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外貨間お取り引き

円と外貨のお取り引きばかりでなく、米ドルと米ドル以外の外貨(ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、スイスフラン、香港ドル、ブラジルレアル、中国人民元(CNH)、南アフリカランド、スウェーデンクローナ)といった外貨間のお取り引きが可能です。通貨を乗り換えたいとき、一旦円に戻す必要がありませんので、お取り引きのコストを抑えることができます。

外貨間お取り引きのポイント

ポイント[1]世界標準は米ドルを基準
普段私たちが「ユーロの為替レート」と言えば、たいてい円と外貨の交換レートである対円でのレートのことを指します。しかし、実は、金融機関や機関投資家などが参加する外国為替市場では、米ドルとその他の通貨との交換レートである対米ドルでのレートを指すことの方が一般的です。外国為替市場では「米ドルを売ってユーロを買う」あるいは「英ポンドを売って米ドルを買う」といった取り引きが盛んに行われています。対米ドルで提示される為替レートは、多くの市場参加者にとって最もなじみのあるものだと言えるでしょう。
ポイント[2]円を経由しないお取り引き
個人でも外貨間取り引きを利用できるとすると、どのような使いかたが考えられるでしょうか。
たとえば、米ドルの1年物の定期預金が満期を迎えると仮定してみましょう。そして、この米ドルを今後どのように運用するかを検討した結果、今度は豪ドルの外貨預金にすると決めたとします。つまり、米ドルを豪ドルに交換するわけです。
この外貨から外貨への取り引きは以下の図のように2通りの方法が考えられます。
もし、対円でのお取り引きしかできない場合は、一旦円にする必要がありますので、お取り引きを2度行う必要があります(図1)。しかし、対米ドルでのお取り引きができれば、1度で交換することができます(図2)。
外貨取り引きには必ず為替コストがかかりますが、外貨間取り引きを利用し、取り引き回数を少なくすることで為替コストを抑えることが可能です。
米ドルから豪ドルへの取引
図1:対円取引の場合 1.米ドル売り・円買い  →  2.円売り・豪ドル買い図2:対米ドル取り引きの場合(外貨間取り引き) 米ドル売り・豪ドル買い