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保険の種類 個人年金保険のしくみと特徴

個人年金保険は、将来の老後資金を準備するための保険であり、「変額個人年金保険」と「定額個人年金保険」の2つのタイプがあります。「変額個人年金保険」は、契約時に将来受け取る年金額が運用成果によって変動する個人年金保険です。「定額個人年金保険」は、将来受け取る年金額が契約時に確定している個人年金保険です。
個人年金保険の必要性
会社員のかたが受給できる公的年金の老齢厚生年金は、以前は60歳から65歳まで特別支給の老齢厚生年金(定額部分と報酬比例部分の年金)が支給されていましたが、定額部分の支給開始年齢が段階的に繰り下げられ、昭和24年4月2日以降生まれ(女性の場合、昭和29年4月2日以降生まれ)のかたは、65歳まで「部分年金(報酬比例部分)」のみの受給になります。さらに、将来は「部分年金」の支給も繰り下げられ、昭和36年4月2日以降生まれ(女性の場合は昭和41年4月2日以降生まれ)のかたは、65歳未満では部分年金の支給もなくなり、特別支給の老齢厚生年金が一切受け取れません。60歳の定年退職から年金がもらえる65歳までのお金をどのように準備するかが、大きな問題になっています。
また、公的年金の支給額も、受給者の増大を背景に、将来さらに物価の上昇に追いつかないしくみになることも考えられます。老後の生活に対する不安が高まる中で、老後資金の不足分をカバーしたり、豊かなセカンドライフのためのお金を準備するための保険が、個人年金保険です。
変額個人年金保険のしくみ
運用成果に応じて決まる年金額

「変額個人年金保険」は、一括(または毎月払い)で払い込んだ保険料を、「特別勘定」と呼ばれる専用のファンドを通じて運用し、将来はその成果に応じて年金を受け取る保険です。保険会社は、国内外の株式・債券など運用対象の異なる複数の特別勘定を用意し、その中から契約者が運用したいものを組み合わせます。契約者は運用の状況や市場環境の変化を見て、特別勘定の組み合わせを変更することができます。
運用期間中に死亡した場合、払い込んだ保険料分を死亡給付金の最低限として、運用成果に応じた死亡保険金を受け取ることができる、保険の機能を持った商品もあります。
また一部の保険会社からは、仮に運用成績が悪くても、契約時に払い込んだ保険料と同額以上の年金や死亡給付金を保証する「元本保証型」の商品も登場しています。
知っておきたいポイント
メリット
- 加入時または増額時に支払った保険料は、生命保険料控除の対象となり、所得控除が受けられます。
- 運用で得た収益は年金を受け取るまで課税されません。
デメリット
- 一般的には、「変額個人年金保険」は元本が保証されていない運用商品です。運用の結果によっては、受け取る年金額が払い込んだ保険料を下回る場合があります。
- 運用期間中は、死亡給付金などの保障コストとなる「保険関係費用」が保険料や積み立て金から、特別勘定の運用コストとなる「運用関係費用」が信託財産から、それぞれ定められた年率によって毎日控除されます。費用の年率は、商品によって異なります。
- 契約後、一定期間内に解約や減額した場合、積み立て金から経過年数に応じた解約控除費用が差し引かれます。適用される期間や、解約控除の控除額は商品によって異なりますので契約前に確認してください。
定額個人年金保険のしくみ
契約時に受け取る年金額は確定

「定額個人年金保険」は、契約時に決められた年金額を確実に受け取ることができる貯蓄性の高い商品です。運用された年金原資は、60歳、65歳などの契約時に決めた年金支払開始年齢から年金として受け取ることができます。
運用期間中に死亡した場合、払い込んだ保険料相当額を最低限として死亡保険金を受け取ることができます。
年金の受け取り方には、以下の3つがあります。
■終身年金
一生涯年金を受け取ることができます。
長生きをするほど受け取り総額は多くなりますが、年金受給期間の長さによっては、払い込んだ保険料を下回ることもあります。
■確定年金
生死に関わらず、決められた一定期間年金を受け取ることができます。
■保証期間付終身年金
あらかじめ決められた一定期間(保証期間)は生死に関わらず年金を受け取ることができ、保証期間を過ぎると生きている間は一生涯年金を受け取ることができます。
- ※適用される受け取り方法は、保険会社や商品によって異なります。
知っておきたいポイント
メリット
- 「定額個人年金保険」は契約時に受け取ることができる年金額が分かっているため、老後の計画が立てやすい点がメリットです。
デメリット
- 5年毎利差配当付の商品もありますが、即座に物価や金利の変化に連動しないため、インフレのリスクをヘッジすることはできません。
- 中途解約をした場合、解約返戻金は払い込んだ保険料を下回る場合があります。
「円建て個人年金保険」と「外貨建て個人年金保険」
個人年金保険には、日本円で運用する「円建て個人年金保険」と、日本円を米ドルやユーロなどの外貨に替えて外国債券などで運用する「外貨建て個人年金保険」があります。どちらの商品にも、「変額タイプ」と「定額タイプ」があり、基本的なしくみは変わりませんが、「外貨建て個人年金保険」には、「円建て個人年金保険」とは異なる以下のような特徴があります。
外貨建て個人年金保険のポイント
■金利メリットと「資産分散」の役割
個人年金保険は運用期間が長期にわたる商品です。「外貨建て個人年金保険」は、保険会社が信用性を評価した、国内金利と比較して運用条件のよい外国債券などで運用することで、当該通貨の金利が高い時は、高い予定利率が期待できます。
また、ご自分の資産を円だけではなく、外貨に分散するリスク分散の役割を持ちます。
■為替変動のリスク
「外貨建て個人年金保険」は、外貨で年金原資を運用する商品です。したがって、受け取る年金は外貨ベースになりますので、為替相場によっては、年金を日本円に転換した時に、受取額が保険料円換算額を下回るリスクがあります。
■「為替手数料」の確認
「外貨建て個人年金保険」は、加入時に日本円を外貨へ転換する際と、外貨建ての年金や死亡給付金等を受け取り時に円貨に転換する際に、「為替手数料」がかかります。為替手数料は金融機関によって異なります。
取扱商品
ソニーバンクが保険代理店としてお取り扱いしている商品です。
■円建て個人年金保険
- 変額個人年金保険(引受保険会社:ソニー生命保険株式会社)
- 5年ごと利差配当付個人年金保険(引受保険会社:ソニー生命保険株式会社)
SL07-700-356