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よく分かる住宅ローン講座:金利編 金利が分かると変わる住宅ローン選び

Chapter 1Chapter 2Chapter 3Chapter 4Chapter 5Chapter 6

Chapter 4:金利の上昇にどう対応するのか

借りた後のメンテナンスが大切

お金って寂しがり屋なのです。面倒を見てくれる人、かまってくれる人のところに寄ってくる。いえいえ、風水師になったわけではありませんよ(笑)。つまり定期的に自分の資産と負債のバランスシートを作って、家計をチェックする。そうすることで月々の住宅ローンの返済額はこのままで大丈夫かとか、繰り上げ返済するのに余裕がどのくらいあるのかとかが見えてくると思います。問題意識をもって住宅ローンをメンテナンスしていけば、商品もいきいきしてきます。

メンテナンスといっても、毎月する必要はありません。金利状況がよほど動かない限り、年1回程度でいいと私は思います。やはり一年の節目ということと、住宅ローン控除ということもありますから、年末がいいのではないでしょうか。年末の大掃除がすんだら、次は資産の棚下ろし、来年の家計の戦略を練って、その時に住宅ローンもチェックしていただきたいと思います。それに年末というのは、来年度の税制改正や株価の予想といった、来年の動きが出ますよね。参考にできるデータや判断材料が入手しやすいからです。また、進学や転勤など、ご家族の大きな行事が多い年度末も見直しの時期としてはよいでしょう。

その場合、来年一年間の、家族のライフイベントの確認を、ぜひご夫婦でやってほしいと思いますね。お子さんの教育費のような大きなことは家族全員が分かっていると思いますが、「冷蔵庫がそろそろ買い換え時ね」といった奥様が見ている部分と、「来年はクルマの車検があるな」といったご主人が負っている部分があるはずです。来年は特別なことが何もないとしても、すべての情報を家族で共有化すればよりよい戦略が練れますし、何か不測の事態があった時に、フットワークよくお金を動かせるはずです。

変動金利型の人のメンテナンス

変動金利型ローン メンテナンスのポイント

金利という観点から改めて住宅ローンを見てみると、変動と固定のタイミング、あるいは各金融機関の商品の選択を、金利の先行きを見ながら選択するという意味で、これは「運用」なんですね。

たとえば変動金利の人が家計を見直してみて、もし返せる余裕がまだあるなというなら、今の低金利のうちに繰り上げ返済でどんどん残高を減らしていくのもいいでしょう。

ただし繰り上げ返済は、お金を早めに返して返済の期間を短くする期間短縮タイプと、月々の返済金額を減らす返済額軽減タイプの2種類があります。たしかに利息の支払いを減らすのには期間短縮タイプの方が効果的で、トータルな支払額が圧縮されますが、毎月一生懸命お金を余計に返しているのに、月々の返済額が変わらないので生活は楽になった実感がないんですね。そんなことも考慮しながら、繰り上げ返済を活用していただきたいと思います。

また変動金利型は、前回お話ししたように金利の見直し時期が半年に1回あるわけですし、「5年ルール」のことも頭にいれておかなくてはなりません。もし、金利が予想以上に上昇し、その後5年の間に利息支払額が元金返済額を上回るようなことになれば、決められたお金を返しているのに残金がまったく減らない未払い利息が発生します。利息支払額と元金返済額の内訳は、常にチェックしていてください。

  • ※ソニーバンクは5年ルールを適用していません。

固定金利型の人のメンテナンス

固定金利型ローン メンテナンスのポイント

もしかしたら反対に、「これからは金利の上昇局面だときかされて長期固定を選択したのだけれど、金利は思ったほど上がらず損をしたみたいだ」という方も出てくるかもしれません。そうはいっても、現在の住宅ローンは昔のように、いったん借りてしまったら選択肢がないというわけではないのです。周囲を見回してみてうまくいっていないようだなと思ったら、金利プランを変えたり、借り換えることも考えてください。

短期の固定金利選択型の注意点については、これまでも何度かお話ししましたが、低金利の固定期間が終わった後の金利上昇リスクを負えるかということです。特に優遇金利が適用されている場合は、金利変動がさほどなくても、ご自身の返済額は大きく変わります。いつまでが優遇期間かをしっかりと確認しておいてください。

どのような金利タイプを選んだとしても、心の準備としてやっておきたいのは、低金利や高金利という言葉に惑わされず、自分のプランの見直し時かというのをあらかじめ考えておくことです。たとえば日本銀行がどのようなシグナルを発して、金利動向がどのようになったら考え時かという具体的な指針ですね。これは私の見方ですが、住宅ローンの金利は、今月来月にでも大きな変化がというあるわけではありません。こういう時にこそ、しっかりとご自身の住宅ローンをチェックしておいてください。

 

この記事はアサヒ・コム広告特集として2005年1月17日から3月31日に掲載したものを収録したものです。金利その他の数字、情報はすべて掲載当時のものです。

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