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ファンドマネージャーインタビュー
ファンドマネージャー・インタビュー(PCAインド株式オープン) DR Rao氏・Kannan氏 Prudential Asset Management (Hong Kong) Limited

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安定した高成長で長期投資しうるファンドに

――
今後の市場見通しについてリスクを含めてご説明ください。
Kannan
中長期的な観点から、引き続きインド株式市場に対するポジティブな見方に変わりはありません。
まず、注目ポイントとしては、安定して高成長が見込めるGDP、高成長を支えている消費・設備投資・アウトソーシング、その結果として、高いROEと潤沢なキャッシュフローを伴うファンダメンタルの強い企業が多く存在することです。
また、リスクについては、モンスーン(季節風)の影響と原油価格の高騰、原材料価格と賃金の上昇が利幅を圧縮する点、そして財政赤字があげられます。
  • ※ROE:自己資本利益率。企業の自己資本(株主資本)に対する当期利益(税引後利益)の割合。「投下した資本に対し、企業がどれだけ利潤を上げられるか」を重視した財務指標。株主の持分に対する投資収益率を表しているので、株式の投資尺度としても重要。ROEが高い企業ほど優良企業とも言える。
――
現在、日本でインド株ファンドが人気となり、大量の投資資金がインド株式市場に入っていると思います。その影響についてはどうお考えですか?
Kannan
短期的には影響はありますが、中長期的にはインド国内のファンダメンタルが重要です。今年の3〜4月にかけてマーケットは上昇していましたが、外国人投資家は売り越しており、5月以降にまた外国人投資家が入ってきた状況です。あたかも日本マネーがマーケットを動かしていると思われるかもしれませんが、最近は台湾からも資金が流入しています。
――
では、仮に海外の資金が大量に資金流出に転じた場合、短期的にはどうなりますか。
Kannan
現在、インド株式市場の外国人投資家の比率は約25%程度です。外国人機関投資家(FII)のアカウント数は約600口座あります。日々の出来高をみても外国人投資家の売却は国内の投資家で十分に吸収できると考えています。
――
エマージングマーケット(新興市場)は、特に米国の影響を受けやすいと思いますが、インド市場もそれに当てはまりますか。
Kannan
はい、短期的には米国に連動した動きになります。米国金利の上昇は、インドの中小型株には特に影響があると思います。最近のマーケットの動きをみても米国との連動性は強まっていますが、中長期的にみた場合、あくまでも国内の動き、国内のファンダメンタルに回帰してきます。
――
インドの株式市場は過去最高値を更新するなど、過熱感を指摘する声もあります。株式市場が上昇し過ぎて、割高になっていることはないのでしょうか。
Kannan
確かにインドの株式市場は過去最高値を更新しており、歴史的に見て高水準にあると思います。ただし、株式市場のバリュエーションを株価収益率(PER)で見ると、低位のままで推移し、割高感はありません。株価の上昇以上に企業収益の伸びが大きくなっており、インド企業の好業績という実体面を反映した水準だといえるでしょう。
――
最後に日本の投資家のみなさまに一言お願いします。
Kannan
再三、申し上げていますように、インドは「消費」「設備投資」「アウトソーシング」の3つのキーワードにより中長期的に安定的なGDP成長率を維持していきます。短期的にはマーケットの調整や米国の影響など、様々な要因から影響を受けると思います。しかしながら、中長期で株式を保有していただける投資家のみなさまにとっては、短期的なリスクを吸収し、長期に投資しうるファンドであると考えています。
――
本日は、どうもありがとうございました。

 

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