MONEYKitトップ > from MONEYKit > セミナーレポート > ソニーバンク投資信託セミナー 中国株投資の魅力2
中国投資をファンドで行う…
- 和泉
- そういうことも考えて投資をしなくてはいけないのですね。私たちは、今、個別株の名前が出てきて思わずメモをしたりしてちょっと個別株で儲けようかなとか思ってしまいがちです。個別銘柄を否定するわけではないのですが、司馬さんは、投信を使うメリットをどういうふうに考えていますか。以前、私が投信は分散されている分、値上がりが小さいのではないのですか、と司馬さんにお伺いしたとき「5年後をみてください。5年後には私の投信のほうが値上がっているでしょう。」ときっぱり言ってくれたのですけど、そのへんをもう一度、お話いただけませんか。
- 司馬
- 私は個人投資家が個別株で効率的に投資するのは難しいと思っています。結構、イメージで投資すると思うのですね。たとえば、自動車メーカーですが、中国はまだ自動車の普及率が低いので長期的にみればかならずいいと思っているかたが多いと思います。それで高値で買ったのですけど、それから半値になっているのですよ。一般的にマーケットが拡大するのは間違いない。その投資アイデアをどこまで落とせるかが難しいのですよ。というのは、中国経済のひとつの特徴は非常に過当競争です。ひとつの儲かる産業があるとすぐ新規参入が入ってきます。自動車でいえば、自動車産業が伸びるのは間違いないのですが、そこで何が起きているかなんですよ。日本の全てのメーカーをはじめ、世界中の自動車メーカーが中国に進出しています。その他ローカルのメーカーが何十社あります。そうなると、短期的に飽和サプライになります。鉄鋼の価格は上昇しているのに、新車価格は毎年10%程度下がっています。このへんが、一般の個人投資家には理解しきれない部分だと思います。長い目でみれば業界の再編が必要ですけど、投資を行うタイミングが非常に大事なんですね。
- 和泉
- そうしますと、司馬さんのファンドは、銘柄の入れ替えが頻繁に行われているのですか。
- 司馬
- ものすごく入れ替わっています。業種のアロケーションは非常に大事です。2001年の運用報告書と2003年の運用報告書を比べると組み入れ上位10銘柄は、全て変わっています。当時は自動車、電力会社でしたが、今は、エネルギー、サービスの一部となっています。日本でもそうですが、夏場に電力不足になり、電力が足りないといって電力がいいと思っているかもしれませんが、現在の電力株は、ピークから40%程度下がっています。マーケットは常に先をみているのですね。電力は儲かると思ったら各社挙って、設備投資を行いました。電力は2007年以降には供給過剰になると言われています。電力に限ったことではないのですが、中国は非常に供給過剰に陥りやすい体質になっています。
- 和泉
- なるほど。スポットで起きていることをあたかも全体で起きているように考えてはいけないのですね。たしかに中国全体のマーケットの将来性はあるのだけれども、逆にひとつの企業が成長していくのか、ということを一緒に考えてはいけないということが分かりました。もうひとつ最後にお聞きしたいことがあります。司馬さんが考える中国のダイナミズム、これから更なる成長ってありえるのですか。
- 司馬
- 株式、証券投資につきましては、まだ始まったばかりだと思います。ほんとうのゴールドエイジはこれからだと思います。MSCIオールカントリーインデックスの中に入っている中国株の比率は0.4%しかないのです。今の中国のGDPは全世界の中で4.6%あります。
- 和泉
- 連動していないのですね。
- 司馬
- そうです。本格的にマーケットが開放したらこれを見逃す投資家はいないのです。しかし、今は本土では投資できないので香港市場で投資を行っています。間違いなく大きなチャンスはそこにあると思います。昨年の中国への直接投資は米国を抜いて世界第1位です。直接投資は約7兆円になりますが、証券投資はまだ非常に小さい。それを考えると証券市場が開放された時のニーズは莫大にあると思います。
- はじめに
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- 中国投資をファンドで行う…
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