MONEYKitトップ > from MONEYKit > セミナーレポート > ソニーバンク外貨預金セミナー 2005年夏 > 外貨投資の賢いはじめかた
外貨投資の賢いはじめかた
講師:長尾数馬氏
株式会社ラピュータ ファイナンシャル アドバイザーズ 代表取締役
通貨の選択(3)円高なのは実は対米ドルだけ
ちなみに皆さんが外国人だったら、日本円を選ぶでしょうか。まず好きか嫌いか、私は日本は嫌いではないし、日本食はおいしいですよね。財政はダメ。政治体制は意見が分かれるでしょうが、日本は平和ではあります。国際政治力と軍事力は、うーんと首をかしげます。5の資源・食糧ははっきりバツ。そして金利と為替水準。金利はほぼゼロですね。為替水準、よく分からない。経済がこんなに悪いのに、円高なんてどうもよく分からない。そんなところでしょうか。
どうでしょうか、ご自分のポートフォリオに円を入れますか?ちょっと入れたくないですね。そんな感覚でどの通貨を選ぶかを考えてみてください。
ご参考に過去5年間ぐらいの各通貨の動きを紹介してきます。まずドル・円ですが、2001年から2002年にかけて、円は1ドル=135円まで下げて、その後はずっと円高です。そのためにマスコミではここしばらく円高だと報道しています。ところが、ほかの通貨チャートをみてください。
たとえばユーロ・円は、2000年には1ユーロ90円まで円は上げましたが、いまは1ユーロ=135円です。次に豪ドル・円、1豪ドル=50数円から85円前後まで円は下がっています。NZドル、英ポンド、その他のチャートも見てください。みんな円安なんです。ただし香港ドルだけは、ドルペッグ場制をずっと採用していましたから、ドル・円と似たような動き方をしています。
つまり対ドルでは円高でも、その他の多くの通貨では円安がずっと続いています。そして皆さんの生活に影響があるのは、決してドルだけではありません。そのことを知っていただきたいと思います。

