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インド経済の牽引役は「消費」「設備投資」「アウトソーシング」
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- まず、インドの投資環境の概要を教えてください。
- Rao
- まず私Raoが簡単にご説明します。
インドのGDP成長率は、政府首脳やエコノミストなどの発言にもあるように中期的に6-7%の成長が見込め、今後もその数値は予想されています。人口動態から見る消費の拡大も引き続き強く、インドの強みであるアウトソースの分野においても成長性が期待されます。現在、インドの世界におけるGDPシェアは1.8%弱、株式市場の時価総額のシェアは1.1%に過ぎません。インドの人口規模などを考えるとこれらの数値はまだまだ低く、このシェアは今後ますます上昇していくと思われます。インド経済の牽引役としては、「消費」「設備投資」「アウトソーシング」という3つのキーワードがあげられます。
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- 確かに、日本のメディアでもインドをIT企業のアウトソース先として紹介することが多いですね。消費と設備投資を加えた3つのキーワードについて詳しく教えてください。
- Rao
- まず「消費」ですが、特にバイク、携帯電話の伸びが著しく、昨年からの売上高でみると、バイクが倍増、携帯電話は30%の伸び率です。消費拡大の背景として人口動態があります。注目点は、20歳から34歳までの年齢層が今後も年々増えてきますので、それに伴い消費の伸びが期待できます。また、所得水準の上昇が挙げられます。インドでは、月収9万円から42万5000円の世帯が、2002年には4600万世帯だったのですが、2007年には7500万世帯になると言われています。融資についても、月収2万円の人でもローンを組むことが可能で、以前15%だった金利も現在は7〜8%で借りられるようになっています。
- 続いて「設備投資」ですが、特に石油・ガス・セメント・医薬品などが強い伸び率を示しています。これら設備投資に伴い銀行の信用枠(貸出の伸び)も年率20%の伸び率になっていますので、銀行セクターもポジティブに見ています。インフラ面についても、インドは道路・鉄道・空港が未整備だとよく言われますが、今後はインフラ投資の拡大が見込まれています。
- 最後に「アウトソーシング」ですが、フォードモーター(Ford Motor)、ファイザー(Pfizer)やヒュンダイモーター(Hyundai Motor)、日本企業ではカワサキ(Kawasaki)、ホンダ(Honda)など、世界を代表する企業が生産拠点としてインドに工場を建てています。特にインドは世界最大の二輪車市場。インドのバジャオート(Bajaj Auto)はカワサキ(Kawasaki)と提携して二輪車セクターにおいて成長の恩恵を享受できるポジションにいます。ちなみにインドのバイクは、5万〜7万円で買うことができます。

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- ありがとうございます。ITだけではなくインドの今後の経済成長は、様々な業種で期待できることが分かりました。今度は、本題である「PCAインド株式オープン」の運用方針や体制について教えてください。
- Kannan
- はい、ファンドについては、私Kannanからご説明いたします。
インドの魅力はみなさまよく認識されていると思います。先ほどの話にもありましたように、我々は幅広い層での消費の拡大と設備投資の強さを重視しています。そのキーワードに基づいて、一貫したプロセスで銘柄選択を行っていくことが、他社との相違点だと思っています。
運用自体は、香港で行っており、当ファンドの運用に関わる3人の担当者は全てインド人です。インドのカルチャーから本当のインドを知り、それぞれ10年以上の運用経験をもっています。運用哲学としては、“バリュー投資”を一貫して行っています。基本的にその株価が上がるから投資をするのではなく、常にバリュエーションを見て堅実に投資を行っています。
- ※バリュー投資:企業の利益・資産などの基準に対して割安なものに投資する手法
- ※グロース投資:企業の利益成長に主眼をおいて投資する手法。成長株投資
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- バリュー投資ですか。成長性に投資するということでインド株のイメージはグロース投資なのですが。
- Kannan
- アジア株式への投資は一般的にグロース志向でリターンを狙う傾向にありますが、投資家のセンチメントが大きく揺らぐことにより、市場および個々の資産価格に投資理論では説明できないような動き(アノマリー)が生じます。こうしたアノマリーは、規律あるバリュエーション重視の“逆張り投資家”にとっては恰好の投資機会となります。
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- バリュエーションというとPERやPBRで評価しているのですか。
- Kannan
- はい、基本的な指標ではありますが、我々はPERを重視しています。ですから、どんなに優れた会社であってもバリュエーションが割高である場合は投資を行いません。我々は、平均3年の保有期間があれば、優れたアジア企業の株式に割安な価格で投資することが可能だと考えています。
- ※PER: 株価収益率。株価と企業の収益力を比較することによって株式の投資価値を判断する際に利用される尺度。
- ※PBR: 株価純資産倍率。当該企業について市場が評価した値段(時価総額)が、会計上の解散価値(株主資本)の何倍であるかを表す指標。
- はじめに
- インド経済の牽引役は「消費」「設備投資」「アウトソーシング」
- 年間100社の訪問で対象企業を見極める
- 安定した高成長で長期投資しうるファンドに

