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情報開示に関するフィデリティの考えかた

情報開示に関する御社のスタンスはいかがでしょうか?
情報開示は非常に重要だと考えております。全銘柄を開示するのは年2回、上位10銘柄は四半期に1回開示しています。もっと頻繁に行っている運用会社もありますので、「どうしてこの程度しか開示しないのか」というご質問もあるかもしれませんが、これは私どものグローバルなポリシーです。フィデリティは、日本だけでなく世界的に見ても大きな機関投資家なので、だいたいどこも当社の動きを見ているわけです。
何か大きな動きがあったとき、その都度コメントを出されるということは?
基本的にはそういった開示は今のところ行っておりません。最近は、適時開示のルールがあって、基準価格が5%以上値下がりした場合等には我々の考えかたなどをお伝えするようになりましたが、あまり頻繁に開示しすぎるとマーケットが混乱して株価が変な方向で乱高下してしまうことがあります。
厳しい環境の中でも一貫性のある投資を
このファンドが生まれて4〜5年ぐらいになりますが、御社にとってはフラッグシップ(旗艦)という位置付けのファンドではないかと思います。設定されてから最も印象に残っていることなどがありましたら、お聞かせ願えますか?
一番初めに直近の実績がいいと言いましたが、実は去年ですとか一昨年ですとか、2000年頃からパフォーマンスが良くなかったのです。
厳しい状況が続きましたね。
3年間もうまくいかなかったのですが、これは運用の世界では長いと思います。しかし、その間に基本的な方針を変えずに一貫性を持ち、それを継続してきたのです。今年になってかなりパフォーマンスがよかったのは、途中で方針を変えなかったことが非常によかったと思います。他の運用会社さんでは、場合によってはキャッシュの比率を高めてしまったりですとか、直近では銀行業にまったく投資をしていなかったファンドですとか、ハイテク銘柄に投資していなかったということがあると思います。しかし、このファンドは常にフル・インベストメントに近い形で投資し続けました。良いと思った銘柄に対しては投資を継続したことが今回の上昇局面でベンチマークをかなり大きく上回った要因だと思います。
具体的な一つの例を申し上げますと、1年前に東京エレクトロンという銘柄が上位10銘柄に入っていました。その頃はよくなかったのです。でも、今でも上位10銘柄に入っていて非常に貢献しています。短期的にうまくいかなくても、自信のある投資に関しては継続するのです。そういった意味では愚直というか頑固一徹というか・・・・そういう運用のやり方ができるのがフィデリティであると思います。
貴重なお話をありがとうございました。
次回は、「DKA株式オープン」について、
第一勧業アセットマネジメントの新井剛氏にお話をうかがいます。お楽しみに。
- ファンドマネージャー・インタビュー ロバート L.ティリー氏(1)
- ファンドマネージャー・インタビュー ロバート L.ティリー氏(2)
- ファンドマネージャー・インタビュー ロバート L.ティリー氏(3)
- ファンドマネージャー・インタビュー ロバート L.ティリー氏(4)

