MONEYKitトップ > from MONEYKit > セミナーレポート > ソニーバンク投資信託セミナー:2008年2月26日「アジア不動産投資の魅力〜中国現地視察から見えてきたその将来性〜」 > 第1部:アジア不動産投資の魅力
お客さまからのご質問
セミナーご来場のお客さまから寄せられたご質問のうち、お問い合わせの多かった内容について、講演者に回答いただきました。
- ――「GS アジア不動産株&リート・ファンド」における投資対象国への投資は、どの程度の比率で行うのでしょうか?また、銘柄の選択基準について教えていただけますか?
- 不動産株式については、香港、シンガポール、中国を中心としたアジア諸国・地域に上場している不動産関連株式に分散投資します。リートについては、香港、シンガポールを中心としたアジア諸国・地域に上場している不動産投資信託に分散投資します。当初の設定時の不動産関連株式とリートの実質的な投資比率はそれぞれ80%:20%とします。
ポートフォリオ・マネジャー自らが徹底したリサーチ活動を行います。ファンダメンタルズ分析を行う上で「経営陣との議論」「市場動向」「財務状況」「物件」の4点を重視します。さらに、銘柄選択に際しては、割安かつ成長性の高い企業であること、ファンダメンタルズに改善が見られ、割安な物件を有する企業であること、という2つの点に着目しています。 - ――ファンドの流動性について教えてください。
- 当ファンドは基本的に毎日換金することができます。ただし、換金代金の支払いは、原則として換金の申込日から5営業日目となります。
- ――ファンド・オブ・ファンズ形式にした理由を教えてください。
- ファンド・オブ・ファンズにした理由は、リートと株式を混ぜてはいけないという投資信託協会のルールがあったからです。このルールをクリアするため、リートのマザーファンドと株式のマザーファンドを別々に設け、一つの投資信託としてまとめました。
- ――ベトナムは投資対象に含めていないのでしょうか?
- ベトナムの不動産市場は規模が小さく流動性も低いので、現状では投資していません。しかし、経済成長が期待できる部分もありますので、将来魅力的な市場に育ってきたら投資対象として検討していきます。我々が投資している銘柄のなかには、ベトナムや中東などの不動産開発に携わっている会社の銘柄も一部あります。ベトナムに直接投資するのは数年後になるかもしれませんが、現在投資している銘柄を通じて間接的に投資しているケースがあります。
- ――ファンドのポートフォリオのなかにはマカオが入っていません。なぜマカオを入れなかったのでしょうか?
- 主要産業がカジノ・ビジネスであるマカオの不動産市場は、大変興味深いものがあります。ただし、不動産価格の上昇をもたらしているのがマカオの非居住者であり、不動産投資の観点から考えると、若干投機に近いと思われます。これからもマカオの動向に注視しますが、現時点では投資対象として考えていません。
- ――中国では一人っ子政策の影響で今後人口が減っていくといわれています。一人っ子政策の影響は不動産市場にも及ぶのではないでしょうか?
- 一人っ子政策の影響で2025年ぐらいから人口が減っていくと、ゴールドマン・サックス証券のリサーチ結果もあります。しかし、不動産市場の発展には人口の増加だけでなく、都市化も影響を与えます。中国では毎年、地方から1,000万人の人が都市部に流れているというデータもあるので、今後も都市化の進展によって不動産需要は高まっていくのではないかと考えています。
- ――中国の不動産市場はバブル状態にあるという話を聞きますが、今後大きい調整局面に入る可能性について、どうお考えですか?
- 中国の不動産価格は地域によって上昇率にもばらつきがあるものの、2006年から2007年にかけて、全体では9%の上昇とGDP成長率11%並みの安定した成長率を維持しています。北京や深センなどでは一部過熱感が見られますが、沿岸部から内陸部、北部での都市化が進むにつれて不動産開発はさらに拡大しつつあります。株式市場は下落傾向にありますが、高い経済成長率、人口増加、都市化による不動産需要の拡大が見込まれています。


