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はじめての外貨預金 - 外貨預金のはじめかた

外貨預金をやってみたいと思っても、日々為替レートが変動し購入時機をうまく掴めず、なかなか始められないかもしれません。しかし、最良のタイミングは後になってからしかわかりません。また、プロでも為替レートを正確に見通すことは難しいのです。まずは少額の余裕資金、つまりすぐに使う予定のない資金で始めてみてはいかがでしょうか。また、「今日は下がった」「明日は上がるだろう」と短期的な為替レートの変動に一喜一憂するよりも、半年とか1年、あるいはそれ以上の長い期間での為替の動きを捉えることが大切です。

ドルコスト平均法を利用する

外貨預金は、誰だって安いときに購入したい。でも、為替レートの安値や高値は後になってからわかるもの。そこで、投資タイミングの分散をおこない、リスク逓減する具体的な方法として一般的なのが、「ドルコスト平均法」です。
ドルコスト平均法は、外貨を定期的に同じ金額の円貨額の投資を行うという簡単なものです。たとえば円高の時には米ドルが多く買えますし、円安なら買える米ドルは減少します。その結果、毎月同じ米ドル額を買うよりも平均取得単価を抑えることができ、為替変動の不確実性を補うことができます。
ドルコスト平均法は長期的な投資計画に適した方法ですが、必ず儲けられるというものではなく、あくまでリスクを分散する方法です。

通貨を分散する

ある通貨に集中して預けるよりも、複数の種類の通貨を組み合わせたほうが為替レートの変動リスクを抑えることができるといわれています。つまり、ある通貨のデメリットを、別の通貨のメリットによって、補完するようにするということです。
違う方向に動く外貨に預け分ける。具体的には、世界の基軸通貨である米ドル、それと対極に動くことの多いユーロや円という組み合わせ。または、米ドルなどの比率を減らして、「ドル圏」ともいわれるカナダドルや豪ドル、NZドルを組み入れても良いでしょう。

情報を把握する

為替レートは世界中のさまざまな政治・経済動向に影響されます。
普段からニュースに接する際には、「これは私の外貨預金(これから預金を始めようと思っている外貨)にどう影響するだろう」と考えることが重要です。ご自身が外貨をもっている国とは別の国のニュースであっても、国際社会の中では密接に関係していることは少なくありません。為替レートがご自身の予想したものと反対に動くこともありますが、結果に至るプロセスを繰り返し自分なりに考えてみることで、為替レートの動く要因をご自身の感覚として身に付けることができます。その感覚が備われば、為替相場の動きを身近に捉えることができ、外貨預金の楽しみが増すでしょう。
また、外国為替相場はチャートを読むことも重要です。何度も見るうちにご自身なりの見通しが持てるようになるでしょう。その際は長期的なものから大きな流れを掴んだ後、短期的な流れに目を向けると把握しやすいと思います。

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