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月齢サイクルとドル・円相場の関係を見る
満月のドル買い、新月のドル売り
次はドル・円の短期相場です。2005年の年末の121.40円から、チャートのように一目均衡表の「雲」を下回って、三役逆転というドル売りシグナルが出てドル下落を示唆しています。

そしてこういった「雲」の捻れ、変化日が2006年2月1日にきます。変化日というのは、トレンドが変化する日、あるいはトレンドが加速する日というものです。上がっているのであれば、下げに転じるか、あるいは上げが加速するかもしれない日です。
2005年の夏、このセミナーで説明させていただいた時に、「満月のドル買い、新月のドル売り」といったことがドル円相場では時々当てはまる時があるといったことをお話しました。今回は見事にはまっています。121.40円をつけたときは新月、次の満月に向かって115.52円まで下がっていきました。次の新月の時に118.17円まで上がっていきました。次の満月に向けて113.41円まで下がりました。次の新月(1月29日)に向かってドルは上がると予想されます。(図は2006年2月8日現在のものです)
この動きをファンダメンタル的にはどう説明するかといいますと、ドルが下がった理由はアメリカの連続利上げが止まるかもしれないということ、月末に向かってドルが上がる理由は、1月31日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)に向けて、連続利上げ観測が再び高まってくるかもしれない、ということになります。
2006年のドル・円相場のシナリオ
ここまで話したことをまとめてみますと、
2006年 年間変動幅
■2006年 米国議会中間選挙 ⇒ 過去8回の平均変動幅 22%
- (1)ドル高8年サイクル ⇒ ドル高値反落
- (2)米国議会中間選挙 ⇒ ドル安誘導 ドル反落
- (3)FRBによる連続利上げ打ち止め ⇒ ドル続伸
- 推定変動幅 : 25.90円 = 117.77円(始値1/2/06) x 22%
- 円安バイアス : 110円〜135円
- 円高バイアス : 95円〜120円
■2005年 米大統領選挙後 ⇒ 過去8回の平均変動幅 20.25%
★ 新政権の為替政策が明確となり、変動しやすい
- 推定変動幅 : 20.76円 = 102.55円(始値1/3/05) x 20.25%
- 変動幅 : 19.73円 安値101.67円〜高値 121.40円
■2004年 米大統領選挙年 ⇒ 過去8回の平均変動幅 12.88%
★ 新政権の為替政策が不透明なため、変動幅は相対的に小さい
- 推定変動幅 : 13.82円 = 107.32円(始値1/2/04) x 12.88%
- 変動幅 : 13.07円 史上最小幅(安値101.83円〜高値114.90円)
第一に2006年はドル高8年サイクルの年ですから、どこかの時点で高値圏をつけて下がる可能性があります。第二に、今年はアメリカ議会の中間選挙の年であるため、ドル安誘導によりドルは下がる可能性があります。第三に、米連邦準備理事会(FRB)が連続利上げを打ち止めますと、ドルは続伸する傾向があります。アメリカの金利が上がらなくなると、アメリカの株式市場、債券市場が上昇する、ドルも上がるということです。だいたい2年間続伸しています。
以上のことから、ドル・円は夏場あたりまで上昇トレンドを継続し、年末にかけて反落するけれども、来年以降にかけては上昇トレンドを再開する可能性がある、といえます。
ドル・円の変動幅について、非常に大雑把な見方なのですが、当たっているということをお話ししたいと思います。2004年はアメリカの大統領選挙の年でした。大統領選挙は変動相場制導入以降、過去8回ありましたけれど、その年の変動幅は平均12.88%です。誰が大統領になるか分からないから、その年の変動幅は小さいわけです。2004年の始値が107.32円で、これに12.88%をかけると推定変動幅13.82円でしたが、実際の変動幅は13.07円でほぼ当たりました。
2005年についても同様に検証すると、大統領選挙の翌年は過去平均20%で、これに2005年の始値を掛けると推定変動幅は20.76円、実際の変動幅は19.73円でしたからこれもほぼ当たりました。アメリカ議会中間選挙の年は過去平均22%ですから、今年の始値117.77円に掛けると、推定変動幅は26円になります。円安方向で見るのであれば、110円付近を安値、高値が135円程度。円高方向に見るのであれば、120円付近を高値にすると、安値は95円になります。
- はじめに
- 2006年のドル・円・ユーロの変動要因の概要
- ドル・円相場を決定するアメリカの通貨政策
- 今年のシナリオは「ドル・円は高値反落」
- 月齢サイクルとドル・円相場の関係を見る
- 2010年に向かって注目のアメリカの株式
- 日本の金利引き上げは2008年以降か
- ユーロ・ドル、ユーロ・円の見方について
- 全体に漂う将来的な円売りの大きな動き

