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投信レポート
「見ると聞くとじゃ大違い!? 現地視察レポート」シリーズ〜第三弾 中華人民共和国

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第2回 重慶(チョンチン)編 (1)

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重慶の中心部

長江上流に位置する重慶は、人口約3,000万を有する都市です(重慶直轄市の人口)。長江と嘉陵江という2つの大河の合流点に位置するため、古くから水運の要衝として栄え、春秋時代には巴国の都が置かれていました。中心部は大きなビルが立ち並び、夜遅い時間まで、ショッピングや散策を楽しむ人を見かけました。現地で不動産開発を行う会社のスタッフは、「冬は比較的過ごしやすいものの、夏は中国でも有数の酷暑になる都市」と説明してくれました。

重慶では中国の大規模な不動産開発の典型的なケースが進行中でしたので、具体的に紹介しましょう。地図上、2つの川が合流する中州部分に街の中心部があります。そこから、西北に目を移すと「ワン・ピーク・ロード」と呼ばれる開発エリアがあります。ここでは、政府施設を中心部から移転するとともに、新たに地下鉄を通して、オフィスや商業施設、住宅の一体開発が進められています。緑に囲まれたイラストがこのエリアの完成予想図で、現在は、建設中の政府施設と住宅の一部のみがその姿を現しています。

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左:古い集合住宅
右:長江に近い建設中の集合住宅。近くに地下鉄が開通する予定。

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左:「ワン・ピーク・ロード」の完成予想図(CCランド)」
右:「ワン・ピーク・ロード」を貫通する予定の鉄道路線

「本当にこのマンションは売れているのですか?」開発を手掛ける不動産会社のスタッフに尋ねたところ、「マンションはほぼ完売。約4割が重慶の住民、別の4割が重慶郊外の住民、残りの2割が投資目的で購入する沿岸部に住む人々です」と説明していました。同じような新築のマンションは重慶に数多く見られる中、近辺の住民が新築マンションに引っ越せば、今まで住んでいた住居は空き家になり、不動産の需給は悪化するとの懸念が考えられますが、不動産会社のスタッフは「このような新築マンションを買うのは、重慶の中で経済的に豊かな人々。彼らが住んでいたマンションは、若年層のほか、所得水準のやや低い人々、地方から移ってくる人々が利用するので、新築マンションの建設が需給悪化に結びつくわけではありません。重慶には毎年50万人が地方から入ってきます」とのことでした。

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左:「ワン・ピーク・ロード」で開発が先行している高層マンション
右:「ワン・ピーク・ロード」エリアで中核となる建設中の政府施設

中国は一人っ子政策により、人口の増加率が他のアジア地域に比べて緩やかですが、一方で、50万人が1年間に1都市に流入するという重慶のケースは、人口が都市に集中するという都市化が中国で進行していることが分かります。重慶を含む中国の14の大都市の人口の増加率は、中国全体に比べて高い伸びを示しており、不動産の需要拡大の大きな要因の1つになっています(国連World Urbanization Prospects2005年改訂版)。

次回も、重慶編(2)をお伝えします。

第3回 重慶(チョンチン)編 (2)に続く)

 

「見ると聞くとじゃ大違い!?現地視察レポート」シリーズ 第三弾 中華人民共和国編
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