【重要】6月7日(木)のシステム全面ダウンについて
2012年7月10日
ソニー銀行株式会社
2012年6月7日(木)にソニー銀行のシステムが全面的にダウンし、お客さまにはご迷惑とご心配をおかけしましたこと心よりお詫び申し上げます。
その後の対応状況について、以下の通りご報告申し上げます。
1.システムダウンの発生と復旧までの経緯
- 午前5:59 ソニー銀行のサービスがご利用できない事象が発生いたしました。また、提携先ATMにおいて、ソニー銀行のキャッシュカードがご利用いただけない事象が発生いたしました。
- 午前7:43 ログイン前サービスサイトがご覧いただけるようになりました。
- 午前10:42ごろ 三菱東京UFJ銀行、ゆうちょ銀行のATM、「ローソンATMマーク」のあるローソンATM、イーネットATM、セブン銀行ATMでソニー銀行のキャッシュカードがご利用いただけるようになりました。
- 午前11:17ごろ 三井住友銀行、@BΛNK(九州地区を除く)のATMでソニー銀行のキャッシュカードがご利用いただけるようになりました。
- 午後0:32 一部のサービス(*)を除くお取り引きがご利用いただけるようになりました。
- 一部のサービスとは、外国為替証拠金取引(FX)およびソニーバンク証券との金融商品仲介サービスです。
- 午後1:03 全ての事象は解消し、お取り引きは通常通りご利用いただけるようになりました。
2.原因について
今回のシステムダウンによりお客さまへのサービスが長時間停止したことは、以下の要因によります。
- この度のシステム障害の直接的な原因は、データセンターにおいて、電源設備の一部であるUPS(無停電電源)装置に障害が発生し、多重化構成をとっていたにもかかわらず正しく切り替え動作も働かなかったことによるものです。
電力供給は同日の午前5:59から午前7:43まで途絶いたしました。その後、サービスは順次回復しましたが、引き続きソニー銀行のサービスがご利用いただけない時間帯が発生いたしました。
- 電力供給は同日の午前7:43に回復しましたが、その後のサービスの全面復旧に約5時間を要しました。これは、多数のシステムの起動において、二次的な障害を避けるため安全確実に回復させることを最優先したことによるものです。
3.対応状況について
- 今回の障害の起因となったUPS装置については、障害原因箇所の改修が完了いたしました。電源設備につきましては定期点検は当然のこと、昨年の東日本大震災発生時、その後の複数回の計画停電でも電源設備の切り替えを問題なく行った実績もありましたが、今回の障害を受けて電源関連のみならず可能な限り多重化についてさらに強化を図ってまいります。
- 復旧対応における緊急時態勢につきましては、本システムダウンを教訓として、全面復旧までの時間の短縮に向けた復旧手順の見直しを行いました。今後は、その訓練を強化することにより実効性を担保するとともに、引き続きシステム構成の見直し等も図ってまいります。
なお、店舗を持たないインターネット銀行として、緊急時のお客さまへの迅速的確な情報提供はお客さまの信頼を維持するうえで大変重要なものと認識しています。今回の事象を受け、障害発生時点で迅速にお知らせできるよう、システムの多重化や社内の情報連携体制などを含めお客さまへの情報提供の仕組みを見直してまいります。
今後もお客さまに安心してサービスをご利用いただけるよう全力で取り組んでまいります。
引き続きソニー銀行をご愛顧くださいますようよろしくお願い申し上げます。