投資信託の基礎セミナー 動画のテキスト版

右にセミナー資料のスライドが表示される。
スライドには、タイトル「投資信託の基礎セミナー」とソニー銀行のロゴが表示されている。
左下に表示されている司会者が話し始める。

司会者
「皆さま、こんばんは。ソニー銀行 コンサルティングプラザの宇賀神と申します。本日はご覧いただきましてありがとうございます。これより、ソニー銀行主催の『投資信託 基礎セミナー』を開催いたします。セミナー予定時刻は19:00から19:30頃を予定しております。
本編に入る前に、皆さまにご案内がございます。セミナーはYouTubeを使用して配信していますが、画質の自動調整により、画面が見えづらい場合がございます。その場合の改善方法として、画質を480ピクセル以上に設定いただくと改善されます。
スマートフォンからご視聴いただいているかたは、画面右上にある、3つ点が並んだアイコンを選択いただき、画質を押してください。
パソコンからご視聴いただいているかたは、画面右下にある、歯車マークの設定を選択いただき、画質を押してください。
そして480ピクセル以上に設定をしていただくと、改善されますのでお試しください。なお、その際にはデータ使用量が増えますので、あらかじめご了承をお願いします。
それでは早速セミナーの本編に移っていきたいと思います。最後までお付き合いのほど、どうぞよろしくお願いいたします。」

スライドが切り替わる
タイトル「資産運用は必要なのか?」
まずは私たちを取り巻く環境を理解しよう!

・長寿社会
人生100年時代に突入
⇒伸びる平均寿命により老後資金の準備がカギになる

・物価変動
インフレーション(物価上昇)により実質的なお金の価値が目減り
⇒日用品、電気・ガス料金、ガソリン代など生活に直結する負担増

・低金利
低金利が長期化している日本
⇒銀行にお金を預けても増やすことは難しい

司会者
「まずは投資信託についての説明を行う前に、最近よく話題にあがる資産運用は必要なのか?このことから確認をしていきたいと思います。
意外に思うかたが多いかもしれませんが「貯蓄から投資へ」と、資産運用の必要性が問われ始めたのは、今から約20年も前に遡ります。昨年の6月に岸田政権がこの「貯蓄から投資へ」の政策について、改めて言及を行ったことで、投資の重要性を知ったかたも多いと思いますが、そもそもなぜ、資産運用が必要?という議論が生まれたのでしょうか?
今の日本を取り巻く環境を紐解くことで理解がしやすくなりますので、スライド記載の内容を確認していきましょう。

長寿社会・物価変動・低金利、この3項目について、ひとつずつ内容を確認していきます。
まず、一番上にある長寿社会についてですが、人生100年時代と言われる日本では、退職後のリタイア生活が長くなることもあり、いかに現役世代のうちに将来の資産を準備・蓄えることができるかがポイントになっています。
次に物価変動は、まさに今皆さまの生活に直結している内容です。日々の生活の中で、食料品、生活用品、ガソリン代など、さまざまな品目の値上がりを痛感している人も多いのではないでしょうか。この先も値上がりを予定しているものが多くあり、物価上昇に歯止めがかからない状況が続いています。これらの物価上昇のことをインフレと呼んだりしますが、最近ではテレビや新聞、ネットニュースでよく話題になっています。このインフレが起こることで、日々の生活が苦しくなるだけではなく、実質的なお金の価値が目減りすると言われています。
最後に低金利についてですが、詳細はグラフをもとに次のスライドで説明していきます。」

スライドが切り替わる。
タイトル「定期預金の金利水準」
1989年12月から2021年5月までの定期預金の金利水準が線グラフで表示されている。
1990年の平均金利は年7.03%、1,000万円を1年間預けてもらえる利息は703,000円(*)
2022年の平均金利は年0.02%(2022年9月現在)、1,000万円を1年間預けてもらえる利息は2,000円(*)

(*)税金・手数料等を考慮していないため、実質的な運用成果を示すものではありません。
(出所)日本銀行「預金・貸出関連統計」預入期間1年以上2年未満、預入金額1千万円以上の定期預金平均金利
1989年12月~1993年9月:国内銀行(信託子会社・外銀信託除く)の平均金利、1993年10月~2021年5月:国内銀行の平均金利
出所:三井住友信託銀行株式会社 三井住友トラスト・資産のミライ研究所に基づきソニー銀行作成

司会者
「この話題を語る際によく比較をされるのが1990年頃の定期預金「年利約7.03%」と現在の水準「年利約0.02%」の差になります。今から約30年前は金融機関にお金を預けているだけで、利息が付く時代がありました。仮に1990年に1,000万円を1年間預け入れすると、貰える利息は約70万円になります。これだけの利息が付く時代であれば、資産運用を行う必要性はあまり感じないですよね。
しかし、バブル崩壊後、日本の定期預金の金利は右肩下がりが続き、銀行に預金を預け入れしているだけでは、資産を増やすことはできなくなりました。そのため、お金の価値を保つためにも別の対策を考える必要性が生じています。
以上のことから、何の手段を講ずることなく、現金で金融資産を持っていることは、将来の生活を考えるうえで不安要素になりかねません。そこで、自分自身の将来の生活に備えて、貯蓄以外の手段を取る、つまり資産運用を行うことがより重要になっています。」

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タイトル「資産運用でお金の寿命を延ばす?!」
ふたつの線グラフが表示される。

左に、見出し「資産を増やして将来使えるお金を育てる」が表示され、1,000万円を30年間、4つ利回りで運用した場合の収益の線グラフが表示されている。金利5%の場合は4,321万円、金利3%の場合は2,427万円、金利1%の場合は1,347万円、金利0.02%の場合は1,006万円。
右に、見出し「資産を増やしながら取り崩すことで使える期間を延ばす」が表示され、元金2,000万円を運用しながら毎月10万円ずつ取り崩した場合の残高推移と0になるまでの期間が表示されている。金利5%の場合は34年6ヶ月、金利3%の場合は22年11ヶ月、金利1%の場合は18年2ヶ月、金利0.02%の場合は16年8ヶ月。

司会者
「では資産運用を行うことで、どのような結果を得られる可能性があるのか、収益イメージを見てみましょう。
あくまでも、シミュレーション上の結果にはなりますが、まずは左側のグラフをご覧ください。仮に1,000万円を30年間、各利回りで運用した場合、利回りの違いによって手元資産の増加率に大きな差が出ることがわかると思います。
次に右側のグラフですが、これは手元資産を運用しながら取り崩しを行った場合のシミュレーションになります。元金2,000万円を定期預金金利程度の利回りで運用しつつ、毎月10万円ずつ取り崩しをした場合には、残高が0円になるまでの期間は16年8ヶ月です。一方で、年利数%で運用を行いつつ、毎月10万円ずつ取り崩しをした場合には、残高が0円になるまでの期間が延びている。つまりお金の寿命が延びていることが確認できると思います。
このように、資産運用を行うことで、資産を増やすだけでなく、お金の寿命を延ばすことができる可能性があること、この点も本日のセミナーをきっかけに覚えていただけければと思います。」

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タイトル「資産運用に対するイメージ」
CONSULTING PLAZAに寄せられるご意見
・初心者には難しそう
・どんな資産・商品を買えばいいのかわからない
・毎日ニュースや新聞をチェックするのはたいへん
・大きな損失を出すのが怖い

司会者
「本日のセミナーをご視聴いただいている皆さまの中には、すでに資産運用の必要性を実感しているかたも多いのではないでしょうか?一方で、いざ資産運用を開始しようと考えた場合、一歩踏み出すことを躊躇してしまうかたもいるかと思います。その理由として『初心者には難しそう、どんな資産・商品を買えばいいのかわからない、毎日ニュースや新聞をチェックするのはたいへん、大きな損失を出すのが怖い』などのイメージがあるからだと思います。」

スライドに「資産運用に対してこんなイメージをお持ちのかたにオススメなのが投資信託です!!」が追加表示される。

司会者
「そこで、資産運用に対してこんなイメージをお持ちのかたにオススメなのが、投資信託になります。
次のスライドからは、投資信託とは何なのか、なぜスライド上のイメージを持っているかたに投資信託がオススメなのか、その理由を解説していきたいと思います。」

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タイトル「投資信託とは?」
投資のプロが運用する商品
投資信託とは、たくさんのお客さまから集めたお金をひとつにまとめて、投資のプロが株式や債券などに投資、運用する商品です。
運用した収益は、お客さまの持ち分(口数)に応じて支払われます。ただし運用の成果によっては元本を下回り、損失が生じることもあります。
投資信託のしくみが簡単な図で表示されている。

司会者
「まず投資信託について、一言で説明すると、投資のプロが皆さまに代わって投資、運用する商品となります。
この『投資のプロが運用する』がキーワードになりますが、投資信託では皆さま個人が、株式や債券などの資産を選び買うのではなく、投資のプロが国内外の株式や債券、リートと呼ばれる不動産の中から選定したパッケージ化された商品を購入することになりますので、」

スライドが切り替わる。
ひとつ前の「資産運用に対するイメージ」のスライドが表示される。

司会者
「先ほどのスライドに記載のある、初心者には難しそう、どんな資産・商品を買えばいいのかわからないという資産運用を開始するにあたってのハードルはぐっと下がると思います。また、毎日ニュースや新聞をチェックするのはたいへんについては、一定金額を毎月購入していく積立投資を行うことで、日々の相場を抑える負担感を軽減することができます。そして、大きな損失を出すのが怖いについても、たくさんある商品の中からリスクがあまり大きくない商品を選んだり、損失を抑えるポイントを踏まえた資産運用を行うことで、ある程度の調整をすることができます。」

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タイトル「投資信託のしくみ」
運用資産は分別管理されている!
投資信託で運用される資産は、すべて信託銀行などで自己の資産と分別して保管・管理されています。
そのため万一、販売会社、運用会社、信託銀行などのいずれかが破たんしても、お客さまの資産は保全されます。
投資信託に関するお金の流れが図で表示されている。

司会者
「投資信託はプロが運用する商品、ということがわかったところで、投資信託のしくみについて説明をしていきます。
スライド上には、投資信託に関するお金の流れを記載しています。左側に記載のあるお客さまは投資家である皆さまのことですが、投資信託販売の窓口となる証券会社や銀行を通して、投資信託を購入します。販売会社に集まったお金は、販売会社で保管をするのではなく、信託銀行に預けられます。そして、実際に投資対象の調査分析、運用を行う運用会社の指示に基づいて、信託銀行が国内外の債券や株式に投資を行います。
このような流れで、投資家が支払った資金が運用に回されていますが、もうひとつポイントがあります。それは、投資信託で運用される資産は、すべて信託銀行などで自己の資産と分別して保管・管理されているということです。そのため万一、販売会社、運用会社、信託銀行などのいずれかが破たんしても、お客さまの資産は保全されます。」

スライドが切り替わる。
タイトル「投資信託のメリット」
大きく分けて3つのメリットがある!

・投資のプロに運用をおまかせできる
投資のプロである運用会社が、明確な投資方針と専門知識を用いて運用を行います。
・少額からスタートできる
まとまったお金がなくても投資信託を活用すれば、少額でも株式や債券などへの運用がスタートできます。
・世界中に分散投資できる
投資信託の種類によっては、世界中から投資対象を選別し、ひとつのファンド(銘柄)の中にさまざまな資産を組み入れたものがあります。そのため、投資対象の資産、国や地域、テーマなど、お客さまの目的や興味にあわせて選べます。

司会者
「では今までの内容をおさらいしつつ、投資信託のメリットをご説明します。
投資信託には大きく分けて3つのメリットがありますが、スライド記載の、プロにおまかせ、少額からスタート、世界中に分散投資、これは投資信託の特徴になります。『プロにおまかせ』は先ほど説明した内容と重複しますが、経済・金融などの専門家が、皆さまに代わって運用します。また、個人では買えない、買いにくい海外の株式や債券、特殊な金融商品への投資も可能になります。
次に、真ん中の『少額からスタート』から説明します。投資信託を始めたいと思った際に、まとまったお金で運用を始めることに抵抗がある人も多いのではないでしょうか?しかし、投資信託は少額から、運用をスタートすることができます。最初から大きな金額で開始をする必要はないため、小さな金額で始めて、投資信託を行いながら資産運用の勉強をしてみたい、というかたも安心できると思います。
最後に『世界中に分散投資』の説明を行います。後ほど詳細の解説を行いますが、上手くリスクをコントロールし、仮に損失が出た際にも損失を抑えるためには、世界中に分散投資をすることがポイントになります。この分散投資については投資対象国を日本国内だけにせず、先進国などの日本国外にも投資を行うことや、投資資産を株式だけでなく債券やREITを含むことが該当します。
つまり、投資対象国や投資資産をお客さまの目的や興味にあわせて選択することができる点もメリットになります。
何となく投資信託についてイメージができてきましたか?次のスライドからは、投資信託の投資対象資産やそのリターン、リスクの関係性を説明していきます。」

スライドが切り替わる。
タイトル「投資信託の投資対象とは?」
債券、株式、REITなどに投資を行うのが一般的!

債券
国や一般企業などが資金を調達するために発行します。「債券に投資する」ということは、「国、企業などにお金を貸す」ということです。
株式
一般企業が投資家から資金を調達するために発行します。「株式に投資する」ということは企業に出資をする(会社の一部を買う)ということです。
REIT
投資家から集めた資金を主に不動産などで運用する金融商品です。「リートに投資する」ことは、「間接的に不動産のオーナーになる」ということです。

司会者
「投資信託の投資対象は、一般的に債券、株式、REITがメインになります。それぞれの名称を聞いたことはあるけれど、違いがわからないというかたもいると思いますので、簡単に用語の解説を行います。
一番上に記載のある債券は、国や一般企業などが資金を調達するために発行するもののことをいいます。そして債券に投資するということは、国、企業などにお金を貸すということです。
真ん中に記載のある株式とは一般企業が投資家から資金を調達するために発行するもののことをいいます。株式に投資するということは企業に出資をする、つまり会社の一部を買うということになります。
最後にREITについてですが、REITとは投資家から集めた資金を主に不動産などで運用する金融商品のことになります。リートに投資することは、間接的に不動産のオーナーになることです。
このような投資対象の中から、投資のプロが、個別の投資信託、それをファンドと言っていますが、そのファンドごとの運用の方針に基づいて、国内の債券なのか、海外の株式なのか、皆さまの代わりに選択をしています。
では、安定的な運用を希望するかたにはどんな資産が向いているのか、もしくはリターンが欲しいかたにはどんな資産が向いているのか、投資信託のリスクを理解したうえで、債券や株式の各資産別のリターン、リスクの分布図を確認していきたいと思います。」

スライドが切り替わる。
タイトル「投資信託におけるリスクとは」
「リスク」=「危険」ではない?!
価格のブレが大きいファンドAと価格のブレが小さいファンドBの値動きがグラフに示されている。

司会者
「最初にリスクという単語の確認を行います。日常生活でリスクという単語は、危険の意味で用いることがほとんどだと思います。しかし、資産運用の世界や投資信託の世界でリスクの意味は、ブレの大きさの意味で用いることになります。」

スライドに「リスク」=「ブレの大きさ」が追加表示される。

司会者
「スライド上にはABふたつのグラフで記載をしていますが、より振れ幅の大きいファンドAの方がファンドBよりもリスクが高い、ということになります。リスクが高いことが悪いことではないのですが、例えば安定的な運用を目指しているかたが、リスクの高い、つまり振れ幅の大きいAの方を選択してしまうと、当初想定よりも損失が大きくなってしまったなど、想定しているような安定的な運用を行うことができない可能性もあります。逆も然りで、リターンを求めているかたが、リスクの低い、つまり振れ幅の小さなBを選択してしまうと、希望通りに資産を増やすことができないという結果になることもあります。」

スライドが切り替わる。
タイトル「投資信託のリスク」
一般的なリスクを理解しよう!

株価変動リスク
株式発行体の経営、財務状況、国内外の経済情勢
金利変動リスク
金利上昇すると債券価格低下、金利低下すると債券価格上昇
為替変動リスク
円高になると円換算価格低下、円安になると円換算価格上昇
信用リスク
有価証券発行体の信用度が取引の価格に影響する場合も
流動性リスク
金融市場取引量の活況度が取引の価格に影響する場合も
カントリーリスク
投資対象国や地域における政治情勢、経済情勢

出所:NTTデータエービック「Wealth Concierge」に基づきソニー銀行作成

司会者
「そしてこのリスク、振れ幅が生じる原因は主にスライド記載の6つの内容に起因します。
例えば、ある企業の株価が上下することや各国の金利が上下すること、円高円安などの為替相場が動くことで、投資信託の価格、いわゆる基準価格も変動します。一つひとつのリスク要因を細かく覚えるというよりは、さまざまなリスクが存在しており、それによって日々投資信託の価格が変動していることをおさえてください。
では投資信託にリスクが存在する理由を確認したところで、リターン、リスクの分布図を確認しましょう。」

スライドが切り替わる。
タイトル「各資産のリターン/リスク分布図」

各資産のリターンおよびリスクの分布を示した図が表示される。
右に行くほどリスクが大きく、上に行くほどリターンが高い。
資産は、左下から右上に向かって、国内債券、先進国債券、新興国債券、国内株式、国内REIT、先進国株式、先進国REIT、新興国株式が表示されている。

出所:NTTデータエービック作成資料をもとにソニー銀行作成
信頼できると思われる各種データの過去の運用成績に基づくイメージ図であり、将来の運用成果を保証するものではありません。
参考指数:【国内債券】野村BPI(総合)、【国内株式】TOPIX(配当込み)、【国内REIT】東証REIT指数(配当込み)、【先進国債券】FTSE世界国債(除く日本)<円ベース>、【先進国株式】MSCI世界株式(除く日本・配当込み)<円ベース>、【先進国REIT】S&P先進国REIT(除く日本・配当込み)<円ベース>、【新興国債券】JPMGBI-EMGLOBALDICERSIFIED<円ベース>、【新興国株式】MSCIエマージング株式(配当込み)<円ベース>
4資産均等:国内債券、国内株式、先進国債券、先進国株式にて構成し試算

司会者
「まずは一般論からの説明になりますが、リターンとリスクには相関関係があると言われています。つまりローリスクハイリターンのものはなく、ローリスクはローリターン、ハイリスクはハイリターンが基本になります。では、先ほどご紹介した3つの資産「債券、株式、REIT」をリターン、リスクの関係に当てはめると、どうなるでしょうか?
債券はリスクが低く、株式・REITはリスクが高い資産に分類することができます。投資先の国内国外もリターン、リスクの関係に当てはめると、国内の方がリスクが低い傾向にあります。
いかがでしょうか?ご相談の際に、よくお客さまから「米国の株式はリスクが低いと思っていた」とお話しいただくことがありますが、「米国の株式」は右から3番目に位置している「先進国株式」に該当します。米国がこれまで安定した成長をしてきたこと、これからも成長が見込まれることから、比較的リスクが低いと言われているのは事実ですし、新興国の株式と比べればリスクが低いのも事実ですが、日ごろ、米国の株価が続落だったり、そこからの反発といったニュースがある通り、株式である以上は、相応にリスクの高い資産であるといえます。
このような分布図を頭の中にイメージできるようになると、自身の運用方針に近い資産を選択することができるようになるため、最初はこの配置からリターン、リスクの関係を覚えてもいいかもしれません。

また別の見方をしてみると、投資信託は複数の資産を組み合わせることができるため、ひとつの商品で先進国株式と国内株式を含んでいる商品を選択することもできます。このように、複数の資産を組み入れている商品をバランスファンドと言ったりします。このバランスファンドの中でも、分散投資をシンプルにわかりやすくしたものが4資産均等になります。文字だけで見るとイメージがしづらいかもしれませんので、隣に円グラフを表示してみます。」

スライドの各資産のリターン、リスク分布図の隣に、4資産均等の配分を示した円グラフが追加表示される。
円グラフは、先進国株式、先進国債券、国内債券、国内株式がそれぞれ25%で表示されている。

司会者
「4資産の内訳は、右上から時計回りに先進国株式、先進国債券、国内債券、国内株式になります。そしてこの4つの資産をそれぞれ25%の配分で組み合わせるのが、4資産均等になります。4つの資産に均等に投資をすることで、リスクを抑えつつ、一定のリターンも期待する、そのようなイメージになります。」

スライドが切り替わる。
タイトル「リスクと付き合う3つのポイント」
効果的な方法を活用することで、安定的な運用を目指すことができる?!

投資先、地域を分散
金融・経済のトレンドをとらえて資産を選ぶことは難しいため、株式や債券、REITなどといった異なる性質を持つ資産を組み合わせると効果的です。資産だけでなく、海外など異なる投資先地域(通貨)を組み合わせることもできます。
時間を分散
一括投資を行う場合、購入時期によっては、マイナスを抱える期間が長くなることもあります。買うタイミングを分散することで、平均購入単価を抑える効果が期待できます(ドルコスト平均法)。
長期投資
同じ運用目標であっても運用期間が短くなるほどとるべきリスクリターンが大きくなります。とるべきリスクを抑えた運用を目指すなら、運用期間は長く考えておきましょう。

出所:NTTデータエービック「Wealth Concierge」に基づきソニー銀行作成

司会者
「では次に考えたいことは、排除することのできないリスクとの付き合い方です。今まで、スライド左に記載のある「投資先、地域を分散」について説明を行いましたが、そのほかにリスクと付き合う方法がふたつあります。それはスライド中央記載の時間を分散、および右側の長期投資になります。時間を分散、長期投資についても説明を行います。
まず時間を分散についてですが、例えば100万円分の投資信託を購入しようと思った際に、100万円分を一括購入するのではなく、購入タイミングを10回に分けて、毎月10万円ずつ分割購入するイメージになります。なぜ購入タイミングを複数回に分けた方がいいのか疑問に思ったかたもいるのではないでしょうか。理由としては、購入タイミングを分散することで、平均購入単価を抑える効果が期待できるからと言われています。この平均購入単価を抑えることを目的にしているのが、いわゆるドルコスト平均法になります。
そして長期投資については運用期間を1ヶ月、1年のような短期スパンで考えるのではなく、運用期間を5年、10年といった長期スパンで考えることで、同じ運用目標であっても運用期間を長くすればするほど取るべきリスクリターンが小さくなると言われています。
以上の3つのポイントを複数組み合わせることは、安定的な運用に寄与することができると言われています。これから投資信託の購入を考えているかたは、ぜひご参考にしてください。」

スライドが切り替わる。
タイトル「投資信託にかかる主な費用」
3つの費用を把握しよう!

販売手数料
かかるタイミング:購入時
負担方法:直接
費用の説明:
・販売会社が受け取る手数料です。ファンドごとや購入金額ごとに異なります。
・ソニー銀行では、すべてのファンドの販売手数料が無料です。

信託報酬(運用管理費用)
かかるタイミング:保有時
負担方法:間接
費用の説明:
・ファンドの運用や管理の報酬として信託財産(ファンドの資産)の中から差し引かれます。
・ファンドごとに年率△%などと料率が定められており、それを日割り計算して日々ファンドから差し引かれます。
・基準価額(*)は、この信託報酬を差し引いた後の価格です。

信託財産留保額
かかるタイミング:売却時
負担方法:直接
費用の説明:
・中途換金による有価証券の売却コストなどを、換金するお客さまにご負担いただくためのものです。
・信託財産留保額は、売却時の基準価額に対して一定率(基準価額×△%)で計算します。
・信託財産留保額は、徴収するファンドと徴収しないファンドがあります。

(*)基準価額:投資信託の値段のこと。

司会者
「次は投資信託にかかる費用についての説明を行います。
先ほどまでの投資信託のリスクとの付き合い方から、少し話が変わりますが、皆さまは投資信託には、一般的に3つの費用がかかることを知っていますか?
一般的には購入時、保有時、売却時のこの3つのタイミングで、費用が発生することをおさえてください。それぞれ、購入時には販売手数料、保有時には信託報酬、売却時には信託財産留保額がかかります。販売手数料は投資信託の販売会社である金融機関ごとに費用がかわりますし、信託報酬、信託財産留保額はファンドによって費用がかわります。
なお、ソニー銀行ではすべてのファンドの販売手数料が無料です。
スライドには記載をしていませんが、購入した投資信託が利益が出た際や分配金と呼ばれる配当のようなものが支払われた際には、この3つの費用とは別に税金がかかることもあります。投資信託にかかる費用、そして税金については知らないかたも多い内容になりますので、ご不明点があればお気軽にお問い合わせください。」

スライドが切り替わる。
タイトル「まとめ」

・資産運用が必要と言われている背景を理解しましょう
・投資信託の全体像を把握しましょう
・リスクとリターンの関係性をおさえましょう

次の「Stepは」の説明は空欄になっている。

司会者
「本日のまとめになります。
資産運用が必要と言われている背景、投資信託の全体像、投資対象資産のリターンとリスクの関連、とご紹介を行いましたが、いかがだったでしょうか。ここまでの内容をしっかりおさえることができていれば、投資信託を開始するまでの基礎は理解できています。
では皆さまが次に行うステップは何になるでしょうか?」

スライドに「次のStepは」の内容が追加表示される。
自分にピッタリあった商品を選定する!
しかし、資産運用や投資信託への知識が深まっても自分にピッタリあった商品を選ぶことは難しい。。
では、どうすれば商品を選ぶことが出来るようになるのか?

司会者
「それは、自分に合った商品を選定することになります。しかし、投資信託の知識が深まっても自分にピッタリ合った商品を選ぶことは難しいです。では、どうすれば次のステップである、商品選定を行うことができるのか?自分にピッタリの投資信託を選んで資産運用を始めたいかたは、CONSULTING PLAZAまでご相談ください。」

スライドに「CONSULTING PLAZAにご相談ください!!」が追加表示される。

司会者
「次のスライドからは、その理由とCONSULTING PLAZAで行っているご提案の一部をご紹介させていただきます。」

スライドが切り替わる。
タイトル「CONSULTING PLAZAのご提案」
リスク許容度から考える(5つの質問抜粋)

CONSULTING PLAZAで実施しているカウンセリングの画面が表示されている。
質問「100万円を1年間投資した場合、利益と損失のイメージとして最も近いものはどれですか?」と選択肢5つが表示されている。
「91万円~115万円」
「88万円~120万円」
「85万円~125万円」
「82万円~130万円」
「79万円~135万円」

司会者
「CONSULTING PLAZAで必ず確認をしていただいているのが、お客さま自身のリスク許容度です。
スライド上にあるような5つの質問事項にご回答いただくことで、資産運用を行った際の利益と損失のイメージをつかんでもらっています。逆に言えば、自身のリスク許容度を確認する、この工程を飛ばして商品選定を進めてしまうと、自身の持つリスク許容度以上の商品を選んでしまうことになりかねないため、想定以上の損失が出た際、損失に耐えられなく、売却などの行動に繋がってしまう恐れがあります。」

スライドが切り替わる。
タイトル「CONSULTING PLAZAのご提案」
資産運用シミュレーションから目標利回りを算出する

CONSULTING PLAZAでお客さまへのご提案の際に使用するシミュレーション画面イメージが表示されている。
画面イメージには、運用期間、最初に投資できる金額、毎月の積立金額を入力して、資産運用をシミュレーションする画面が表示されている。

司会者
「お客さま自身のリスク許容度を把握していただいたうえで、次に行うのが、資産運用の目標であるいくら資産を増やしたいか、そのためにはどのような期間、いくらずつ積み立てをしていく必要があるか、をシミュレーションをもとに確認を行っています。シミュレーションを行うと、目標金額を達成するための目標リターンがわかってきます。そしてリスク許容度、目標リターンが明確になることで、」

スライドが切り替わる。
タイトル「CONSULTING PLAZAのご提案」
リスク許容度と目標から商品を選ぶ

左から順に、慎重運用型、安定バランス運用型、バランス運用型、積極バランス運用型、利益追求運用型の運用タイプが表示されている。左に行くほど目標利回りは低く、債券、国内の比率が高くなり、ローリスクローリターンで、右に行くほど目標利回りは高く、株、REIT、海外の比率が高くなり、ハイリスクハイリターンである。

司会者
「スライドのような、お客さまの意向にあった資産配分をご提案することができるようになります。ここまで、アドバイザーである私たちと一緒にご確認いただくことで、お客さまにピッタリ合った商品はだいぶ絞れてきます。しかし、お客さまにピッタリ合った商品を選ぶために、さらにCONSULTING PLAZAでは、このようなご提案を行っています。」

スライドが切り替わる。
タイトル「CONSULTING PLAZAのご提案」
ライフプランニングを実施し、ゴールから逆算する

CONSULTING PLAZAでお客さまへのご提案の際に使用するキャッシュフロー表と収支詳細のシートが表示されている。

司会者
「ライフプランニングを実施し、ゴールから必要資産を逆算する資産運用提案です。お客さま一人ひとりのライフプランをアドバイザーと一緒に確認することで、資産運用を行う目的は何か、お客さまにとってのゴールは何か、そのためにはいくらお金が必要なのか、を目視化することができるようになります。
そして、資金計画を目視化することができれば、将来いくらの資金が必要なのかの必要金額を明確にすることができます。」

スライドが切り替わる。
タイトル「CONSULTING PLAZAのご提案」
ライフプランニングを確認することで、

CONSULTING PLAZAでお客さまへのご提案の際に使用するシミュレーション画面イメージが表示されている。
画面イメージには、運用期間、最初に投資できる金額、毎月の積立金額を入力したことで、目標を達成するための資産運用プランが表示されている。当初、目標金額は2,000万円となっている。

司会者
「例えば、将来2,000万円貯めたいと思っていたかたが、ライフプランニングを行ったことで、実際は3,000万円必要であるとわかったとします。必要金額が変われば運用期間や初期投資額、毎月の積立金額を変更する必要が出てきたり、もしくは目標リターンもあわせて見直しが必要なケースもあります。」

スライドの目標金額が、2,000万円から3,000万円が必要なケースに更新されている。

司会者
「このように、ライフプランニングを実施することで、お客さまにとって本当に必要な金額はいくらなのか、その金額に向かってどのような運用を行っていくのかを考えることで、お客さまにピッタリ合った資産運用を行うことができるようになります。
ひとりで考えていても最適な答えを導くことは難しいため、自分に合った商品を選びたいかたはお気軽にCONSULTING PLAZAまでご相談ください。また本日のセミナーをご視聴いただき、セミナー内容をもっと詳しく知りたいなどの個別説明をご希望のかたもお気軽にCONSULTING PLAZAまで相談いただければと思います。」

スライドが切り替わる。
タイトル「相談窓口 CONSULTING PLAZA」

資産運用相談
CONSULTING PLAZAの専任アドバイザーによる資産運用相談
住宅ローン相談
CONSULTING PLAZAの専任アドバイザーによる住宅ローン相談

CONSULTING PLAZAでの相談イメージ写真が表示されている。

司会者
「ソニー銀行の相談窓口 CONSULTING PLAZAについて簡単に簡単にご紹介をさせていただきます。
ソニー銀行の相談窓口 CONSULTING PLAZAでは、専任アドバイザーが、お客さまから直接、資産運用相談、住宅ローン相談を承っております。本日のセミナーをご視聴いただき、実際にご相談をしてみたいと思っていただけたかたは、アドバイザーと直接相談ができる相談窓口のCONSULTING PLAZAをいつでもご利用ください。」


スライドが切り替わる。
タイトル「ご予約方法」

ソニー銀行のウェブサイトトップページの画面イメージが表示されている。
ページ中段の「資産運用・住宅ローンのご相談」を押下することが示されている。

司会者
「ご相談につきましては完全予約制となります。
ご予約方法は、ソニー銀行 サービスサイトより、ピックアップ商品・サービスの一覧右下にある、資産運用・住宅ローンのご相談をクリックいただき、ページ中ほどのオンライン相談よりご予約に進んでください。皆さまからのご予約をお待ちしております。」

スライドが切り替わる。
タイトル「ソニー銀行のご案内」
ソニー銀行で始める投資信託

・ソニー銀行ではすべてのファンドの販売手数料が無料!
・月の積み立ては1,000円から設定可能!
・他の金融機関から無料で、自動入金サービス(おまかせ入金サービス)も利用できる!

司会者
「セミナーの最後に、ソニー銀行で始める投資信託について簡単にご紹介をさせていただきます。

先ほど、投資信託の費用について説明を行いましたが、ソニー銀行ではすべてのファンドの販売手数料が無料になっています。
また、これから投資信託を始めたいかたは、最初から大きな金額で始めるのは少し心配というかたもいると思いますので、月々の積立購入が1,000円からできるようになっています。そして、毎月積立で投資信託を購入したいと思うかたへのサービスとして、おまかせ入金サービスというものを準備しています。」

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タイトル「ソニー銀行の便利なサービス」
資産運用×おまかせ入金サービス

お客さまの声が表示されている。
「ソニー銀行で外貨預金、投資信託の積み立てを利用しています。毎月ソニー銀行の口座に積み立ての資金が必要だけど、私はおまかせ入金サービスを利用しているので一度設定するだけで、給与振り込み用の他の金融機関の口座から、毎月無料でソニー銀行の口座に自動的に入金することができるので便利です。」

司会者
「おまかせ入金サービスは対象となる他の金融機関の口座から、無料でソニー銀行の普通預金口座に自動的に入金することができる、非常に便利なサービスです。積み立てとあわせて利用すると資産運用の自動化ができますのでぜひご活用ください。」

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タイトル「ご留意事項」
投資信託に関するご留意事項

投資信託は預金ではなく、預金保険の対象ではありません。
ソニー銀行でご購入いただいた投資信託は投資者保護基金の対象とはなりません。
投資信託には元本保証はありません。
投資信託は投資した証券等の価格の下落や外国為替の変動により、その基準価額が下落して購入金額を下回る場合があります。
ご購入の際には、必ず「目論見書」をご覧ください。

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白地にソニー銀行のロゴが表示されている。

司会者
「それでは本日のセミナーは以上となります。最後までご清聴いただきましてありがとうございました。」

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