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第2部講演:2007年の為替相場見通し 講師:山下 政比呂 氏(やました・まさひろ)株式会社フィスコ リサーチマネージャー
主要各国通貨の行方と注目ポイント
主要国の金融政策
| 政策金利 | Q2GDP | インフレ率 | 金融政策 | |
|---|---|---|---|---|
| アメリカ | 5.25% | +1.6% | +2.4% | インフレ懸念&経済成長 |
| ユーロ圏 | 3.25% | +2.7% | +1.6% | 追加利上げ示唆 |
| イギリス | 4.75% | +2.8% | +2.4% | 追加利上げ |
| カナダ | 4.25% | +2.0% | +1.5% | 利上げ局面終了示唆 |
| オーストラリア | 6.25% | +1.9% | Q1 +3.0% | 利上げの可能性 |
| ニュージーランド | 7.25% | +1.4% | Q2 +24% | 利上げの可能性 |
| 日本 | 0.25% | +1.0% | +2.0% | 利上げの可能性 |
| スイス | 1.75% | +3.2% | +0.8% | 追加利上げ示唆 |
| 南アフリカ | 8.50% | +4.9% | 追加利上げ示唆 |
主要国の金融政策ですが、イギリスは5%に利上げをし、イギリス中銀はインフレがピークアウトした発言していますから、当面、イギリスの利上げの可能性はなくなったと考えられ、売られる要因となっています。
カナダは利上げ最終局面だと言っており、ニュージーランドは通貨防衛のために2006年12月に9%に上げる、オーストラリアも上げると言っています。
日本も当然利上げ、スイス、ユーロも利上げを示唆しています。
ユーロは、トルシェ欧州中銀総裁が「強い警戒」という言葉を使ったら利上げされる、という法則があります。現在は「強い警戒」と言っていますので、次回会合で利上げされるでしょう。
ユーロ相場見通し
ユーロ・円長期 中期
ユーロ・円は、前回の高値が162円で、斜光三角形といって相場の最終局面となり、いずれ下がるパターンです。
ユーロ・ドル 欧米金利差

ユーロ・ドル 長期

※ユーロ・ドル欧米金利差 ユーロ・ドル長期※
ユーロ・ドルはとても単純で、アメリカの金利が高くなるとドル高・ユーロ安、アメリカの金利が低くなるとドル安・ユーロ高になります。金利が逆転すれば、ドル安になります。
現在は微妙なポイントにあり、ユーロ・ドル1.2989のポイントを抜けていくとユーロ高・ドル安のトレンドができます。
ユーロが高くなり、ドルが安くなっている際に、ドル高・円安というのはありえません。ユーロの動きも加味して、ドルの趨勢をみなければいけないといえます。
ユーロ・ドルはダイヤモンド・フォーメーションになっており、このフォーメーションではだいたい下がるのですが、上がる可能性があるとみています。テクニカル的には160円に届くだろうけれど、斜光三角形なので、調整局面がありそうです。
下値のサポートが148円半ばでしたから、それが切れるまでは上がっていきます。
それまでは高いところで買っていく必要があると考えられます。
ポンド相場見通し
ポンド・円 長期

ポンドも1995年に129円の高値をつけ、上がっています。三角保ち合いを上抜け、225円まできているわけです。多少の変動はあると思いますが、この上昇トレンドに沿って推移しそうです。 ブレア元首相、ブラウン次期首相が資金融資疑惑で事情聴取を受けており、不穏なムードです。
豪ドル相場見通し
豪ドル・円 長期

豪ドル・円 中期

豪ドル・円も2000年あたりに円の高値をつけ、豪ドル高・円安になっています。
ニュージーランドは割り込んでいますが、他の通貨はすべて上昇トレンドです。
長期下落トレンドを上抜け、三角保ち合いを上抜けています。
ドル・円も長期下落トレンドを現在、上抜けており、三角保ち合いの状況。まだ上抜けていませんが、豪ドルと同じパターンになるのではないか。円が安くなっているのは、円が高くなった時代は終わっているからであり、構造的に安くなっているのではないかと思います。
カナダドル相場見通し
カナダドル・円 長期

カナダも1970年代からの長期下落トレンドを上抜け、三角保ち合いを上抜けて、上がってきています。抵抗線を上抜けする可能性は十分にあります。
NZドル相場見通し
NZドル・円 長期

ニュージーランドも長期下落トレンドを上抜け、三角保ち合いを上抜けて、上昇トレンドにあります。

