分固定金利適用日 | 2016年6月10日 | 2016年6月10日 | 2016年7月15日 | 該当なし |
部分固定金利満了日 | 2051年3月27日 | 2026年5月27日 | 2021年6月27日 | 該当なし |
表示内容は例示であり、実際の数値とは異なります。
部分固定金利設定内容 | 部分固定金利(1) | 部分固定金利(2) | 部分固定金利(3) | 部分固定金利 未設定部分 |
---|---|---|---|---|
部分固定金利設定割合 | 50% | 20% | 20% | 10% |
部分固定金利の期間 | 20年超(全期間) | 10年 | 5年 | 変動金利 |
利率 | 2.50% | 2.00% | 1.50% | 1.00% |
部分固定金利適用日 | 2016年6月10日 | 2016年6月10日 | 2016年7月15日 | 該当なし |
部分固定金利満了日 | 2051年3月27日 | 2026年5月27日 | 2021年6月27日 | 該当なし |
部分固定金利の設定
(お手続き日:2016年9月14日)
部分固定金利設定内容 | 部分固定金利(1) | 部分固定金利(2) | 部分固定金利(3) | 部分固定金利 未設定部分 |
---|---|---|---|---|
部分固定金利設定割合 | 50% | 15% | 20% | 15% |
部分固定金利の期間 | 20年超(全期間) | 10年 | 15年 | 変動金利 |
利率 | 2.50% | 2.00% | 2.25% | 1.00% |
部分固定金利適用日 | 2016年6月10日 | 2016年6月10日 | 2016年9月15日 | 該当なし |
部分固定金利満了日 | 2051年3月27日 | 2026年5月27日 | 2031年8月27日 | 該当なし |
部分固定金利設定割合を0%にする場合、該当する部分固定金利設定内容の変更後の割合を「-- お選び下さい --」としてください。
表示内容は例示であり、実際の数値とは異なります。
ソニー銀行がお客さまに、ご利用いただいている住宅ローンに設定いただいた部分固定金利と交換する変動金利の利息相当額(交換利息。下図(B))をお支払いいたします。
ただし、交換利息の支払いはお客さまの約定返済の利息と相殺するものといたします。
ご利用いただいている住宅ローンの返済額(A)から交換利息(B)を差し引き、部分固定金利設定に該当する利息の合計(C)を加算したものを返済額とさせていただきます。
部分固定金利適用期間中の約定返済額は均等ではありません。
ご契約の住宅ローンの返済額
お借り入れ日 | 2017年3月28日 |
---|---|
お借り入れ残高(1) | 2,500万円 |
お借り入れ期間 | 35年 |
金利タイプ | 変動金利 |
利率 | 1.00% |
ご返済日 | 毎月27日 |
返済額 | 70,970円(A) |
支払利息額 | 21,232円 |
設定した部分固定金利と交換する変動金利の利息相当額(交換利息)
設定割合 合計(5) | 90% |
---|---|
想定元本(1)×(5) | 2,250万円 |
金利タイプ | 変動金利 |
利率(6) | 1.00% |
支払利息額 (1)×(5)×(6)×31/365 |
19,109円(B) |
設定割合別の利息額 | 部分固定金利(1) | 部分固定金利(2) | 部分固定金利(3) |
---|---|---|---|
部分固定金利設定割合(2) | 50% | 20% | 20% |
想定元本 (1)×(2) |
1,250万円 | 500万円 | 500万円 |
部分固定金利の期間 | 20年超(全期間) | 10年 | 5年 |
利率(3) | 2.50% | 2.00% | 1.50% |
支払利息額 (1)×(2)×(3)×31/365 |
26,541円 | 8,493円 | 6,369円 |
支払利息合計(4) | 41,403円(C) | ||
2017年4月27日の返済額 | 93,264円 (A)-(B)+(C) |
表示内容は例示であり、実際の数値とは異なります。
返済 回数 |
返済日 | 毎月返済額 | うち利息 | うち部分固定金利(1) | うち部分固定金利(2) | うち部分固定金利(3) | 返済後残高 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2017/4/27 | 93,264 | 43,526 | 26,541 | 8,493 | 6,369 | 24,950,262 |
2 | 2017/5/29 | 92,401 | 42,621 | 25,989 | 8,316 | 6,237 | 24,900,482 |
3 | 2017/6/27 | 92,359 | 42,538 | 25,938 | 8,300 | 6,225 | 24,850,661 |
4 | 2017/7/27 | 92,315 | 42,452 | 25,886 | 8,283 | 6,212 | 24,800,798 |
5 | 2017/8/28 | 92,271 | 42,367 | 25,834 | 8,266 | 6,200 | 24,750,894 |
部分固定金利特約の設定の際には、手数料はかかりません。
ただし、適用中の部分固定金利設定割合を引き下げる場合や、適用中の固定金利を他の固定金利に変更する場合は、ソニー銀行所定の部分固定金利設定内容変更手数料がかかる場合があります(適用中の設定割合を上げることはできません)。
部分固定金利設定内容変更手数料はディスカウントキャッシュフロー(DCF)法の概念を応用したソニー銀行所定の計算プロセスにより、部分固定金利設定内容の変更の都度、決定させていただいています。
DCF法は将来のキャッシュフローを割引率によって現在価値に還元する評価方法です。
お客さまの部分固定金利設定内容の変更手続きにより削減された想定元本に相当する部分固定金利について、ソニー銀行は新たな運用手段が必要となります。この際、削減された想定元本に相当する部分固定金利による受取利息(月)に対して、現在の金利水準で運用した受取利息(月)のほうが少ない場合、部分固定金利適用期間満了日までのその差額の合計を現在の金利水準(割引率)で現在価値に還元したものを部分固定金利設定内容変更手数料(再構築コスト)として、お客さまにご請求させていただきます。