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投資信託と外国為替証拠金取引(FX)にかかる税金の基本

外国為替証拠金取引(FX)の税金

所得の計算方法と必要経費

FXの取引による所得は、どのように計算するのですか?

その年の1月1日から12月31日のお取り引き終了までに決済注文が約定した取引の為替差損益とスワップポイントの両方を合計した金額が、その年のFXの取引による「先物取引にかかる雑所得等の金額」となります。

外国為替証拠金取引の所得金額の算出方法

FX所得金額=粗利益-必要経費-損失繰越額

粗利益
1年間に決済した取引の、為替損益を合計したもの。スワップポイントによる利益を含む
必要経費
取引の売買手数料や振込手数料、そのほかの経費など
損失繰越額
前年までの取引による損失。前年までに「損失の繰越控除」の申告をした場合のみ適用される

ソニー銀行のFXについては、未決済建玉の評価損益は所得金額の計算対象とはなりません。

必要経費として認められる可能性があるもの

FX取引のために直接に要した経費に限ります。

通信費 電話・プロバイダ料金
新聞・図書費 専門紙・書籍・雑誌の代金
パソコン購入費 減価償却費として計上
セミナー受講費 それに伴う交通費も
会議費 取引会社との打合せ費用
事務用品費 筆記用具など

必要経費の範囲は明確な線引きが存在しないものもあるので、詳しくは税務署にご確認ください。必要経費を計上する際、基本的には領収書などの証明書類が必要となります。