MONEYKitトップ > from MONEYKit > ファンドマネージャーインタビュー > ファンドマネージャー・インタビュー 得能修氏

「疾風に勁草を知る。」〜しっぷうにけいそうをしる〜(*)
景気回復の兆しが見える中、日本の株式市場の動きに注目が集まっています。そこで、主に日本株式に投資する投資信託について理解を深めていただくため、ソニーバンクの取り扱いファンドの中からいくつかピックアップし、数回に分けてご紹介していきます。
まず、日本株式編の第1回はインベスコ投信投資顧問の「インベスコ店頭・成長株オープン」。ファンドマネージャーである得能修氏(インベスコ投信投資顧問)にお話をうかがいました。(以下、敬称略)
(このインタビューは10月8日に行われました。)
- (*)出典「後漢書 王覇伝」逆境を通してはじめてその真価がわかる。
直近のパフォーマンスについて
直近のパフォーマンスが非常に好調で、当社でも販売額が伸びています。直近の動向についてうかがえますか。
一番直近の話でいきますと、9月1ヶ月間のパフォーマンスですが、現在日本には73本の中・小型株式に投資するというオープン型のファンドがございます。市場が非常に好調だったことありまして、全ファンド上昇しております。「インベスコ店頭・成長株オープン」は一ヶ月間に20%上昇し、73本中一番でした。この間、JASDAQ市場の全体の動きを表すJASDAQ指数は15%上昇しております。その指数を上回ったことと、同業他社のファンドよりも上昇率が高かったということで、非常に好調だったと判断しております。

2003年に入ってからはいかがですか。
今年になってからの約9ヶ月間の騰落率、つまり上昇率で見ても「インベスコ店頭・成長株オープン」は73本中で1番でした。上昇率は89%でした。JASDAQ指数は71%の上昇でしたので、これよりも上回ったということです。市場も上がっておりますが、それ以上に上昇しましたので、これは非常に好調であると判断しております。これに10月までのパフォーマンスを加えますと、基準価額は約2倍になっています。パフォーマンスとしては、非常に満足できるものだと思っております。

成長株へ投資し続けることの意味
他にも同様のファンドが数多くある中で、「インベスコ店頭・成長株オープン」のパフォーマンスが特に良かった要因はどこにあるとお考えですか?
一言でいいますと、「成長株に投資し続けている」というのが結論です。中小型株というのは非常に成長が大きいので、これに投資したいというかたは非常に多いわけですよね。ただ、成長株に投資し続けるということは口でいうのは非常に優しいのですが、やるのは難しいのです。たとえば、今年の相場は最初の頃あんまり良くなくて、途中からグッとあがっていきました。株式市場全体を見ても、日経平均株価が4月まで下がってそれから上昇に転じましたよね。
それまで弱気相場だったのが、強気相場が来ました。
そうです。2年間ぐらい弱気相場がずっと続いていました。その間、みなさんが考えますのは、「経済指標も弱いし、株も弱いな。どうしよう」とか「下がらない株を買ったほうがいいんじゃないか」とか、「成長性は少し劣るけれども、株価の割安なものを増やしていったほうがいいんじゃないか」とか、そういうことです。実際、当時流行っていたのが高配当の株式に投資するファンドなどです。そういう思考になるのは、人間の当然の心理ですね。ところが、相場というのはあっという間に変わってしまいます。
そうですね。変わるときは、ガラッと変わってしまいますね。
でも、そのときにすぐ変わったかどうか判断しにくいです。しばらくたって、「ひょっとしたら変わったんじゃないかな?」と思う。変わる時っていうのは相場が劇的に変化しますから、成長株に対して皆さん非常に強気になってきます。逆に、それまであまり下がらなかった、たとえばバリュー株のようなものは全然あがらない。ですから、こういう状況では、最初からずっと成長株に投資している人と、途中でやめちゃった人の差というのが非常に出るときなんです。相場の転換点が今年前半にあったのですが、そこで一番お分かりいただけるのは「本当に成長株に投資し続けていたか、どうか」ということなんです。
- ファンドマネージャー・インタビュー 得能修氏(1)
- ファンドマネージャー・インタビュー 得能修氏(2)
- ファンドマネージャー・インタビュー 得能修氏(3)
- ファンドマネージャー・インタビュー 得能修氏(4)

