近年、麻薬等の不正取引をはじめとする組織的な犯罪が国際的にも拡大しており、こうした犯罪から得た資金の洗浄(「マネー・ローンダリング」といいます)防止、またテロ資金対策等が重要になっています。
「資金の洗浄」とは、犯罪から生じた資金を得た者が、資金の出所や真の所有者をわからなくするために、金融機関の口座への入金、金融商品の購入、口座から口座への資金移動などをすることをいいます。
こうした背景を踏まえ、「犯罪による収益の移転防止に関する法律」(以下、「犯罪収益移転防止法」という)が施行されており、2013年4月1日の改正によりお客さまのお取り引き時確認(従来のご本人であることの確認に加え、ご職業およびお取り引きを行う目的の確認)を行うことが法律上義務づけられることとなりました。
犯罪収益移転防止法では、金融機関がお客さまのお取り引き時確認を行うことができない場合には、お取り引き時確認ができるまでの間、お取り引きに係る義務の履行を拒むことができるとの免責規定が設けられています。
ソニー銀行では、従来より口座開設のお申し込みの際などにお客さまがご本人であることの確認をさせていただいておりますが、「犯罪収益移転防止法」の改正に伴い、ご職業およびお取り引きを行う目的の確認もさせていただくこととしております。