意外と知らない!団体信用生命保険の選び方 動画のテキスト版
右にセミナー資料のスライドが表示される。
スライドには、タイトル「意外と知らない!団体信用生命保険の選び方」とソニー銀行のロゴが表示されている。
左下に表示されている司会者が話し始める。
司会者
「皆さま、こんにちは。ソニー銀行 コンサルティングプラザの高木と申します。
本日はご覧いただきましてありがとうございます。
これより、ソニー銀行主催の『意外と知らない!団体信用生命保険の選びかた』セミナーを開催いたします。本セミナーは30分前後を予定しております。
本編に入る前に、皆さまにご案内がございます。セミナーはYouTubeを使用して配信していますが、画質の自動調整により、画面が見えづらい場合がございます。その場合の改善方法として、画質を480ピクセル以上に設定いただくと改善されます。
スマートフォンからご視聴いただいているかたは、画面右上にある、3つ点が並んだアイコンを選択いただき、画質を押してください。
パソコンからご視聴いただいているかたは、画面右下にある、歯車マークの設定を選択いただき、画質を押してください。
そして480ピクセル以上に設定をしていただくと、改善されますのでお試しください。なお、その際にはデータ使用量が増えますので、あらかじめご了承をお願いいたします。
それでは早速セミナーの本編に移っていきたいと思います。
本日は、住宅ローンを利用するうえでほとんどのかたが加入する、団体信用生命保険について、お話していきます。近年、団体信用生命保険は充実した内容となっていますが、何を選択したらいいのかわからない、内容が理解しにくい、というお声を多くいただいています。本当に必要な保険の内容は何なのか、選択する基準についてお話していけたらと思います。最後までお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。
本日の目次です。」
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タイトル「目次」
1.団体信用生命保険とは
2.日本人の病気の状況
3.就労世代で病気になったら起こるリスク
4.団体信用生命保険の選びかた
5.正しい選択のための解決方法
司会者
「セミナー前半では団体信用生命保険のしくみと、病気の状況を確認していきます。後半にかけて、就労世代で病気になったときのリスクと、団体信用生命保険の選びかた、解決方法についてお話していきます。」
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タイトル「団体信用生命保険とは」
住宅ローンの返済中に、契約者が万一(死亡・高度障害・リビングニーズ)のとき、保険会社から金融機関に対して住宅ローンの残高が弁済される住宅ローン専用の保険。
契約者=金融機関
被保険者=ローンを組むかた
保険金受取人=金融機関
保険金=ローン残高
任意加入となっている金融機関も一部あり
金融機関ごとに保険会社が異なる
司会者
「まず、団体信用生命保険についてどんな保険なのかしくみを説明します。住宅ローンの返済中に、ローンを組む契約者のかたが万一のとき、保険会社から金融機関に対して住宅ローンの残高が弁済される、住宅ローン専用の保険です。この死亡や高度障害、リビングニーズは基本的に一般団信と言われています。高度障害、リビングニーズは聞いたことがないかたもいらっしゃると思いますので、後ほどご説明いたします。
住宅ローン専用というとわかりづらいかもしれませんが、簡単に言うと、団体信用生命保険の契約者は金融機関となり、被保険者はローンを組む皆さま、保険金受取人は金融機関、保険金は住宅ローンの残高となります。
では次に、高度障害とリビングニーズについて確認しておきましょう。」
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スライド資料内容
高度障害の例
・両眼の視力を全く永久に失ったもの
・言語またはそしゃくの機能を全く永久に失ったもの
・中枢神経系または精神に著しい障害を残し、終身常に介護を要するもの
・胸腹部臓器に著しい障害を残し、終身常に介護を要するもの
・両上肢とも、手関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの
・両下肢とも、足関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの
など
リビングニーズ特約
保険期間中に医師の診断書などで、保険会社により余命6ヶ月以内と判断されたとき
司会者
「まずは高度障害ですが、よくご相談の中で「高度障害って働けなくなったときや寝たきりのこと?」などご質問をいただくことがありますが、回答は違います。高度障害の例としてはこのようなものがあります。
ちなみに、国が定める身体障害者福祉法で身体障害等級1級に該当しても、この高度障害状態に該当しない場合は、団体信用生命保険の保障は対象外になります。
また金融機関によっては一般団信にリビングニーズ特約というものが付帯しています。リビングニーズは医師から余命半年以内と診断された場合のことで、その状況でもローン残高が保障される、という内容になっています。
この一般団信には、追加で特約を付帯することができます。お客さまの意向に合わせた団信を選択していくのが一般的となっています。」
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タイトル「団体信用生命保険特約の種類」
最近の団信はレパートリーが豊富になっている
病気に対する保障
・がん
・三大疾病
・八大疾病
・生活習慣病
病気以外の保障
・身体障害保障
・介護保障
・就業不能保障
司会者
「最近の団体信用生命保険は、がんを中心に心疾患と脳血管疾患を加えた三大疾病、高血圧疾患や糖尿病など、さらに病気の幅を広げた八大疾病などがあります。そして介護状態や就業不能状態となったときの保障など、レパートリーが豊富になっており、各社でさまざまな商品ラインアップを取り揃えています。そのため、選択肢が増えたことで、どのように選んだらいいのか迷われるかたが多いように感じます。
たくさんの保障がありますが、整理してみると、病気に対する保障のものと病気以外の保障のもの、大きくふたつに分けることができます。それでは、商品の内容について、主な違いはどのようなものでしょうか。」
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タイトル「団体信用生命保険の商品内容の違い」
主に異なる部分は「支払いコスト(上乗せ金利)」「対象となる病気」「保障される条件」の3つ。
あなたは、何を優先して選択しようと思っていますか?
司会者
「商品の違いは主に表示の3つです。
まずは支払いコスト。金利に上乗せして支払うことが一般的となっています。例えばソニー銀行では、金利上乗せがない商品から0.1%、0.2%上乗せのものをご用意しています。
次に、対象となる病気の範囲。これは前のスライドで見たどの病気を対象とするかということですが、ソニー銀行ではがん団信、3大疾病、10項目の病気に対する生活習慣病を用意しています。
そして保障される条件。例えばがんを対象の病気とした場合、がんと診断されたら保障となるのか、手術、入院をしたら保障となるのか、ということです。ソニー銀行では、がんの場合は悪性新生物と診断された時点で50%、もしくは100%残高保障となるものを用意しています。
さて、皆さんはこの項目に対して、何を優先して選択したいと思いましたか?
なるべく余計なお金をかけないこと、支払いコストを優先したいですか?それよりも対象となる病気を広くすることや、保障される条件が良いものを優先したいと考えますか?
ここで参考までに実際にソニー銀行で借り入れしたお客さまが、どのようなことを考えて団信を選択されているか見てみましょう。」
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タイトル「がん団信50を選択した主な理由は?」
1.金利が低いことを優先
2.がん保険、医療保険にすでに加入している
3.なるかわからない病気に対して上乗せしたくない
4.貯蓄でなんとかなると思う
司会者
「ソニー銀行はネット銀行ですので、自分で判断して保障内容を決めた人が圧倒的に多い状況です。そしてその結果として、金利上乗せのないがん団信50を選択しているかたの、選択した理由についてを挙げてみました。
主な理由は金利が低いことを優先したり、一般の医療保険に加入しているためいらないと判断した、また、将来なるかわからない病気に対して金利上乗せしたくないというかたや、貯蓄をしっかりしているので、病気になったとしてもなんとかなると思うといった内容が多い理由のようです。
この主な代表的な理由について、金利が低いことを優先するのと、金利上乗せをして特約をつけるのとではどれくらいの違いがあるのでしょうか。またがん保険、医療保険に加入していることで安心できるのでしょうか。
住宅ローンの金利は、少しでも低い方が良いと思うのは当然のことですよね。まずはひとつめの支払い金利の部分から、ひとつずつ確認していきたいと思います。」
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タイトル「団体信用生命保険の上乗せ金利」
借り入れ金額3,000万円、返済期間35年ボーナス返済なしの例
金利上乗せなし(がん団信50)の場合
金利:年0.397%
総返済額(端数切り捨て):3,280万円
月々返済:76,517円
金利+年0.1%上乗せ(がん団信100)の場合
金利:年0.497%
総返済額(端数切り捨て):3,335万円
月々返済:77,835円
年0.1%の差額:1,318円
金利+年0.2%上乗せ(3大疾病団信)の場合
金利:年0.597%
総返済額(端数切り捨て):3,391万円
月々返済:79,168円
年0.2%の差額:2,651円
※金利は仮定のものです。
司会者
「ではどれくらい返済にインパクトがあるのか、まずは上乗せ金利の差額を見てみましょう。借り入れ金額3,000万円、返済期間35年、ボーナス返済なしの場合、年0.397%から年0.1%を上乗せした月々の返済額はプラス1,318円となっています。さらに年0.2%の場合は2,651円。いかがでしょうか。これって置き換えて考えるとランチ3回分くらいでしょうか。とても大きな負担と思われがちですが、月々の返済額として見るとこの程度となります。
続いてがん保険、医療保険に加入しているかたは、がんや三大疾病の保障はいらないのかということを見ていきましょう。」
スライドが切り替わる。
タイトル「一般の生命保険との違い」
同じ「保険」でも中身が異なる、「団体信用生命保険」と「生命保険」
団体信用生命保険
保障額:住宅ローンの残高
保障期間:住宅ローンの返済期間中のみ
保険料:金利上乗せ(年齢、性別による違いはない)
中途解約・変更:一般的に、加入後の内容変更や見直しは難しい
一般の生命保険
保障額:保障額を自分で決める
保障期間:自由に設定できる(一生涯など)
保険料:年齢、性別、保障期間によって異なる
中途解約・変更:中途解約、変更可能
司会者
「ご存知のかたもいらっしゃると思いますが、一般の生命保険との違いを見てみましょう。まず生命保険に加入する目的は、万一のとき本人や残された家族のために生活費や教育費の部分について備えるということだと思います。そのため、いくらを保障額とするのかは自身で決めるものですが、団体信用生命保険は先ほどお伝えした通り、住宅ローンの残高保障という内容に限定されています。
他にも、生命保険は保障期間を自由に設定できますが、団体信用生命保険は住宅ローンを完済したら保障は終了します。さらに保険料、加入後の内容変更についても異なっています。
同じ保険でも中身は全く違うことがおわかりいただけたでしょうか。そのため、団体信用生命保険は途中で基本的には変更ができないので入口の段階で決める必要があります。
ではがん保険や医療保険に加入しているから大丈夫、ということについて、一般的にがんを含む三大疾病で受け取れる保険金額がいくら受け取れるかということですが、」
スライドが切り替わる。
タイトル「保障額の差を比較」
保険の診断給付金でなんとかなる?
一般的な三大疾病の保険:診断給付金20~200万円
司会者
「一般的な三大疾病の保障内容は診断給付金として数十万円から数百万円の受け取りをするというものになっています。一方で団体信用生命保険の特約の場合は、」
スライド資料に「団体信用生命保険の保障:住宅ローンの残高はいくら??」と追加表示される。
司会者
「100%保証する内容の団体信用生命保険であれば、ローン残高の100%を保証するものとなりますので、具体的には住宅ローンの残高が3,000万円あれば100%の3,000万円を保険会社が弁済してくれます。
数百万円の受け取りと数千万円の保障。金額の大きさが違いますね。一般的な三大疾病保険の給付金は、住宅ローンの大きな返済に充てられる範囲のものではありません。そして団体信用生命保険はあくまで住宅ローン残高保障のみのため、病気になったときの生活費をどうするのかということは、その後の収入や支出、受け取れる保険金を含めて切り離して考える必要があるのです。
それでも具体的に病気になったら本当に生活に影響が出るのかイメージがつかないかたが多いと思います。なぜなら、住宅購入を検討している皆さまは、現在健康で病気ではない人が多いと思いますし、将来病気になること自体、今はイメージもつかないと思います。次のスライドからがんやその他の病気について、最近の状況をみていきます。」
スライドが切り替わる。
タイトル「日本人の病気の状況」
三大疾病が原因で死亡する割合が半分以上いる状況
悪性新生物:27.6%
心疾患:15%
脳血管疾患:7.5%
老衰:9.6%
肺炎:5.7%
その他34.6%
悪性新生物、心疾患、脳血管疾患で50%を越えている
出典「令和2年(2020年)人口動態統計月報年計(概数)の概況」
司会者
「このスライドは日本人の死因別死亡割合です。がん、心疾患、脳血管疾患、これらの病気は日本人の死亡原因の上位を占めており、日本人の死因の約50%がこの三大疾病によるものとなっています。
そして、ソニー銀行は3大疾病も含まれた団体信用生命保険を用意しています。三大疾病それぞれの状況を確認してみましょう。」
スライドが切り替わる。
タイトル「三大疾病の状況/年齢別総患者数」
Point!患者数においては、がん・心疾患において就労世代から一定数いる状況。
悪性新生物、心疾患、脳血管疾患の性別/年齢別の患者数を表すグラフがそれぞれ表示されている。
3つとも60から70代の患者数が一番多い。
脳血管疾患については40代までの患者数が極めて少ないものの、悪性新生物、心疾患については30代から徐々に患者数が増え始めている。
厚生労働省「令和3年患者調査」よりソニー銀行作成
司会者
「こちらのグラフは三大疾病において、厚生労働省が毎年10月に調査している、年齢別総患者数です。この資料でわかることは患者数は若年層から一定割合いるということです。
就労世代、いわゆる65歳未満で見ると、特にがんと心疾患は30代あたりから上昇しています。誰かが病気になっているけれど、それは今自分ではないということですね。」
スライドが切り替わる。
タイトル「三大疾病の状況/年齢別死亡率」
Point!死亡率は50代以降に上昇している。
悪性新生物、心疾患、脳血管疾患の年齢別の死亡者数を表すグラフがそれぞれ表示されている。
3つとも50代から徐々に死亡率が上がってきている。
厚生労働省「令和3年患者調査」よりソニー銀行作成
司会者
「続いてこちらは三大疾病の年齢別死亡率です。ご存知の通り年齢によって病気の死亡率は変わってきます。共通して言えることは、50歳未満の場合、死亡率は極端に少ないことがどの病気でもわかりますね。主に死亡率が上昇してくるのは50代からとなっています。
この2つのスライドで、死亡率は50代以降に増えていますが、病気罹患するのは就労世代でも可能性があることがわかりました。一定の年齢まで死亡率が低いのは、医療が発達していることが関係しているからでしょう。では病気になると実際どのような治療と期間が必要となるでしょうか。」
スライドが切り替わる。
タイトル「三大疾病の状況/入院と治療」
Point!入院日数は特に脳梗塞が長い。介護状態の場合、家族のサポートが必要となる可能性がある。
三大疾病の主な治療
がん:外科治療、薬物療法、放射線治療、ホルモン治療
心疾患:薬物療法、外科手術、血栓溶解療法、冠動脈形成術
脳血管疾患:t-PA投与、薬物療法、脳神経外科手術
三大疾病による平均入院日数のグラフ
脳血管疾患が一番長く80日程度、がんは20日程度、心疾患は25日程度のグラフが表示されている。
「令和2年(2020年)人口動態統計月報年計(概数)の概況」よりソニー銀行作成
司会者
「入院と治療についてのスライドです。ご参考までに三大疾病の主な治療を記載しています。
右側の入院期間ですが、一目で脳血管疾患が長いことがわかります。脳血管疾患は一般的には手術の後、リハビリセンターでの治療を行っていくことが多いですが、介護状態になるリスクもあり、長期の治療に及ぶ可能性があるようです。
がんと心疾患は脳血管疾患と比較すると入院日数は少ないですが、放射線治療やリハビリなど自宅から通うかたもいらっしゃると思いますので、実際の治療は長期に及ぶことも多いでしょう。
病気の状況としては、以上となります。ここまで三大疾病の状況をみてきましたが、これだけを見ても、自分には関係はない、金利が低いことを最優先するというのが本当によいのか、いかがでしょうか。
続いては、こういった病気になることによる生活への影響をみてみましょう。」
スライドが切り替わる。
タイトル「生活に対する状況変化」
仕事の復職率
がん:60%
心疾患:81%
脳血管疾患:40%
がんの5年相対生存率
ステージ1:93.2%
ステージ2:82.0%
ステージ3:55.8%
ステージ4:22.9%
がんによる就労状況の変化
変わった:53%
変わらない:47%
変わった人の内訳
依願退職・解雇:34.2%
休職中:8.7%
その他:9%
「国立がん研究センターがん統計/がん患者の就労等による実態調査、厚生労働省患者調査」より
司会者
「まずは仕事への復帰率からです。がんは60%、心疾患は81%、脳血管疾患は40%程度となっています。その中でも一番罹患率の高いがんに着目して見てみます。がんは早期発見をすれば以前とは違い5年生存率を見ていくとステージ1、2は80%以上となっています。
一方でがんによる就労状況による変化についての実態調査では、約53%の人が就労状況の変化があったと回答しています。
その中でも退職や休職になった割合は約43%もいらっしゃるのです。就労状況の変化により生活には、どのような状況がでるかというと、」
スライドが切り替わる。
タイトル「日常生活への影響」
収入が減る
・本人の収入が減少(働き方の変化、転職、退職)
・家族の働きかたの変化
支出が増える
・治療費、通院費用(差額ベッド代、入院雑貨)
・家族のサポート費(交通費、食事)
加入している保険金の受け取りや貯蓄で一時的なカバーはできるが…今まで通りの生活を維持できる?
司会者
「まずは収入が減る可能性。状況によって、働き方の変化や転職、退職の可能性がでてきます。治療が長引く場合は1年以上通院が続く可能性もあります。例えば共働き世帯の場合、ご主人が病気になった場合は奥さんの仕事をセーブしてサポートに回らなければならなかったり、働き方も柔軟に変えていかなければいけない可能性もあります。
そしてもうひとつ、支出が増えることです。例えば、差額ベッド代や入院の際に必要な雑貨などを含む、治療費や治療のための通院費用がかかったり、ご家族がサポートしてくれる場合には、サポートをしてくれるご家族への交通費や食事代などがかかります。また、通院の際には、バスや電車ではなく、タクシーを使うことで交通費が増加するケースも考えられます。
こんなときでも、住宅ローンが残っている場合、毎月払わなければならないのです。
医療保険に加入している場合、保険金の受け取りがあるかたもいると思いますし、貯蓄で生活をカバーできるかたもいると思いますが、先ほど見た通り、医療保険、がん保険などの保険金は20万円~200万円ほどと言われています。果たしてその保険金だけで今まで通りの生活をこの先もずっと維持できるのでしょうか?
医療保険、がん保険を含む、生命保険を選ぶ際には、こういった収支の変化や将来のことを踏まえて選ぶことが当たり前なのに対して、団体信用生命保険の選択となった場合には、こういった観点で選択されるかたが少ないと感じています。」
スライドが切り替わる。
タイトル「日常生活への影響」
人生には、人それぞれ叶えたい、または必要となるイベントがたくさんあります。
現役世代20代~60代
旅行、住宅、教育
セカンドライフ60代~70代
退職、子供の結婚・孫、リフォーム
終盤80代~
介護・医療
司会者
「今まで通りの生活を維持していく、ということを考えたときに、人生には人それぞれ叶えたいこと、必要となるイベントがあると思います。最近はようやく海外旅行に行けるという話も増えてきました。他にもご自身の趣味やお子さまの教育資金をはじめとするご家族のことでもさまざまなイベントがあるものです。それはお客さまの年齢、家族構成によって大きく異なります。
もし、万一のことが実際に起こってしまったときに、どのような影響があるのか、次のスライドでみていきたいと思います。」
スライドが切り替わる。
タイトル「日常生活への影響」
ライフイベントにかかる費用と住宅ローンを払っていくには
健康で働けた場合は、仕事の収入で賄う
保険金で賄う場合は、仕事の収入と保険金と貯蓄の取り崩し分
貯蓄で賄う場合は、仕事の収入と貯蓄の取り崩し分
ライフイベントのための資金が…
司会者
「ここではお金の流れ、収支にどのような影響が出るかを見てみましょう。
スライド上の『健康で働けた場合』をご覧ください。緑色の部分がお客さまの必要となるライフイベントをひとまとめにした項目と、住宅ローンの返済の費用です。健康で働けた場合、この必要となるイベントについては、基本的に仕事の収入から充てていくことになります。
では、もし病気になって収入状況の変化があったときにどうなるかというと、保険の診断給付金や貯蓄で、一時的に生活費や住宅ローンの返済をカバーしていくことになります。給付金や貯蓄によって、一時的にカバーはできるかもしれません。ひとまずは今まで通りの生活を維持できるかもしれませんが、ここで住宅ローンの返済分がなくならず、給付金や貯蓄を住宅ローンの返済に充ててしまったら、将来のイベントのために貯めてきた資金も使うことになるかもしれない、そのような可能性もあります。
もし100%保証される団信に加入していたことにより住宅ローンの返済がゼロになったら、どうでしょうか。保険金や貯蓄を医療費などの雑費に充てて、今後の生活や叶えたいことを無理なく行える、叶えられる可能性は資金面では高くなると思います。そのため、病気になったそのときの一時的な資金繰りだけではなく、将来の影響も踏まえた選択をしてほしいと思います。」
スライドが切り替わる。
タイトル「団体信用生命保険の選び方」
ご家族やご自身の将来に渡る生活に、必要なお金を把握し必要な保障を選択する。
Point!
(1)小さな負担で大きな保障を得られる
(2)生命保険とは保障範囲・規模がまったく違う
(3)日本人の死亡率の半数を占める病気は誰しも起こりえる
(4)貯蓄や保険金だけでは将来影響が出てくる可能性がある
司会者
「ということで、ここまでのお話をまとめておきます。ご家族やご自身の将来に渡る生活に必要なお金を把握し、必要な保障を選択する。ポイントは、4つです。
まずはコスト面。月々ランチ代数回分の負担で、何千万円という大きな保障を得られること。
そしてふたつ目。生命保険とは保障の範囲が異なること、またがん保険、医療保険と団体信用生命保険では保障額の規模が違うということ。
そして3つ目。実際の病気の状況を確認しながら見てきましたが、就労世代でも一定数病気になっており、治療が長引き収入状況に変化があること。そして他人ごとではなく誰にでも起こりえること。
最後に4つ目。貯蓄で一時的なカバーはできますが、せっかく将来のために一生懸命貯めてきた貯蓄を使い、将来必要なとき十分準備できないなど影響が出る可能性があるということです。
ただ手厚い保険に加入することが正解ではありませんが、本日のセミナーの内容を踏まえてぜひ考えてみてください。
ソニー銀行に直接ご相談いただいたお客さまには、このような考え方で選んでいただくことができ、相談窓口を利用したお客さまはどうしたのか、次のスライドをご覧ください。」
スライドが切り替わる。
タイトル「相談窓口をご利用したかたは」
がん団信100・3大疾病を選択した主な理由
1.毎月の返済負担が思ったより少なかった
2.保険や貯蓄では一時的なカバーしかできないと思った
3.現役世代でも病気になる可能性がある
4.家族にはローン返済に悩んでほしくない
司会者
「お話してきた選び方やポイントをご説明させていただいたお客さまの半分以上が特約付きの団体信用生命保険を選択しています。コンサルティングプラザの相談を利用し選択したお客さまは、相談せずに選択したかたに比べて、がん団信100や3大失疾病団信などを選択する割合が多くなっています。この選択理由については、実際毎月の負担額が思ったより少なかった、病気になる可能性が誰にでもある中で、家族にはローン返済に悩んでほしくないと思った、というように現実的な理由が多くなっています。
住宅ローンは購入する年齢や収入状況、家族構成も異なりますが、相談を行って具体的に考えられたことによって、特約の必要性を感じたというかたが多い結果となっています。」
スライドに「特約の必要性を感じた」が追加表示される。
司会者
「本日セミナーをご視聴いただいている皆さまも、ご自身に必要な保障は何か、金利を優先して選んでいいのか、ぜひ改めてご検討いただければと思います。」
スライドが切り替わる。
白地にソニー銀行のロゴが表示されている。
司会者
「それでは本日のセミナーは以上になります。いかがでしたでしょうか。
ソニー銀行では、毎月さまざまなテーマでセミナーを配信しています。ご興味があるセミナーがございましたら、またご覧ください。最後までご視聴いただきありがとうございました。」
映像が終了。