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必要な保障を知ろう ライフイベントから考える必要な保険【退職】

退職は、家族のライフスタイルが大きく変わる節目。同時に、まだまだ先の長いセカンドライフに夢を描くためのスタートラインです。
年金を主体とした家計の見通し、夫婦の老後の病気への備え、そして子どもたちとの経済的な関係など、この機会に見直したいことはいろいろとあります。よいスタートをきるためには、助走期間の準備が大切です。
近年は熟年世代に向けた保険商品が多数登場していますが、年齢が上がってくることで加入できる選択肢が限られてきたり、保険料が高くなることも考えられます。退職後のライフプランを40代や50代から考えておくのは、決して早すぎることではありません。
[必要となる保障]
生命保険 医療保険 ガン保険 個人年金保険など
セカンドライフの保障
子どもたちが成人した60代以降のかたにとって、保険の機能は「自分に万一のことが起きた時の家族のため」から「生きていく自分のため」へと重要度がシフトします。公的年金の不足分をカバーしたり、セカンドライフの趣味など、充実した生活を送る資金づくりなどのために利用できる保険が、「個人年金保険」です。
「個人年金保険」は一定期間の保険料を払い、決められた年齢時から年金が支払われる商品です。将来年金としての受取金額が契約時に決まっている「定額個人年金保険」と、運用の成果によって受取金額が変わる「変額個人年金保険」の2つのタイプがあります。
死亡保障
すでに子どもたちが経済的に独立している場合は、死亡保障額の減額を検討できます。そろそろ退職が見えてきた50代半ばの会社員のかたであれば、ご自身の資産や遺族年金、死亡退職金など、妻にのこすことができるお金のおよその総額が把握できるでしょう。「お葬式とお墓代だけでいい」ということであれば、死亡保障額を減らすことができます。
医療保障
長期入院や手術などのリスクが高まる60代以降は、安心して長生きするために医療保障を厚くするライフステージです。高齢者の医療費負担は現役世代に比べて制度面で軽減されていますが、少子高齢化を背景に、これからはリタイア世代にも負担増がおそってくることも予想されます。
定年後を見すえて早めに意識したいのは、「医療保障をいつまで受けたいか」ということです。生命保険の特約で医療保障をカバーしていたり、一定年齢で保障が終わる定期型の医療保険に加入しているかたは、健康状態や保険料などの条件を満たせれば、終身型に切り替えることで生涯の安心が得られます。
また、ある程度の年齢になってから新しく医療保険に加入し、さまざまな特約をつけるとなると、保険料は相応に高くなってしまいます。ある程度の貯蓄がある世代は、保険でカバーする部分と手持ちのお金でカバーする部分の配分を考えながら、シンプルで分かりやすい保険に入るのが基本です。また、「自分の健康に不安はあるが、医療保険に入りたい」というかたのために、契約時の告知項目が少ない「限定告知型」や、年齢条件以外はほぼ無条件で加入できる「無選択型」などの医療保険も登場しています。
60代以降になって新しく医療保険に加入するとなると、すでに持っている病気に関しては保障を得ることが難しいなど、備えられる範囲が狭くなります。「ガン保険」は、原則として過去にガンの発病がなければ加入のできる保険です。高額の医療費が必要となるガンへの備えを持つことも検討してください。
その他の保障
65歳以上のかた(第1号被保険者)、もしくは40歳から64歳までの医療保険(*)に加入しているかた(第2号被保険者)が要介護状態になった場合、身体の状態(要介護認定)の段階に応じて公的な介護保険が使えます。そのほかにこれを補完する民間の介護保険として、保険会社が独自基準で定めた要介護状態に応じて、一時金や年金を支払う保険があります。
- (*)医療保険に加入しているかたとは、健康保険、船員保険、国民健康保険、国家公務員共済組合、地方公務員等共済組合、私立学校教職員共済制度の各制度の被保険者や組合員、被扶養者または加入者をいいます。
SL07-700-356