MONEYKitトップ > from MONEYKit > スペシャルインタビュー > ファイナンシャルプランナー・深野康彦さんにきく「格差の時代」を勝ち抜く資産運用 > 資産運用の格差は時と共に広がるもの
資産運用の格差は時と共に広がるもの
2007年、ソニーバンクをご利用いただいているかたたちが「おめでたい資産運用」ができるように、最後にアドバイスをお願いします。
まず私が言いたいのは、「弱者意識があるのなら、まずそれを捨てよう」ということです。そしてもっと能動的にご自身が動いてみてほしいと思います。これは何も資産運用のことだけではなく、人生にとって大切なことだと私は思っています。
税金や保険料のような国民の「義務」の部分は、国が自動的に徴収します。しかし優遇制度とか、還付制度といった「権利」の部分は、自分が能動的に情報を集めたり、請求をしないともらえないものです。まずは会社の福利厚生制度や自治体の優遇制度など、自分が行使してしかるべき制度に何があるのか、調べてみるといいと思いますね。それがたいしたことではなくても、相手に頼らず自分が動くという習慣がつけば、金融商品や資産運用に対する考え方も少しずつ変わってくるのではないでしょうか。
2006年に日銀は金利政策を引き上げの方向に転換しました。いずれは本格的な金利の上昇期がやってくるでしょう。しかし2007年に関しては、1回か2回は上がるかもしれませんが、金利上昇はまだゆるやかだと私は思います。かつてのような、固定金利の金融商品を買っておけばいいという時代ではまだありません。金利のつかないいまのような時こそ、「知恵の格差」が「資産の格差」に直結します。
資産運用というのは、今日はじめたら、明日にはやっていない人と差がつくというものではありません。時の経過と共に格差が大きくなるものなのです。よくセミナーの後で、お客さまに「深野さん、今日の話を5年前に聞きたかった」と言われることがありますが、残念ながら過去は変えられません。でも、今日から始めれば、5年後にはそれまで何もやっていない人とは大きな差がつくはずです。いまある知識の上に、しっかりとした知恵の上積みをして、改めて年の初めの一歩を踏み出してほしいと思います。

深野 康彦 氏
1962年、埼玉県に生まれる。中堅クレジット会社などを経て、独立。
2006年1月に有限会社ファイナンシャルリサーチを設立して、現在に至る。
ファイナンシャルプランナーとして、個人のコンサルティングを行いながら、テレビ・ラジオ番組への出演、新聞・マネー雑誌・各種メールマガジンへの執筆など、さまざまなメディアを通じて、投資の啓蒙や家計管理の重要性を説いている。また、ファイナンシャルプランナー養成講座の講師、ラジオ日経「ファイナンシャルBOX」木曜日のパーソナリティーも務めている。
- “知恵”の格差が作る「見えない勝ち組」
- 「自分の時間のコントロール」も運用の知恵
- 資産のバランスのとり方にも時期がある
- 深く静かに進行するインフレに備えよ
- 資産運用の格差は時と共に広がるもの

