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スペシャルインタビュー
アナリスト・インタビュー 藤原延介氏 リッパー・ジャパン マーケット・アナリスト

いいことも悪いことも、中立の立場で書く

――

ご自身がマーケット調査にかかわるうえで、日ごろ心がけていることはありますか。

藤原氏

中立の立場で、いいこと、悪いことを平等に書いていきたいと思っています。

株式に関していえば、主に投資信託をお持ちのかたに対する情報提供という部分が、ソニー銀行の場合は商品ラインナップからしても強いと思いますので、時間軸の考えかたとしては投資の手数料などを考えたうえでもやはり年単位というところから入ります。それはもう5年10年じゃなくて、場合によっては20年、30年といったところまで長いスパンの中で相場観をもっています。そのうえで、週に1回、月に1回ぐらいは専門家でなくても現在どういう状況にあるかチェックしたいだろうと、週と月の情報提供を行っていますし、あえて日次までは出していないということになります。

――

詳細な情報は非常に読み応えがあり、忙しい時間のなかで全部を読み通して、情報をモノにするのは大変ともいえます。情報とどうつき合うか、ヒントをいただけますか。

藤原氏

情報を提供することの根底には、長期保有するなかでマーケットが今どういう状況にあるのかを確認して、投資家のかたのストレスを低下させるということがあると私は思っています。PDFには投資対象別にしおりをつけているので、ご自分の興味のある市場に関して、大きな上昇や大きな下落があって、それなのに運用会社側から情報がこないとか、自分では調べられないといったときに何があったのか調べるといったかたちでご活用いいただければいいと思います。全ページを毎週見る必要はないと思いますけれど、注意したいのは特に下落した時ですよね。またそれ以外に、コラムを毎週最低2つは作るようにしています。コラムはどちらかというと長期的な相場観であったり、事実よりはちょっとだけ進んだ予測などが入っているので、そういったものもぜひご活用いただきたいと思います。

――

情報に振り回されることで、かえってストレスを感じてしまっては本末転倒なわけですね。

藤原氏

藤原氏

投資を始めたきっかけはおそらく皆さん違うと思います。今いいと思ったからとか、とりあえずこの上昇に乗っておこうと思ったからとか、あるいは2050年まで人口が増え続けるインドが魅力的だったとか、理由はいろいろでしょう。そのなかでも、たとえば初めから長期で考えているかたでしたら、やはり情報を見て、自分のシナリオが崩れていないかどうかというのを確認するために使っていただければいいと思います。短期のかたについては、今あるマイナス材料がちょっと長引きそうだなと思えばそこで売ってもいいと思います。

 

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