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セミナーレポート
ソニーバンク外貨セミナー 外貨運用を考える!:2006年11月21日 第1部講演:外貨MMFの活用法/第2部講演:2007年の為替相場見通し

必ずお読みください 外貨預金の重要事項

第2部講演:2007年の為替相場見通し 講師:山下 政比呂 氏(やました・まさひろ)株式会社フィスコ リサーチマネージャー

ドル・円相場の長期トレンドとドル高8年サイクル

2007年の相場見通しについてお話させていただきます。

ドル・円相場 長期

ドル・円相場 長期

ニクソンショック以来、ドルが長期下落トレンドにあります。
2005年に121円40銭になった際、一瞬上抜けましたが、現在のように明確に上抜いたのは初めてです。1995年あたりで円高は終わり、円安に反転しているのではないかというのが、私の相場観です。
トレンドラインは毎月57銭ずつ下がっており、11月は114円65銭に位置しています。この線を上抜いている限り、今までのようなドル安相場はないと思っています。
過去のドル安円高の要因には、アメリカではインフレ率が相対的に高いこと、あるいは恒常的な日米貿易不均衡という背景があります。アメリカは過去3回、ドルの切り下げを宣言し、通貨政策によってドル安誘導を行ってきました。
1回目が1971年のニクソンショックで、360円が180円になり、下げ過ぎると株安やインフレ懸念が起きるため、カーター大統領が支えに入り、レーガン大統領がドル高政策をとりました。ドル安誘導し、止めて、ドル高政策へ移るというパターンです。
2回目は1985年のプラザ合意で、レーガン大統領が貿易不均衡是正のために240円から120円に下げ、ルーブル合意で歯止めをかけようとしましたが、失敗してブラックマンデーが起きました。
3回目はブッシュ(父)大統領時代の1990年パリ合意。貿易不均衡是正のため160円から半分の80円になり、下げ過ぎたところでクリントン大統領がドル高政策に移行しました。
現在は建前ではドル高、時折本音でドル安に誘導していますが、ドルを下げると明言はしていないため、小さな相場変動になっています。

ところで、ドル・円相場が変動相場制に移行した後、1974年、1982年、1990年、1998年と、8年サイクルでドル高になっていますので、2006年は2005年の121円よりドルが高くなり、ドルはピークをつけて下がる可能性がありました。しかし、中間選挙の年には、現政権が製造業に向けてドル安のリップサービスをし、ドル安誘導をしがちです。
2006年はドル高8年サイクルに対して、中間選挙というドル安材料があったのです。

 

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