MONEYKitトップ > from MONEYKit > 投信レポート > モーニングスター投資信託レポート 「伝統・安定・成長」欧州経済の現状と今後
欧州経済の動向
- (図表2) 経済成長率
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出所:ECB(欧州中央銀行)よりモーニングスター作成
1990年代後半の経済動向
次に、過去10年間の欧州経済の動向をみてみましょう。欧州経済は長い間、失業率の増加、低成長、アメリカや日本などとの競争力低下など様々な問題を抱えていました。それらを克服し競争力の強化をめざすべくEUが設立され、現在、欧州経済のけん引役であるドイツ、フランスなどの国々が加盟するEUによって欧州経済はけん引されています。1990年代後半の欧州経済はEUの発展と通貨統合に向けて成長してきたといってよいでしょう。実際、1999年のユーロ導入に向けて、1997年から1998年にかけてユーロ導入国で、低金利政策が行われたことにより欧州経済は1999年から拡大期に入りました。アジア通貨危機によって減少していたアジア地域への輸出が回復したこと、世界経済の好転などにより2000年にかけて経済は大幅拡大しました。
2000年以降の経済動向
2000年以降は、ITバブルの崩壊など世界的な景気減速、ユーロ高や株安の影響から2001年の欧州経済成長率は前年比1.5%と、1996年以来の低成長率となり、2002年にかけて足踏み状態となりました。2003年以降はイラク戦争などの影響により企業の投資や生産が減少に転じたものの、同年後半からは、アメリカをはじめ世界経済の回復を受けて経済成長は上昇に転じました。2005年から欧州経済は成長のペースを増し、2006年には経済成長率が2.9%となり、2000年代で最も高い成長率を示しました。
今後の経済見通し
欧州は、深刻な失業率に悩まされてきましたが、過去10年間のEU失業率の推移(図表3)を見ると、アメリカ(2007年7月4.6%)や日本(2007年6月3.7%)に比べて依然高い値となっているものの、この10年間で大きく低下していることがわかります。また、良好な企業収益や雇用情勢の改善などが見込まれることから、内需けん引による経済の好調な推移が予想されています。したがって、欧州経済はアメリカ経済減速などの外的要因を除けば、今後も成長が続くと考えられます。
- (図表3) EU失業率の推移
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出所:欧州統計局よりモーニングスター作成
計測対象国は1995〜1997年はEU15ヶ国、1998〜1999年はEU25ヶ国、2000〜2006年はEU27ヶ国
- EUの歴史と今後の拡大
- 欧州経済の動向
- 新たな成長期に入ったEU企業
ソニーバンクの欧州関連ファンド
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- レポート提供:モーニングスター株式会社


