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為替・金利レポート
フィスコ為替市場レポート:2005年5月 2005年7月までの見通し

英ポンド・円の相場の現状分析と今後の見通し(2005年3月28日作成)
「人民元相場の改革が現実味を帯びればポンド安に」

期間予想レンジ:192円00銭〜202円00銭

<今年3月までの動き>

昨年12月中旬にはユーロ・円相場の上昇に連れてポンド・円相場も4ヶ月ぶりに203円台に上昇した。その後は英中銀の政策金利が2005年前半にも引き下げられるとの思惑やユーロ・円相場の反落を背景に、1月中旬には190円割れの局面もあったが、住宅価格の下げ止まりや堅調な個人消費がポンド相場を下支えした。2月以降は英中銀の政策金利が5月中にも引き上げられるとの観測や原油相場の上昇がポンド・円相場の反発を促したが、3月中は主に198〜200円台での取引となった。

<ファンダメンタルズからみた為替相場>

5月に実施される総選挙では与党・労働党が勝利を収める可能性が高いと予想されている。与党楽勝のムードではないが、与党敗北の可能性を意識してポンド売りが広がることは考えにくい。ポンド・円相場に大きな影響を与える要因は原油価格と人民元相場の早期改革の思惑であろう。原油価格が一段と上昇すればドル金利に上昇圧力が加わり、日本の貿易黒字も減少が予想される。これは円安・ドル高の一因となり、ポンド・円相場の上昇を促す事も予想される。一方、人民元相場の改革が4〜7月中に実現された場合、短期的にはポンド・円相場が円高に振れる可能性がある。一時的には189円60銭付近に接近する可能性もある。これには中国が新たな為替制度を導入する前後で円高・ドル安が進んでも、日本政府・日銀が円売り介入をしないとの憶測が関係している。4月にワシントンで開かれるG7財務相・中央銀行総裁会合で人民元相場の改革について大きな進展が見られた場合、ポンドが日本円などのアジア通貨に対して弱含みとなる可能性もある。英中銀の政策金利が5月の会合で5%に上昇する可能性があるだけに、一方的にポンドが売られることは考えにくいが、人民元相場の改革についての報道には十分な注意が必要だろう。

<テクニカル分析>

テクニカル分析

現状認識

ポンド・円は、148円19銭から207円99銭まで上昇した後、190円から205円でのレンジの中で三角保ち合いを形成している。

【メインシナリオ】

短期支持線を下回っており、200円付近で戻り売りのスタンス。

【サブシナリオ】

三角保ち合いの上限付近(200円)で戻り売り、下限付近(191円)では押し目買いのスタンス継続。

<2005年7月までの主な予定>

4月6-7日:英中銀金融政策委員会会合

20日:金融政策委員会会合の議事録発表(4月6-7日分)

5月4-5日:英中銀金融政策委員会会合

16日:英中銀の4半期物価報告

18日:金融政策委員会会合の議事録発表(5月4-5日分)

6月8-9日:英中銀金融政策委員会会合

22日:金融政策委員会会合の議事録発表(6月8-9日分)

7月6日:英国がホスト国となるG8サミット

6-7日:英中銀金融政策委員会会合

20日:金融政策委員会会合の議事録発表(7月6-7日分)

 

  • ※なお、以上のレポートのなかでは、米ドルをドル、英ポンドをポンドと表記しています。

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