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セミナーレポート
ソニーバンク投資信託セミナー インド株投資入門

必ずお読みください 個別ファンドの重要事項

圧倒的な労働力とトップレベルのIT技術

“1億人対600万人”のケンカの行方

皆さんのお手元に日本とインドの就労人口を比較した図があると思います。

2025年、たった20年後の話です。20歳から24歳までのインド人は1億人いるんですよ。中国人が8000万、日本人が600万です。これを考えたら、これから大変なことが起こるということがおわかりいただけると思います。

この1億人と、600万の日本がケンカしたって勝てません。600万人で1億人の付加価値を生むということは16倍、ないしは17倍の働きです。相撲でも柔道でも、1人か2人なら勝てるでしょう。でも10人、20人とやるうちにはもうへとへとで、どんなに強い人でも勝ち続けられないと思うんですね。いま日本はインドにODAや円借款の援助を出してます。しかし100年後には逆になると私は思うんですね。これはもう仲良くしちゃったほうがいいんじゃないかと思います。欧米の方ばかりに顔を向けているわけには、日本はいかなくなります。

アメリカIT産業の開花に人的貢献

インドの産業というと、代表的なものはITです。たしかに優秀なかたがいっぱいます。アジアでノーベル経済学賞をもらっているのはひとりしかいない。インド人です。皆さん、Hotmailってご存知ですか(世界でもっとも利用されているフリーメールのひとつ)。Hotmailを作ったサビエル・バティアという人は、もうここまで言えばわかりますよね、インド人です。彼はインドの大学を出まして、奨学金をもらってアメリカに行きました。その後スタンフォードで博士号を取り、26歳のときにひらめいたんです。ここからはアメリカのいいところで、素性の知れない彼に20万ドル出すエンジェル(投資家)がいました。彼は3年間でプログラムを作って、29歳の時に待ちに待っていたマイクロソフトから連絡がありました。あなたのソフトを買いたいと。落ち着いた金額は4億ドルです。

それから私のところで発行している『インド・ウォッチャー』という月刊誌は、社内のパソコンで編集しています。使っているソフトは、ご存じのPageMakerとPhotoShopと、Illustrator。これらを作っているアドビという企業、もうどこの国の人が作ったか言わずもがなですよね。それからサプライチェーンマネジメントのソフト開発では、ITWOという企業が最大手です。ITWOというのはIndianTwo、インド人の2人が作った会社です。言い出すときりがありません。
10億もいるわけですから、優秀な人間がいっぱいいて、そうでない人間ももちろんたくさんいます。ただ優秀な人間は、もう本当にすごい。彼らは工科大学で技術を身につけても国内に仕事がなく、アメリカに行きました。中国人もそうですね。そして頑張って花咲かせたのが、80年代のアメリカのITだという見方もできると私は思います。そういう超優秀な人材も含まれている16人を、1人でやっつけるのはしんどい。だったら仲良くなっちゃった方がいいんじゃないかというのが、私の提案です。

カギは道路などインフラの整備

次はゴールドマン・サックスの「2039年にはBRICsがG6のGDPを抜く」という予測です。最近ではアメリカの国家情報会議(NIC)も同じようなことを言っています。これから20年、30年というスパンですね。あと10年で何が起こるかと申しますと、中国のオリンピックと万博が終わる。そこからです。ですからインド株に投資するなら、長い目で見た方がいいです。

インドの弱点として見ておく必要があるのは、インフラです。インフラがまだ整っていないということで、今は国内の主要都市を結ぶ道路を整備しています。ムンバイ、チェンナイ(旧名マドラス)、コルカタ(旧名カルカッタ)、デリーと、四大都市を結ぶ大動脈の建設です。ちなみにインドの首都はデリーですが、中央銀行や証券取引委員会などがあるムンバイが金融のメッカ。東京と大阪とみたいな感じでしょう。

この道路が全部開通しますと、全長約6000キロ、東京〜大阪の20倍になります。総工費1兆3800億円で、実際には2兆円ぐらいいくと思います。これに日本の金もけっこう出ています。ただし、インフラはまだ整ってはいません。逆にいうと、これからお金が入ってくると大変なことになります。今まで年間で入ってくるお金が30億ドルぐらいなんです。最近はその5倍外資を呼び込んで年間150億ドルぐらいほしい、そうしないとインフラが整わないといっています。こういうインフラが整ってきますと、物流が発達して、それと共にクルマが売れ出します。

 

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