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部分固定金利特約について

住宅ローンには変動金利・固定金利という2つの金利タイプがありますが、これらは今後の市場金利の動向しだいでどちらにもメリット・デメリットがあります。

そこで検討したいのが、変動金利のご利用時にご希望の割合を固定金利に切り替えてしまう「部分固定金利特約」。

1つの住宅ローン内で変動金利と固定金利を組み合わせることで、今後の金利変動リスクの分散が期待できます。

部分固定金利特約のポイント

  • 変動金利ご利用中なら、いつでもWebから設定可能
  • お借り入れ後に金利水準を見ながら設定できる
  • 組み合わせできる固定金利は最大3つ
  • 部分固定金利特約の設定は手数料0円!
  • 部分固定金利特約を設定後、部分固定設定割合を変更する際には所定の手数料がかかります。
<ご注意>
  • 固定金利をご利用中の場合、金利タイプを変動金利に変更のうえ設定いただく必要があります。
    (所定の金利タイプ変更手数料がかかる場合があります)
  • 設定後、固定金利部分を指定しての繰り上げ返済はできません。
  • 設定後、毎月の約定返済額は均等ではありません。

部分固定金利の設定は、変動金利から固定金利への金利タイプの変更とは異なります。また、変動金利から固定金利へ金利タイプを変更した場合、部分固定金利特約はご利用いただけません。なお、部分固定金利特約のご利用中は、金利タイプの変更ができません。

部分固定金利特約をご利用いただけるお客さま

ソニー銀行の住宅ローンをご契約(お借り入れ)後、変動金利を金利タイプとしてご選択していただいている場合にご利用いただけます。

延滞など特別な事情のある場合には、ご利用いただけない場合がございます。

固定金利利用中のかた

一旦、固定金利から変動金利へ金利タイプを変更する必要があります。
固定金利適用期間の満了前に金利タイプを変更する場合、金利タイプ変更手数料がかかる場合があります。

部分固定金利特約の設定は、固定から変動に金利タイプ変更手続きをした翌日から操作できます。

部分固定金利の設定

ご利用いただいている住宅ローンのお借り入れ残高のうち、部分固定金利設定割合(固定金利としたい割合)と、適用される部分固定金利期間を設定してください。

部分固定金利設定割合

1つの部分固定金利に設定いただける割合は10%以上100%以内(5%ごと)です。
部分固定金利設定割合の合計が100%を超えない範囲で部分固定金利を最大3つまで設定できます。

部分固定金利期間

2・3・5・7・10・15・20年、20年超(全期間)のいずれかの期間を選択できます。

ご契約の住宅ローン

お借り入れ日2016年3月31日
元金2,500万円
お借り入れ期間35年
金利タイプ変動金利
利率1.00%
ご返済日毎月27日
最終返済日2051年3月27日

部分固定金利の設定
(お手続き日:2016年6月9日)

部分固定金利未設定からふたつの部分固定金利を設定

部分固定金利設定内容 部分固定金利(1) 部分固定金利(2) 部分固定金利(3) 部分固定金利
未設定部分
部分固定金利設定割合 50% 20% 設定なし 30%
部分固定金利の期間 20年超(全期間) 10年 設定なし 変動金利
利率 2.50% 2.00% 設定なし 1.00%
部分固定金利適用日 2016年6月10日 2016年6月10日 設定なし 該当なし
部分固定金利満了日 2051年3月27日 2026年5月27日 設定なし 該当なし

表示内容は例示であり、実際の数値とは異なります。

部分固定金利をご利用中のお手続き

部分固定金利の追加設定

部分固定金利設定内容 部分固定金利(1) 部分固定金利(2) 部分固定金利(3) 部分固定金利
未設定部分
部分固定金利設定割合 50% 20% 設定なし 30%
部分固定金利の期間 20年超(全期間) 10年 設定なし 変動金利
利率 2.50% 2.00% 設定なし 1.00%
部分固定金利適用日 2016年6月10日 2016年6月10日 設定なし 該当なし
部分固定金利満了日 2051年3月27日 2026年5月27日 設定なし 該当なし

部分固定金利の設定
(お手続き日:2016年7月14日)

未設定だった部分固定金利(3)に追加設定

部分固定金利設定内容 部分固定金利(1) 部分固定金利(2) 部分固定金利(3) 部分固定金利
未設定部分
部分固定金利設定割合 50% 20% 20% 10%
部分固定金利の期間 20年超(全期間) 10年 5年 変動金利
利率 2.50% 2.00% 1.50% 1.00%
部分固定金利適用日 2016年6月10日 2016年6月10日 2016年7月15日 該当なし
部分固定金利満了日 2051年3月27日 2026年5月27日 2021年6月27日 該当なし

表示内容は例示であり、実際の数値とは異なります。

部分固定金利設定割合などの変更

設定割合の減少
適用中の部分固定金利の設定割合を減らすことが可能です。部分固定金利設定割合を変更する場合、部分固定金利設定内容変更手数料が必要です。
部分固定金利設定割合を0%に設定した場合、当該部分固定金利設定割合について適用される部分固定金利の適用期間はそのお手続きの日をもって満了したものとし、また、部分固定金利の設定割合をすべて0%に変更した場合、この特約は解約されたものとみなします。
設定割合の増加
適用中の部分固定金利の設定割合を増やすことはできません。
設定中の固定金利タイプの変更
適用中の部分固定金利は、変動金利に戻すことなく、他の固定金利タイプに変更することが可能です。変更した固定金利は、変更した翌日の適用金利で、翌日から適用します。このお手続きには、部分固定金利設定内容変更手数料がかかる場合があります。
他の固定金利タイプへの変更は、次の部分固定金利(2)(3)の事例(固定金利5年を固定15年)のように、割合の減少との同時変更が可能です。
部分固定金利設定内容 部分固定金利(1) 部分固定金利(2) 部分固定金利(3) 部分固定金利
未設定部分
部分固定金利設定割合 50% 20% 20% 10%
部分固定金利の期間 20年超(全期間) 10年 5年 変動金利
利率 2.50% 2.00% 1.50% 1.00%
部分固定金利適用日 2016年6月10日 2016年6月10日 2016年7月15日 該当なし
部分固定金利満了日 2051年3月27日 2026年5月27日 2021年6月27日 該当なし

部分固定金利の設定
(お手続き日:2016年9月14日)

  • 部分固定金利(2)は設定割合を20%から15%に減少
  • 部分固定金利(3)は期間を固定5年から固定15年(変更日の翌日の金利を適用)に変更
部分固定金利設定内容 部分固定金利(1) 部分固定金利(2) 部分固定金利(3) 部分固定金利
未設定部分
部分固定金利設定割合 50% 15% 20% 15%
部分固定金利の期間 20年超(全期間) 10年 15年 変動金利
利率 2.50% 2.00% 2.25% 1.00%
部分固定金利適用日 2016年6月10日 2016年6月10日 2016年9月15日 該当なし
部分固定金利満了日 2051年3月27日 2026年5月27日 2031年8月27日 該当なし

部分固定金利設定割合を0%にする場合、該当する部分固定金利設定内容の変更後の割合を「-- お選び下さい --」としてください。

表示内容は例示であり、実際の数値とは異なります。

  • 部分固定金利の設定(追加設定を含む)は、変動金利の適用期間中いつでも行うことができます。
  • お手続き時における住宅ローンの残存期間を超える期間の固定金利は選択できません。
  • 部分固定金利の適用は設定や変更のお手続きが完了した翌日から適用します。月末日にお手続きをする場合、適用金利は翌月のものです。
  • 部分固定金利の設定や変更は、1日1回のみです。同日に連続して設定や変更はできません。
  • 部分固定金利の設定・変更後の取り消しはできません。

ご返済について

交換利息の支払いについて

ソニー銀行がお客さまに、ご利用いただいている住宅ローンに設定いただいた部分固定金利と交換する変動金利の利息相当額(交換利息。下図(B))をお支払いいたします。
ただし、交換利息の支払いはお客さまの約定返済の利息と相殺するものといたします。

ご返済額について

ご利用いただいている住宅ローンの返済額(A)から交換利息(B)を差し引き、部分固定金利設定に該当する利息の合計(C)を加算したものを返済額とさせていただきます。

部分固定金利適用期間中の約定返済額は均等ではありません。

ご契約の住宅ローンの返済額

お借り入れ日 2017年3月28日
お借り入れ残高(1) 2,500万円
お借り入れ期間 35年
金利タイプ 変動金利
利率 1.00%
ご返済日 毎月27日
返済額 70,970円(A)
支払利息額 21,232円

設定した部分固定金利と交換する変動金利の利息相当額(交換利息)

設定割合 合計(5) 90%
想定元本(1)×(5) 2,250万円
金利タイプ 変動金利
利率(6) 1.00%
支払利息額
(1)×(5)×(6)×31/365
19,109円(B)
設定割合別の利息額 部分固定金利(1) 部分固定金利(2) 部分固定金利(3)
部分固定金利設定割合(2) 50% 20% 20%
想定元本
(1)×(2)
1,250万円 500万円 500万円
部分固定金利の期間 20年超(全期間) 10年 5年
利率(3) 2.50% 2.00% 1.50%
支払利息額
(1)×(2)×(3)×31/365
26,541円 8,493円 6,369円
支払利息合計(4) 41,403円(C)
2017年4月27日の返済額 93,264円 (A)-(B)+(C)

表示内容は例示であり、実際の数値とは異なります。

返済
回数
返済日 毎月返済額 うち利息 うち部分固定金利(1) うち部分固定金利(2) うち部分固定金利(3) 返済後残高
1 2017/4/27 93,264 43,526 26,541 8,493 6,369 24,950,262
2 2017/5/29 92,401 42,621 25,989 8,316 6,237 24,900,482
3 2017/6/27 92,359 42,538 25,938 8,300 6,225 24,850,661
4 2017/7/27 92,315 42,452 25,886 8,283 6,212 24,800,798
5 2017/8/28 92,271 42,367 25,834 8,266 6,200 24,750,894

部分固定金利設定内容変更手数料について

部分固定金利特約の設定の際には、手数料はかかりません。

ただし、適用中の部分固定金利設定割合を引き下げる場合や、適用中の固定金利を他の固定金利に変更する場合は、ソニー銀行所定の部分固定金利設定内容変更手数料がかかる場合があります(適用中の設定割合を上げることはできません)。

部分固定金利設定内容変更手数料のポイント

  • 部分固定金利設定割合変更のお手続きと同時にお客さまの円普通預金口座から自動引き落としさせていただきます。
  • 部分固定金利設定内容変更手数料は金利動向等に準じて、随時変動します。借入時よりも市場金利が下落しているほど変更手数料の額は大きくなります。逆に、借入時よりも市場金利が上昇している局面では無料となる場合があります。また、住宅ローンの残り年数や借入残高が多いほど変更手数料の額も大きくなります。
  • 部分固定金利設定内容変更手数料はサービスサイトからの変更手続き完了前に、画面上で金額をご確認いただけます。

部分固定金利設定内容変更手数料はディスカウントキャッシュフロー(DCF)法の概念を応用したソニー銀行所定の計算プロセスにより、部分固定金利設定内容の変更の都度、決定させていただいています。

DCF法は将来のキャッシュフローを割引率によって現在価値に還元する評価方法です。

お客さまの部分固定金利設定内容の変更手続きにより削減された想定元本に相当する部分固定金利について、ソニー銀行は新たな運用手段が必要となります。この際、削減された想定元本に相当する部分固定金利による受取利息(月)に対して、現在の金利水準で運用した受取利息(月)のほうが少ない場合、部分固定金利適用期間満了日までのその差額の合計を現在の金利水準(割引率)で現在価値に還元したものを部分固定金利設定内容変更手数料(再構築コスト)として、お客さまにご請求させていただきます。