
地球温暖化とは
大気中の二酸化炭素(CO2)、メタンなどの「温室効果ガス」は、太陽から降り注ぐ光を地球に封じ込めることにより、地表や大気を暖めてくれる大切な役割を果たします。温室効果ガスがなければ、地球の温度はマイナス19℃くらいになるといわれています。
近年、温室効果ガスの大気中の濃度が急激に増加し、それに伴い、地球の平均気温が上昇していることが大きな問題になっています。これが、「地球温暖化問題」です。

温室効果ガスの中でも、地球温暖化に最も大きな影響を及ぼしているのは二酸化炭素で、地球温暖化の6割は、二酸化炭素の増加が原因とされています。さらに大気中の炭素を吸収貯蔵する森林の減少も温暖化を助長しています。

このまま積極的な地球温暖化防止策を講じなければ、大気中の二酸化炭素濃度はどんどん増加し続け、地球温暖化による気温や水温の上昇、降水量の変化などによって、自然の生態系が深刻な影響を受け、人間の生活にも大きな影響がでます。
地球温暖化問題は産業の発展により温室効果ガスを排出してきた私たちがいま真剣に取り組まなければならない非常に重要な問題です。いま、世界では、温室効果ガスの排出を抑えることができる風力発電や効率的なハイブリッドエンジン車、燃料電池、天然ガス、コージェネレーション、バイオマス燃料発電など、代替エネルギーの開発が進められています。
京都議定書とは
1997年12月、地球温暖化防止に向けて各国の取組の目標や国際的な仕組みを決めるため、地球温暖化防止会議が京都で開催され、先進国から排出される温室効果ガスの具体的な削減数値目標や、その達成方法などを定めた「京都議定書」が合意されました。
2005年2月16日、「京都議定書」が発効し、日本を含む140ヶ国と欧州共同体が締結しています。
京都議定書では、主に以下の内容が取り決められました。
(1) 国ごとの数値目標の設定
先進国は、それぞれの削減目標に合わせ、2008年〜2012年の間に温室効果ガスを先進国全体で5.2%削減する。日本は6%、アメリカは7%(*)、EUは8%削減を約束している。
- (*)アメリカは離脱
(2) 京都メカニズム
削減目標を達成するため、他の国に出資して削減したものや、削減した排出量を売買できる制度。日本などの国では、既にエネルギー使用効率がかなり高く、6%削減の数値目標を国内のみで達成することは困難と言われています。また、効率改善の余地の多い国で取り組みを行ったほうが、経済的コストも低くなることから、他国内での削減実施に投資を行うことが認められています。
