MONEYKitトップ > from MONEYKit > ファンドマネージャーインタビュー > ファンドマネージャー・インタビュー Liesbeth Rubinstein氏 > GDP成長率は日本やイギリスの3倍
GDP成長率は日本やイギリスの3倍
- ――
- 政治的な不安要因はいかがでしょうか?
ポーランドには政治腐敗、チェコには政権が脆弱など、いくつかの不安要因はありますが、それほど深刻ではないでしょう。ロシアやポーランドなどのかつて社会主義経済体制だった国は、これまでは政権が交代するごとに政策も大きく変わり、それが非常に不安定な状況を招いていました。ところが、ここ最近の選挙結果を振り返ると、同じ政権が再選を果たすケースが多々ありました。この結果が意味するのは、国民が前政権の政策を歓迎しているということ。同じ政権が続いて政治的に安定しているので、これまで培われてきた経済政策などが次の期にも受け継がれ、成長路線をそのまま歩んでいく可能性が高くなっています。
- ――
- では、これらの地域の投資対象としての魅力は衰えそうもありませんね。

投資的な観点からいうと、今後もロシア・東欧地域の成長には期待できるでしょう。マクロ的にはGDPの成長率も日本やイギリスなどが2%ぐらいで推移しているところ、同地域全体の平均は6%強です。およそ3倍も違います。ミクロ的にも、それぞれの企業の収益率はどんどん上がっているので、投資対象としては非常に魅力的といえます。
また、ロシア・東欧地域の通貨も強くなっています。円建てで投資している人にとって、この地域の資産を持つのは、これからの資産価値の上昇につながる可能性があります。
ファンドの運用方針としては、中長期的な企業収益の成長性などに焦点を当てています。経済発展を遂げたとはいえ、まだまだ市場が成熟していないために、先進国市場よりも短期的な値動きが激しいですが、長期的な観点では堅調に成長していくと考えています。ここ2、3年の動きを見れば、短期的な値動きが激しいことを加味しても、中長期的な投資スタンスの人には魅力的な地域といえるでしょう。
GDP成長率と1人あたりGDPの推移

出所:IMF
ロシア・東欧地域の株式指数の推移(1996年1月=100)

ロシア:ロシアRTS($)指数、ポーランド:ワルシャワWIG指数、ハンガリー:ブダペスト証券取引所指数、チェコ:プラハPX指数、世界株式:MSCIワールド・インデックス
2006年7月末現在
出所:Bloomberg
- 少人数のチーム編成で行動がスピーディーに
- 年間100社から150社を現地調査
- 経済発展の新たなステージを迎えたロシア・東欧
- GDP成長率は日本やイギリスの3倍
- ボディーランゲージから真実を見つけ出す
- インタビュー後記(from MONEYKit編集部より)


