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投信レポート
「見ると聞くとじゃ大違い!? 現地視察レポート」シリーズ〜第二弾 中東

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第3回 カタール編 1


カタール国旗

ドバイから飛行機で1時間、カタールへ日帰りで行ってきました。
カタールと言われてもピンと来ないかもしれませんが、首都があの“ドーハの悲劇”のドーハです、と言われればイメージが湧くでしょうか。また、最近では2006年12月にアジア競技大会が開かれたところです。
国の面積は1万1,427km2で秋田県と同じくらい。やはり王族が統治する首長国です。ドバイの西に位置し、ドバイとは1時間の時差があります。
ドーハからドバイに向かうと、飛行時間がほぼ時差と同じくらいなので、ドーハを出た時間と同じ時間にドバイに到着するといった次第。ドバイに戻った時にはワープしたような不思議な感覚でした。
ドーハの街全体から受けた印象は、「のんびりした地方都市のようだなぁ」。案内をしてくださった現地のガイドさんもとても大らかでしたし。
空港は、滑走路などの敷地はそれなりに広いようでしたが、ターミナルの規模は国際空港とはいえ、日本の地方都市にある空港といった感じ(カタールの空港は軍事的な施設もあるのか、撮影禁止でした)。でも、建物は最近建て直されたようで、近代的できれいな建物でした。
ドバイとの往復の飛行機内には、ドーハでの仕事を求めて、また仕事を終えて帰るのであろう外国人労働者が多く乗っていました。また、ドーハ空港ターミナルを出たところには、待ち合わせ(送迎?)なのか、多くの外国人労働者と思われる人達が集まっていました。


左:ドーハの高級住宅街(かな?)
右上:街中では、こんな感じの低層階のアラブ風建築の建物を多く見かけました。
右下:ドーハの街中

街中には、まだドバイほど高層ビルは多くなく、アラブ風の低い建物が並ぶ中にポツポツと高いビルが建っていて、中心街から少し離れると更地がとても多いように感じました。そうそう、ドーハでは街の中心部の大きな通りの交差点には信号がありますが、少し中心街を外れると信号は無くロンドンのようなロータリー式の交差点になっていて、車はゆっくり走っていました。


左:中心街の交差点は信号式です。
右:道路沿いの街頭はアーチみたいな不思議な形

そんなのんびりした様子のカタールも近年は開発が進められていて、ドバイ程の規模ではありませんが、建設中のビル、道路整備などインフラの工事があちらこちらで見られました。


ドバイほど林立はしていませんが、あちらこちらでこのようなビルの建築や道路整備が行われています。

ガイドさんのお話では、現在進められている国の開発計画は2012年で一区切りし、計画最終年には新空港もオープンするとのこと。こちらもドバイ同様、エアバスの新型ジェット機を購入したそうです。観光事業においても力を入れていて、ホテルも次々と新しいものが建っているそうで、既に計画されているものだけで、ドーハのホテルは現在の12から20に増えるとか。それも、ブランドネームのあるところを誘致しているそうです。


ホテル「Ramada Plaza Doha(ラマダ・プラザ・ドーハ)」、黄金色に輝いています。

そして、ドーハにおいてもこれらの工事は、インド、イラン、パキスタンなどからやってくる外国人労働者によって支えられています。国の人口の7割近くがこれらの外国人労働者達となっているようです。
ドバイを取り囲む中東各国は、ここ数年来のドバイの目覚しい発展(ここ直近の4年間の変化は、それ以前の20年間を凌駕する変化です)を目の当たりにし、自分達もそれに続けとばかりに経済改革に力を入れています。ドバイは他の中東各国に比べ、自国の保有する天然資源に恵まれていなかったため、いち早くそれらに依存しないサービスセクターを伸ばすことに力を入れ、今の発展を実現しました。一方、その他の豊富な資源を有する国々は、産出する資源から収入を得ることで満足していたところがあったかもしれません。それがドバイの発展と供に、自国の天然資源からの収入を「脱資源」の新しい経済構造への転換へつなげて行く、という方向へと変化してきたようです。
カタールは、石油・天然ガスなどの資源に恵まれた国です。特に天然ガスの埋蔵量が多く、確認埋蔵量は世界第3位、世界の14%になるそうです。これは、ロシアを除く国々の半分にあたるとのこと。2008年にはこの液化天然ガスの世界最大の輸出国になると予想されていて、天然ガスと石油による国の収入はGDPの6割近くです。現地のガイドさん曰く、国はこの液化天然ガス用の輸送タンカーを54隻発注したそうで、発注先は主に日本のようです。日本はカタールから石油も天然ガスも輸入していますし、なかなか関係は深いようですね。
近年カタール政府は、これら資源から得られる収益を生かして、教育、ヘルスケア、運輸、ガス・電気などの公益などの事業に積極的な投資を行っています。カタールもドバイ同様で、「所得税は無税、医療は保障されているし、子息の外国留学などは国が全額援助してくれるのだ!」とガイドさんは誇らしげに言っていました。
また、政府は上記のような国民生活の基盤強化を進める一方で、天然資源に依存した経済から脱却すべく、石油・天然ガス資源を利用する石油化学工業や鉄鋼業などの業種へ多角化を目指して、外国企業の誘致も行っていたり、金融セクターの強化も計っているそうです。

さて、ドーハでは「カタール商業銀行(Commercial bank of Qatar)」、「カタール不動産投資会社(Qatar Real Estate Investment Co (ALAQARIA))」各社のIR担当の方からお話を伺い、また現在進行中の居住用不動産のメガプロジェクト“The Pearl”の販売センターを訪問しました。

 

「見ると聞くとじゃ大違い!? 現地視察レポート」シリーズ〜第二弾 中東

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