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スペシャルインタビュー
アナリスト・インタビュー 山下政比呂氏

噂でマーケットが動くことも時にはあります

山下政比呂氏

山下さんにとって、重要な情報源とは何ですか。

まずは外国為替市場における人的なネットワークです。ただし、先ほども申し上げたとおり、現在は以前に比べて、情報ソースが明らかになりやすくなっていますし、情報の提供者が弊社のお客さまである企業に属していることもないわけではありません。情報のソースの守秘には以前よりも慎重さが求められますし、お客さまとの信頼を保持していくことも重要です。

それと、インターネットにしてもニュースメディアにしても、いろいろなニュースに常に目を光らせておくということですね。私どもの場合、規模の面からも小回りがききますから、大手の情報会社では裏を取ってからでないと流すのをためらう情報も、「噂である」ということを明示して随時流しています。たとえ噂でも、それで市場が動くということもあるわけですから。たとえば朝鮮半島で一触即発の事態が勃発したとか、横須賀から空母が出港したらしいとかです。情報をチェックするメディアにしてもアメリカの地方紙の早刷りですとか、あまり知られていない小さな銀行の情報も追っていくことによって、そこから2、3ヶ月にひとつでもお客さまの利益につながるヒントがご提供できればと思っています。

重視している経済指標トップ3を挙げていただけますか。

雇用統計、インフレ指標、貿易収支です。これは私個人がどうこうということではなく、先ほどもお話しましたが、いまマーケットがこれらを見ながら動いているわけで、マーケットが見ているものを私も見るということです。

ご自身がテクニカル分析で「当てた」という的中の例があれば教えていただけますか。

95年4月にドル円が80円ぐらいで反転しましたが、テクニカル分析をやっている人は、ほとんどが当てたといっている事例だと思います。私は4月に80.15円で反転と予想し、その後146.85円までの上昇を予想しました。

どう分析すればそういった数字が出るかといえば、95年4月がドルが反転する日柄、サイクル的な反転地点だったのですね。時間が決まったら価格はどうなのかというと、それも計算したら80円という数字が出ていました。簡単に説明すると、ドル円はその前に120円で止まって、そこから160円までいっています。この40円幅というものがもつエネルギーが反転するというのが、ベーシックな考えかたです。120円から40円をひくと80円。ほかの手法で計算しても80円前後がでてきましたので、チャート手法をしている多くのかたが反転を当てたと思います。

 

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