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為替・金利レポート
フィスコ為替市場レポート 2005年3月までの見通し

英ポンド・円相場の現状分析と今後の見通し(2004年12月3日作成)
「人民元相場の切り上げに絡んで多少のポンド安・円高も」

期間予想レンジ:191円00銭〜200円00銭

<最近の相場動向>

11月10日に開かれた米FOMC会合で政策金利(フェデラル・ファンドレート)の引き上げが決まったが、米国の金融・通貨当局者らが相次いで米国の財政・経常赤字に対する懸念を表明、ドル安の必然性を示唆したことでユーロや日本円がドルに対して上昇した。ポンド・ドルも買われたが、英国内の住宅価格が低下基調にあることや英中銀の政策金利の引下げ観測も浮上しており、ポンド・円は11月10日前後を境に下落に転じた。

ドル売り・円買いが強まったこともポンド・円相場の下落を促し、一時は191円近辺まで下げたが、OECDが英中銀の政策金利は引き上げの余地があると述べたことや英中銀関係者がポンド高・ドル安に対して懸念を示していないことが意識され、ポンド・円相場は一時199円台まで急反発している。

<今後の見通し>

現時点では人民元相場の切り上げに伴うアジア通貨の相対的価値の上昇がポンドや欧州通貨に対する円買いの理由となる事も考えられる。

金利引き上げ以外の材料が見つかるまでは、ポンド・円相場が200円を突破することは考えにくい。金融政策面では2005年1-3月期までは現状維持と予想されるが、OECDが指摘するような利上げの必要性については見方が二分されているようだ。しかしながら、英中銀総裁の最近の発言内容から推察する限り、利下げは差し迫った問題ではなくなった。

住宅価格の低下が今後も続くようであれば、金利低下の観測が再び台頭すると思われるが、市場参加者がそれだけの理由でポンド売りを続けることは難しくなっているようだ。ポンド・円相場が190円を下回るとすれば、日本政府が人民元相場の早期に切り上げに配慮して、100円割れでも円売り介入を実施しない場合であろう。

<テクニカル分析>

テクニカル分析

現状認識
ポンド・円は、148.19円から207.99円までの上昇トレンドの後、190円から205円までのレンジの中での推移となっているが、現状は直近の安値190.12円を窺う展開となっている。
ここを下抜けると、148.19円(9/12/00)から179.35円(10/10/03)を経由する中期支持線を割り込むことになるため、下落リスクが台頭する。
【メインシナリオ】
  • 戻り売り
  • 190円割れを目指して戻り売りスタンス。ストップ・ロスは200円付近。
  • 190円を割り込んだ場合は、追撃の売り増し。
【サブシナリオ】
  • 押し目買い
  • 190円割れは無し、とのシナリオで押し目買いスタンス。
  • ストップ・ロスは190円を割り込んだ場合。

 

  • ※なお、以上のレポートのなかでは、米ドルをドル、英ポンドをポンドと表記しています。

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