事業内容
このページは株式会社能作から提供された情報を記載しています。
概要
より能(よ)い鋳物を、より能(よ)くつくる。
鋳物の町、富山県高岡市に本社を置く株式会社能作は100年以上の歴史に裏打ちされた高い技術と、伝統工芸の常識を覆す革新的なチャレンジの数々で広く知られる鋳物メーカーです。
鋳物業界では異例の多品種少量生産体制をいち早く確立、強固な経営基盤を構築。「金属は曲がらない・食器は曲がらない」という既成概念を打破する錫(すず)100%の食器「曲がるKAGO」シリーズが大ヒット。2008年にはMoMA(ニューヨーク近代美術館)デザインストアの販売品に認定され、以降は海外でも積極展開しています。
産業観光への注力も大きな特徴で、鋳物の製作体験などを楽しめる工場見学ツアーは年間13万人超が訪問、2017年に完成した能作の新社屋はいまや富山県屈指の観光名所となっています。これら一連のアイデアや企画などはテレビ番組「カンブリア宮殿」などにも取り上げられ、大いに話題を呼びました。
既成概念にとらわれず、積極的にチャレンジする。継承してきた技術に、時代を反映した感性を融合させる。
培ってきた伝統を時代に照らし合わせ次代に受け継ぐべく、能作は地域に、日本に、世界に誇れるものづくりを目指します。
「お客さまが喜ぶものづくり」を徹底
逆転の発想、曲がる食器が大ヒット!
既成概念にとらわれず、積極的にチャレンジする。継承してきた技術に、時代を反映した感性を融合させる。そんな能作の企業文化を象徴しているのが、錫100%の製品づくりです。
柔らかく、曲がってしまう特性ゆえに食器として使用されることのなかった錫を、「曲げて使う食器」という逆転の発想で製品化、たちまち人気商品となりました。さらにこの「曲がるKAGO」シリーズで錫の加工技術に磨きをかけた能作は、錫の曲がる特性を活かした医療機器の分野にも進出を果たします。
こうした能作の柔軟な発想は営業部門を置かない独自の経営体制、全従業員の約半数を占める女性の積極登用、海外事業の積極展開などにも見てとれます。
大人気の工場ツアー、新社屋は富山を代表する観光スポット!
「もの」をつくるだけでなく、「こと」「こころ」を伝えるため。地域創生、技術伝承、そして何より地元の子どもたちに地域の素晴らしさを知ってもらうため。
能作は30年以上前から積極的に工場見学を受け入れています。2017年に工場、オフィスなどを含めて4,000坪以上の新社屋が完成してからは、カフェやショップも併設し観光事業を本格化。いまや新社屋は年間13万人超が訪れる富山県屈指の観光名所となりました。
富山を代表する伝統工芸ブランドとして、鋳物の町、高岡を代表する観光スポットとして。
能作は地域の皆さまに愛され続けています。
錫婚式をあらたな文化に
近年の新規事業として、能作は結婚10周年を祝う「錫婚式」の提供を開始しました。
もともとはお客さまからのご要望に応える形で企画がスタート。口コミで評判が広がり、錫製品に長けた能作ならではのアイデア満載で大人気。夫婦の関係が、美しさとやわらかさを持つ錫のようなものであるようにとの願いをこめて。錆びにくく朽ちにくく、年を経るごとに風合いを増す縁起のいい錫製品をつくる能作は、感謝を伝えあい、絆を深め合う、おふたりにとって忘れられない一日を提案しています。
資金使途
調達資金は、株式会社能作の事業全般にかかる活動に使用します。
事業計画
事業計画売上高
1,600,000,000円
会計期間全体(12ヶ月)における合計です。
売上対象
本事業の売上は、株式会社能作の全売上が対象となります。
分配金の計算および支払いの対象となる売上は、事業計画売上高の1,600,000,000円を上限とします。
売上実績・計画
1916(大正5)年に創業した能作は、既成概念を打破する革新の連続で成長を遂げてきました。2021年9月期は新型コロナウイルスの影響で減収となりましたが、2021年9月から2021年12月の3ヶ月間の売上高は、海外需要の高まりなどを背景に前年同期間対比+30%以上で推移しています。これからも製品の質感やストーリーを丁寧に伝える能作らしい事業展開で、事業計画売上高の達成を目指します。
決算期 | 売上高 |
---|---|
2019年9月 | 15億円強 |
2020年9月 | 15億円半ば |
2021年9月 | 15億円弱 |
事業計画売上高 | 16億円 |
過去の実績であり、将来の売上を保証するものではありません。