ホーム外国為替証拠金取引(FX) > 証拠金維持率・ロスカット

外国為替証拠金取引(FX)

証拠金維持率・ロスカット

外国為替証拠金取引(FX)では、10,000通貨単位のお取り引きであることや、レバレッジをかけてお取り引きができることから、為替相場の動きによっては大きな損失が発生することがあります。
そのため、お客さまが預け入れた証拠金以上の損失発生を防ぐため、ロスカットというしくみがあります。

ソニー銀行では、お客さまの有効証拠金(*1)がロスカット基準額(証拠金維持率が80%となる水準)を下回った際にロスカットを執行します。たとえば1米ドル=100円の時に必要証拠金ちょうどの資金でお取り引きを行う場合、新規約定からロスカットまでの値幅は1円程度となります。
ロスカットが執行されると、保有中の建玉がすべて強制的に決済され損失が確定します。

相場急変時は、ロスカットルールがあっても、証拠金の額を上回る損失が発生することがあります。

(*1)有効証拠金とは、預入証拠金に決済約定後未受渡の損益や保有中の建玉の評価損益・スワップ損益などを加減した額です。

ロスカット基準額の目安となる証拠金維持率は、次の式を用いて1秒間隔で計算します。

証拠金維持率(%)=
有効証拠金÷建玉必要証拠金×100

建玉必要証拠金とは保有中の建玉を維持するのに必要な証拠金で、新規約定価格×保有中の建玉数量×5%で計算します。

ある通貨ペアで買いと売りの両方の建玉を保有(両建て)している場合は、買いか売りの建玉必要証拠金の大きいほうのみで計算します。

なお、お客さまの証拠金維持率などは、お取り引き画面の「証拠金状況」画面などで確認できます。

プレアラート、アラートについて

ソニー銀行では証拠金維持率の低下を以下の基準でメールでお知らせします。

  • プレアラート
    有効証拠金がプレアラート基準額(証拠金維持率が150%となる水準)を下回った際
  • アラート
    有効証拠金がアラート基準額(証拠金維持率が100%となる水準)を下回った際

メールを受け取られた場合は、証拠金維持率を回復させることをご検討ください。
低下した証拠金維持率を回復するための基本的な方法をご案内します。

  • 一部の建玉を決済し、建玉必要証拠金を減らす。
    ただし、両建てをしている通貨ペアの建玉を決済する場合、買いか売りのうち建玉必要証拠金が少ない方の建玉を決済しても維持率は上昇しませんのでご注意ください。
  • 資金振替により証拠金を増やす。
    証拠金を増やすことで証拠金維持率は上昇しますが、為替がさらに不利な方向に変動した場合、損失の総額が大きくなってしまう可能性がありますので、ご理解・ご注意のうえご入金ください。