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2009年 為替相場の見通し 〜ルービノミクス(Rubinomics)〜
講師:山下政比呂氏(株式会社フィスコ 為替アナリスト)
バブルの歴史を振り返る(2)
大恐慌やバブル崩壊とは異なる今回の金融危機
10月は株安の季節とも呼ばれ、過去も株式市場で暴落が起こっています。ブラック・マンデー(暗黒の月曜日、1987年10月19日)、ブラック・サーズデー(暗黙の木曜日、1929年10月24日)、そして今回もブラック・フライデーと命名されるかどうかは分かりませんが2008年10月10日に株式市場が暴落しました。10月は多くの投資信託の決算月にあたり、利益確定、税金対策で毎年売り圧力が強くかかります。そこに売り要因が加わったため、歴史的な下げを記録してしまったと考えられます。
- 【NYダウ:ベアマーケット】

出所:CQG, Inc. ©2008 All rights reserved worldwide. www.cqg com、株式会社フィスコ
シカゴVIX(ボラティリティ・インデックス)指数といって、「恐怖指数」と呼ばれる指数があります。平均は20%前後ですが、市場が安定すれば20%以下に落ちる反面、市場の不透明性が高まると、30、40%と上がっていき、大きくなればなるほど恐怖感が高まります。
S&P500との比較グラフを見てみると、ロシア危機、アメリカの同時多発テロ、エンロン事件の際にもVIX指数は40%を超えました。一方でS&P500は下がりましたが、下落は一過性で、反発しました。通常VIX指数が40%を超えるのは一時的なものですが、今回は80%まで上昇し、株もまだ下がり続けています。
- 【シカゴVIX指数】

出所:株式会社フィスコ
日経平均は、2008年の年初くらいまでは長期的な下落相場が終わり、新たな上昇相場が始まるというシナリオが大半だったと思います。しかし、7,600円という安値を抜き、6,994円まで下がったことから、まだ調整が終わっていないという見方もできます。
バブル崩壊による1992年頃の下げが63%、ITバブル崩壊による2000年頃の下げも63%、そして2007年の高値から現在まで約61%下がっていますから、これも黄金比率といえます。ここで止まるかどうかははっきり言えませんが、日経平均的にはひと相場終わり、テクニカル的にはいくところまで来たのではないかと見ています。
バブル崩壊から回復するときの条件は、いくつかあります。ひとつは、相場が大きく下がること。もうひとつは株式取引所が閉鎖されること。そして中央銀行と著名投資家がともに買いに出動することです。公的資金の投入や、その他政策がそろったときに、パニックは終息します。ただし現在のところ、この条件が満たされているかどうかはわかりません。このことを念頭に取り引きすることが賢明だと思います。
日本は、バブル崩壊への対応として、公的資金の投入や金融緩和を10年間かけて行いました。アメリカは、2007年から2008年にかけ、日本が10年がかりで行ってきた政策をほとんどやり尽くしています。だからこそ、日本のバブル崩壊や、1929年の大恐慌のように「100年に一度」と言われた、これまでの恐慌とは違うのではないかというのが私の見解です。
- 【バブル崩壊への対応】
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出所:株式会社フィスコ日本 米国 期間 1992年〜2006年 2006年〜 損失 96.7兆円 推定 $1兆 不良債権買取 1993年 共同債権買取機構 2008年 金融安定化策 1996年 住宅金融債権管理機構
(約4.6兆円)$7,000億 公的資金投入 1998年 2兆円 2008年 $2,500億 1999年 7兆円 ☆46.7兆円 中央銀行 1997年 日銀特融(損失1100億円) 2008年 FRB 特別融資 山一證券:1.1兆円 ベアスターンズ $290億 AIG $1230億→ $1500億 北拓銀行:2.2兆円 金融緩和 2001年 量的金融緩和 2007年 流動性供給 2003年 資産担保証券買入 金融緩和

