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スペシャルインタビュー
メディアに訊く 日経WOMAN編集長 野村氏編

女性にとって仕事は自己実現から自立の基盤へ

副編集長時代を含めて、『日経WOMAN』に関わられて10年とうかがっていますが、この10年で働く女性が大きく変わった点は何でしょう。

大きな変化だと私が思っているのは、女性の仕事観です。10年前はなぜ仕事をするのかと聞くと、「自己実現のため」という答えが大半でした。好きなことを仕事にできないなら、家庭に入った方が自分が必要とされている実感が得られるというひとが多かったのです。ところが、ここ数年は「自分の自立の基盤として仕事が大事」と答える女性が多くなっています。
これは男性と同じ仕事観といってしまえばそうなのですが、仕事が生きるベースにあると考えるか考えないかでは、働き方もライフスタイルも全然違ってきます。もちろん経済的に厳しい状況が続き、専業主婦になるという選択肢が非常にリスキーなものとわかってきて、仕事を辞められなくなったということもあるのかもしれません。それでも私は、この変化というのは好ましいし、働くことを前提に人生を考えるのは、非常に地に足の着いた考え方だと思っています。

女性の意識の変化について、企業側の認識が追いついていると思われますか。

これは変わってきていますし、変わらざるをえないと思いますね。女性を採用して、ちゃんと戦力化していくという動きは先進的な企業では既にありますし、このところは日本の基幹産業でも女性の活躍はかなり目立っています。
そのいい例が、実は今年の「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」の顔ぶれなんです。どんな方たちが選ばれたかは今月号を是非ご覧いただきたいのですが、総合ベスト10 の4人が43歳なんですよ。43 歳といえば入社20年目の寅年女ですね。男女雇用機会均等法が制定されたのはまさに20年前の1985年。ようやく20年目で社会が動き始めたんだと、私自身とても感慨深いものがあります。
仕事の内容もとても多彩で、ベンチャー企業のトップの方もいれば、自動車メーカーや電気メーカーといった基幹産業で社内で女性初のディレクターとしてヒット商品を生み出している方もいます。もう数年したら、こうした女性の活躍が当たり前になってくるんじゃないかと感じています。

 

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