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外貨投資の賢いはじめかた
講師:長尾数馬氏
株式会社ラピュータ ファイナンシャル アドバイザーズ 代表取締役
通貨の選択(1)まず国の好き嫌い、次に財政
ここからは具体的な話をしたいと思います。ではどんな通貨を選択したらよいか。たとえばソニー銀行で取り扱っている通貨は米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、スイスフラン、香港ドルです。私ならこの中からどうやって、こんなことを基準に通貨を選ぶというお話をしたいと思います。
まずはごく単純、「その国が好きか嫌いか(住んでも良いか)」。私はこれで選びます。だって嫌いな国の通貨って嫌でしょう。たとえば金利が15%という国があるとしても、住みたくない、行くのも嫌だという国の通貨は使いようがありません。たとえば私はカナダに留学した経験があります。寒くて何もない国ですけれど大好きです。ほかにもオーストラリア、アメリカなら住んでもいいですね。皆さんの中にはドイツやフランスがいいと言うかたもいらっしゃるでしょう。これは大事なことです。

2番目は「その国の財政上の信頼度」です。上の表はムーディーズの国債の格付けです。日本の国債の格付けの低下について、最近はあまりいわれなくなりましたが、これが現実。かつてのAaaから段階的に下がって、いまはA2。他の先進諸国と比べても低いですね。もちろん将来は良くなるかもしれませんが、あくまでも客観的なデータでは現在はこうだということです。
3番目は「政治体制」、それはそうでしょう。やはり暴動には巻き込まれたくはありません。これは私個人の意見ですけれど、いくら通貨が切り上げになったり、金利が高かったりしても、自分の大事なお金が帰ってこなくなるようなおそれがあるところには、お金を預けるのはためらわれます。

