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よく分かる住宅ローン講座:金利編 金利が分かると変わる住宅ローン選び

Chapter 1Chapter 2Chapter 3Chapter 4Chapter 5Chapter 6

Chapter 2:金利に強くなろう(1)

広告で見かけるキャンペーン金利とは?

住宅ローンの広告を見ていると「金利優遇キャンペーン」という言葉がよく出てきます。キャンペーン金利とは、何年間だけとか、いま申し込みされた方だけとか限られた条件で、金利をなんらかの形で優遇するものです。固定金利選択型なら当初数年間の金利を低く設定したものですとか、変動金利なら店頭金利よりも何パーセントか金利が優遇されるものですとか、内容はさまざま。数字が示しているのも利率だったり、優遇幅だったりと千差万別です。

言葉は悪くなってしまいますが、キャンペーンというのはどんな商売でもお客さんを引き付けるための材料です。そのメリットに関心をもつのは悪いことではないですね。ただし最終的な選択を下すまで、じっくりと商品全体を吟味することが大切です。

共通の評価軸で比べることが大切

そうはいっても各金融機関が打ち出しているメリットを比較することは、一般の皆さんにとっては難しい面もあると思います。そこでお勧めしたいのは、自分が借りたいなと思った金融機関を軸にして、他の金融機関も定量評価をしてみる。つまりどこでも同じ質問をしてみることです。たとえば繰り上げ返済の手数料がいくらなのかとか、変動金利型から固定金利型への切り替えはできるのかとか、金融機関に聞いてみたり、インターネットのローン比較サイトを利用してみてはいかがでしょうか。これはあら探しではなく、それぞれのローンの長所短所を総合的に知り、自分自身にとっていいローンを選択するためにぜひしていただきたいことです。

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【住宅ローン検討比較表】

住宅ローンを比較する際のポイントを表にまとめました。
検討する際にご活用ください。

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金利動向をどう読めばいいのか

これからは金利に敏感になることが大切と言っても、具体的にどうすればいいか分からない方も多いと思います。そこで参考になるヒントをお話ししましょう。話はちょっと専門的になりますが、皆さんにしていただきたいことはカンタンです。

市場金利の世界には、大きく長期金利と短期金利があります。固定金利選択型、長期固定金利型などの住宅ローンは、長期金利に連動。変動金利型は、短期金利にほとんどが連動しています。金融の世界では、1年未満のお金の貸し借りをするマーケットを短期金融市場といい、その指標になるのが短期金利です。中でも一番分かりやすいのは、「無担保コール翌日物金利」というものです。これはコール市場という金融機関同士が短期の資金を取引するための市場の中で、1日だけ資金を貸し借りするときに適用されるものです。実はこの金利が動かないと、短期の金融市場の金利は大きく動くことはほとんどありません。

じゃあこの金利を誰が動かしているかというと、日本銀行(日銀)なんです。日銀の金融政策が反映され、この金利が動くことによって、変動金利型の住宅ローン金利が動く。これを裏返せば、資金需要が高まる年末や年度末は別として、日銀の政策が変わらなくては住宅ローンの変動金利が大きく動くことはまずないということです。

ですから金利への感応性を養いたいと思われている方は、日銀総裁が発表する毎月の月例経済報告に目を通してください。これは必ずどんな新聞にも載りますし、TVでも報道されますから、その範囲内でとりあえず十分。さらに、もう一歩突っ込んで金利動向をチェックしたいという方は、年二回(4月と10月)日銀が発表する「経済・物価情勢の展望」の「大勢見通し」をチェックしてください。今後の経済成長率と物価の見通しが必ず言及されています。日銀の福井総裁は、「ゼロ金利政策は、消費者物価指数(私たちがモノやサービスを購入する価格)が恒常的にプラスにならないと止めない」といっていますから、大勢見通しに目を通して、これから物価が恒常的に上がっていくかそうでないのかを見極めてみるのもいいでしょう。

一方、長期金利の指標的なものとなっているのは、国債の中でも中心となる新発10年長期国債の市場利回りです。発行された国債は、その後もマーケットにおいてさまざまな投資家の間で自由に売買されます。その中でも特に銀行や証券会社などの業者間を中心に取引される新発10年国債の利回りが長期金利そのものといえます。

短期金利が日銀の金融政策に影響を受けるという、ある意味でコントロールのもとに決められているのに対し、長期金利は、市場における長期的な資金の需要と供給のバランスの変化などによって決まるという傾向が強いといえます。ですから市場のさまざまな要因に影響します。たとえば将来的な短期金利の推移、このままデフレが続くのかインフレ感が強まるのかといった物価変動、あるいは企業が経済の先行きを見ながらどのくらい設備投資を行うか等々。短期金利が経済や市場の「いま」を見て決められるのに対して、長期金利は「これから(将来)」を予想して決められているといっていいでしょう。

 

この記事はアサヒ・コム広告特集として2005年1月17日から3月31日に掲載したものを収録したものです。金利その他の数字、情報はすべて掲載当時のものです。

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