事業内容

このページは尾道造酢株式会社から提供された情報を記載しています。

概要

1582年、広島県尾道市にて創業。以来、440余年の長きにわたって先人から受け継いだ伝統製法にこだわり、芳醇な味わいのお酢をつくり続けている尾道造酢株式会社。地元・尾道で採れた自然の素材を用いてつくられる商品の数々は至極の逸品として、多くの人々に愛され続けています。そんな同社は伝統を重んじる一方で、新たな素材を使った商品や、健康志向の高い人に向けた「飲む酢」シリーズなど、新たな挑戦に積極的な企業でもあります。近年は、SDGs宣言を発表して地元の生産者とも連携し、食品ロスやCO2削減にも取り組むなど、長く愛される老舗企業としての社会的責任を全うするべく奮闘しています。

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江戸時代から続く伝統技法が今に息づく

尾道市でつくられるお酢は、江戸時代から北前船によって日本全国に届けられた歴史を持っています。明治時代には数十軒もの醸造会社が興った中、尾道造酢は日本に現存する最古のお酢醸造所のひとつと言われています。440余年受け継いできたお酢の原料となる「酢酸菌」は、職人が365日一日も休むことなく手をかけて繁殖させている、まさに同社のお酢の核となるものです。同社はこの「酢酸菌」を用い、自然の発酵方法に分類される独自の技術「水平式連続発酵方法」と匠の技によって、他にはない深い味わいのお酢をつくり続けています。
同社の商品は尾道市内を中心としたスーパーマーケットや小売店で販売されているほか、古くからのお客さまの中には電話注文で購入するかたもいるのだとか。また、2年前からは自社のECサイトを立ち上げたことで、若い世代を中心とした新たな顧客を獲得しています。そのほか、業務用のお酢も製造しており、それらの商品は店が求める味を追求したオーダーメードに近いものとなっています。

個性的で豊富な商品ラインアップが魅力

同社の特徴のひとつが、調味酢・ぽん酢、醸造酢、飲む酢、ギフト、業務用品といった豊富な商品ラインアップ。その中でも、1990年から発売されている調味酢「そのまんま酢のもの」シリーズは、口コミだけで全国に広まったロングセラー商品であり、現在も同社を代表する商品となっています。
また、広島県の酒粕のみを原料に、3年間熟成させてつくる「純粋赤酢(酢酸菌入り粗濾過仕込み)」は、最高峰の味を目指した逸品。酒粕のアルコール分だけで発酵させる昔ながらの製法によって、健康に良いとされる酢酸菌を豊富に含むほか、アミノ酸含有量は通常の黒酢の3倍と言われています。1、2滴垂らすだけで料理のコクを増す、体にやさしい本格的な醸造酢です。
さらに、これまで廃棄されていた橙の皮を特殊製法で原料化してつくられる「橙果皮酢(酢酸菌入り粗濾過仕込み)」は、同社の新たな取り組みを象徴する新商品として注目を集めているほか、尾道産の果実を原料にした「飲む酢」シリーズの「無花果酢いーと」「柿酢いーと」「葡萄酢いーと」は、調理用以外の用途を広げる新感覚の商品となっています。

同社の新たなチャレンジを象徴するサステナブルな果皮酢飲料「KAHISU」

同社の新たなチャレンジを象徴する商品が、果皮酢飲料「KAHISU」です。この商品は、同社がひろしま感性イノベーション推進協議会事業として編成されたプロジェクトチームに参画して開発したもの。これまで廃棄されていた搾汁後の皮を果皮酢として再生させたサステナブルな商品です。
Sweetタイプの「Sweet&Bitter Blend G」と、Bitterタイプの「Sweet&Bitter Blend M」の2種類があり、どちらも従来のビネガードリンクにはなかった深みのある大人のテイストとなっています。ボトルの形状はスパークリングワインを思わせ、ラベルも従来のお酢商品の概念を覆すスタイリッシュなデザイン。2023年に開催されたG7広島サミットに提供されるなど高い評価を得ており、同社の新たなブランドとして成長することが期待されています。

資金使途

調達資金は、尾道造酢株式会社の事業全般にかかる活動に使用します。

事業計画

事業計画売上高

100,000,000円
会計期間全体(6ヶ月)における合計です。

売上対象

本事業の売上は、尾道造酢株式会社の全売上が対象となります。
分配金の計算および支払いの対象となる売上は、事業計画売上高の100,000,000円を上限とします。