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ファンドマネージャーインタビュー
ファンドマネージャー・インタビュー(PCAインド株式オープン)DR Rao氏 Prudential Asset Management(Singapore)Limited インベストメント ディレクター

必ずお読みください 個別ファンドの重要事項

設備投資と消費がけん引し、さらなる発展を遂げるインド経済

2003年以降、年8%前後という脅威のGDP成長率を達成し続けるインド経済。株式市場も堅調に拡大し、市場規模もついに1兆ドルを突破しました。インド経済はどこまで発展していくのでしょうか。2005年6月に引き続いて「PCAインド株式オープン」の運用に携わるPrudential Asset Management(Singapore)LimitedのDR Rao氏に、インド経済の成長ストーリーなどについて伺いました。
(このインタビューは2008年1月16日に行われました)

銘柄数を抑えてリサーチとフォローアップの質を高める

――
2007年を振り返って、ファンドの運用状況はいかがでしたか?

DR Rao氏

インド経済は「消費」と「設備投資」の両輪が原動力となって高成長を遂げています(図1)。このインド経済の高い成長力を享受できるようなポートフォリオの構築に気を配ってきたことが、高いパフォーマンスにつながっています(第3期(2006年10月2日から2007年10月1日)の騰落率は+46.2%)。

ポートフォリオの中身はバランスよく組み入れるように心がけています。業界のリーダー的な存在の企業だけでなく、優位性のあるニッチな企業など、2007年12月末時点で39銘柄を厳選して組み入れています。(前回インタビューを行った)2005年6月ごろと組み入れ銘柄数はそれほど変わっていません。
なぜ40社程度に抑えているかというと、高成長を遂げているインドの企業はいずれもユニークな成長ストーリーを持っていますが、むやみに組み入れ銘柄を増やしてしまうと1社1社のリサーチやフォローアップが雑になってしまうからです。だからこそ我々はファンドの組み入れ銘柄数を絞り込み、1社1社を丁寧にリサーチし、フォローアップを行っています。こうした入念なリサーチ、フォローアップ体制が機能したことが実際の運用成果にも反映したのではないでしょうか。

――
ファンド・オブ・ファンズとして組み入れているファンドのパフォーマンスはベンチマークを下回っていますが、その原因はなんでしょうか?

2007年12月28日現在、インド株式に主に投資しているモーリシャス籍の外国投資法人の騰落率が、当該ベンチマークである「S&P CNX Nifty」よりも下回っている理由は、インド株式市場がまだまだ成熟していないことからアクティブ・リターン(ベンチマークを超えるリターン)が得られにくい点が挙げられます。それによって当ファンドはベンチマークを下回っています。もうひとつは、12月最終週から1月の初週にかけてファンドの追加設定により、一時的にキャッシュ比率が高まったこともベンチマークを下回った要因といえます。

――
サブプライムローン問題や原油高はインド経済にも影響を及ぼしましたか?

サブプライムローン(米国の信用力の低い個人向け住宅融資)問題の原因はご存じですか?サブプライムローン問題の原因は「NINJA(ニンジャ)」にお金を貸したからです。とはいっても、手裏剣を投げるあのニンジャではありません(笑)。「No Income」(収入のない)、「No Job or Asset」(仕事や担保のない)の頭文字を取ってニンジャです。この人たちにお金を貸したことがそもそものはじまりでした。当然の結果として返済不能に陥り、その影響が世界経済の混乱を招きました。

しかし、インド経済への影響は軽微だと私たちは考えています。その理由は消費と設備投資という内需の両輪が経済を引っ張り、輸出に依存していないからです(図2)。実際にアジアのなかでもGDPに占める輸出の割合は突出して低くなっています。しかも、ただでさえ輸出割合が低いのに、サブプライムローン問題の震源地となった米国の占める割合はわずか12%程度しかありません。IMF(国際通貨基金)の計算によると、もしも米国のGDPが1%低下しても、インドのGDPへ与える影響はマイナス0.1〜0.2%ぐらいといわれています。

一方の原油高については、インドでは原油を政府が購入してから消費者に販売するので、他国よりも価格が低く抑えられています。値段がコントロールされているため、消費者への影響はそれほどではありません。ただし、原油を使用する産業への打撃はあります。原油を使うセメントやアルミ、あるいは航空業界への影響は徐々に出てきました。

図1:消費と設備投資がけん引
図1:消費と設備投資がけん引
出所:UBS
※グラフの数値は現時点のものであり、将来の運用成果を約束するものではありません。
図2:GDPに占める輸出割合
図2:GDPに占める輸出割合
出所:IMF

 

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