MONEYKitトップ > from MONEYKit > スペシャルインタビュー > リッパー・ジャパン マーケット・アナリスト 藤原延介氏 インタビュー
2005年12月から、ソニー銀行では、世界の株式市場と外国為替市場の情報をウイークリーで発信している「リッパー・マーケット」を提供しています。世界有数の金融情報機関、ロイター・グループの一員であるリッパー社のレポートは、日・米・欧の情報はもちろん、中国、インド、ブラジル、ロシアなどマイナー市場の動向や、マイナー通貨の売り材料・買い材料などを幅広くカバー。お客さまの投資や売買の判断に役立つ、充実したレポート作りの裏側を、リッパー・ジャパン マーケット・アナリストの藤原延介氏にうかがいました。
※2007年2月13日をもちまして、「リッパー・マーケット」情報の提供サービスは終了いたしました。
ロイター・グループの強みを生かした情報力
- 藤原氏
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もともと私は日本の銀行で働いていたのですが、支店勤務から証券投資部という運用のセクションに移動したとき、研修でマクロ経済の調査レポートを書く経験をさせてもらいました。具体的には欧州の経済統計の分析ですとか、投資環境の分析といった調査レポートを社内のファンドマネージャーに対して提供する仕事です。研修期間は1年弱だったのですが、それを辞めたくないと思うぐらいレポートを書く仕事が楽しかったんです。
その頃は入社3年目ぐらいでしたから、もちろんファンドマネージャーの方が経験もありますし、下手したらレポートを読んでもらえません。それと社内向けのレポートですから、評価してくれる人がいないということにすごく悔しい思いもしました。それでレポート制作を実際にビジネスにしたいという気持ちが生まれて、いろいろ探しているうちに「情報ベンダー」という仕事が面白いんじゃないかなと。調べて書くというのがもともと好きだったのと、好奇心を満たしながらそれが仕事になるということで、今の仕事が自分の中でマッチしたのだと思います。
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リッパー社といえば、アメリカでは投資信託の調査会社として有名だとうかがっています。
- 藤原氏
リッパー社は、アメリカではモーニングスターさんと並ぶ投資評価会社でして、日本に進出してきたときも投信評価が事業のメインでした。ただ、日本の市場環境では投資信託のパフォーマンスを評価するということ自体があまりビジネスにならず、その一方で投資の情報を求めている個人投資家のかたはたくさんいらっしゃいますので、軸足を投資信託の評価から投資情報の提供に徐々に移したわけです。特に今は、日米の情報というのは新聞でもインターネットでもいくらでもありますので、できるだけ日米以外の情報を日米以外の材料で書くというところに重点を置いています。ロイターのサイトでもそうですが、リッパー・マーケットの中で使っている株式のコラムでも、インドや中国の話題ですとアクセスが急増するそうで、やはりそこに力を入れていくという考えかたです。
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ソニーバンクのお客さま向けにご提供いただいているレポート「リッパー・マーケット」は、とにかく充実した情報量と、世界中をカバーしている情報エリアの広さが特長です。情報はどうやって収集しているのでしょう。
- 藤原氏
まずリッパーという会社が、ロイターのグループであるということが大きな強みだと思います。日本でも当然そうですし、インドでも、あるいは韓国でも台湾でもロイターの記者は必ずいますので、日本語がなくても最低限英語のニュースは収集できます。そのマーケットのサマリーも、毎日少なくとも英語では出てきます。それをつぶさに読んでいくというのが調査のベースですね。あとは個人投資家さんがやっていらっしゃるブログなども目を通します。ただ、そういった情報を鵜呑みにすることなく、あるデータについてコメントされているものであれば必ず経済統計を出している官公庁まであたって確認してから書くようにしています。
- ロイター・グループの強みを生かした情報力
- いいことも悪いことも、中立の立場で書く
- 個別の国の材料をできるだけ提供したい
- 意外に整っているインド、ブラジルの情報開示
- 新興国だけでなく、バランスをもった投資スタンスを
- 藤原さんおすすめのBRICsの情報収集に役立つサイト

