MONEYKitトップ > from MONEYKit > 投信レポート > 新興国市場の魅力と新興国ファンドとの付き合いかた 新興国の経済成長
新興国市場が個人投資家に注目されています。その理由はなんと言っても、それらの国の経済成長力でしょ う。経済が成長していくということは、その国の企業が高収益を上げているということですから、その国 (企業)に投資すれば、投資家は当然、高い収益が得られるということになります。では、こうした国々の 経済成長力とその魅力について見ていきましょう。
新興国の経済成長
新興国が先進国市場を席巻する時代
新興国市場については、現在BRICsと呼ばれるブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、 中国(China)の4ヶ国があります。かつての日本の高度成長期のように本格的な成長を迎えようとしており、国際的に投資家の注目を集めています。当分、このBRICsの国々の経済成長は続くと思われます。さらに、最近ではこれら新興国に次ぐ「ポストBRICs」というべき国々が注目を浴び出しています。
たとえば、ベトナム(Vietnam)、インドネシア(Indonesia)、南アフリカ(South Africa)、トルコ (Turkey)、アルゼンチン(Argentina)の国々は、それらの頭文字を取って「VISTA」と呼ばれていま す。
世界の経済国を先進国6ヶ国、BRICs4ヶ国、VISTA5ヶ国の3つのグループに分けて、GDP成長率を比較してみると、日本を含む先進国の成長率は後方に追いやられ、BRICs、VISTAの台頭がはっきりうかがえます(図1)。現在、世界の新興国の中でも中国、インドが今後最も高成長を遂げる と見られていますが、この両国を足すと、米国に続く日本を凌駕するGDP(国内総生産高)となってき ています(図2)。


人口ピラミッドで分かる経済構造
新興国の経済発展の要素は、産業構造や人口構造、政治情勢などによって大きく異なってきます。中でも、人口構造は非常に重要になってきます。日本の人口ピラミッドは、よく知られているように、すでにピラミッドの形を成しておらず、非常にいびつな坪型をしています。日本の人口は若年層が減少する一方、高年齢層が増加しており、将来の経済生産力が減退し、社会保障が崩壊する危機にあるなど深刻な問題をかかえ、経済成長もかつての勢いは望めないと言われています。
これに反して、中国やインドの人口構造は非常に美しいピラミッドの形となっています(図3)。中国は人口約13億人、インドは約10億人の大国です。世界1、2位の大国でかつ、その人口構造からも将来的に 安定した生産力を持つ経済成長が期待されます。人口としては約7千万人と及びませんがトルコ、約4千万人の南アフリカもまたきれいなピラミッド型をしています。ベトナム、インドネシア、アルゼンチンも同様の形です。現在、トルコは、EU+トルコ域内ではドイツに次いで2位の人口であり、近い将来EU+トル コ域内では最も人口の多い国となる見込みです。トルコはGDP成長率といい、人口の数、人口ピラミッドの形(人口構造)といい、1960年代の高度成長を遂げていく日本の姿によく似ています。
こうしてみると、いずれ新興国市場が急成長していく要因が見えてきたように思えます。




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- レポート提供:モーニングスター株式会社
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