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セミナーレポート
ソニーバンク投資信託セミナー 2007年6月7日「新興国投資の魅力に迫る!」第1部講演:新興国投資の魅力とリスクについて/第2部講演:シュローダーBRICs株式ファンドご紹介

必ずお読みください 個別ファンドの重要事項

第2部講演:シュローダーBRICs株式ファンドご紹介
シュローダー証券投信投資顧問株式会社 布施 亮 氏

布施亮氏

1. 投資のメリットとは

BRICsとは

BRICsとは、近年世界で存在感を強めているブラジル、ロシア、インド、中国の4ヵ国のアルファベットの頭文字を取った造語です。これらの国々は天然資源や農産物に恵まれ、高い専門性をもった低コストの労働力が存在します。また今後、中産階級の所得増加による消費拡大や、広大な国土のインフラ投資が期待できます。

経済成長の度合いを1人当たりの年間国民所得から見てみますと、ロシアが約52万円、ブラジルは約40万円、中国は約20万円、インドは約8万円です(ちなみに、日本の1人当たりの国民総所得は約400万円)。

BRICsは、今後エマージング市場の中でも、とりわけ大きな経済成長が見込まれる国々です。

[経済発展段階のイメージ]
経済発展段階のイメージ
  • 各国の発展段階の分類は名目GDP成長率による。
  • (出所)シュローダー・インベストメント・マネージメント・リミテッド、シュローダー証券投信投資顧問 2007年3月

また、GDP(国民総生産)から見ると、日本、アメリカ、イギリス、フランスなどの先進国は成長の伸びが、2〜3%程度しかありません。一方、坂を上り始めたばかりのBRICs諸国の成長率は5〜7%程度で、日本と比較するとほぼ倍の成長率です。これらの4ヵ国の中で経済成熟度を比較してみると、ブラジル、ロシア、中国、インドとなっております。

BRICsの成長

このようなBRICsの経済成長は、市場開放と貿易振興を通じた「構造的な経済成長サイクル」を実現していることが挙げられます。

経済成長サイクル
  1. 海外からの直接投資を原動力として輸出の増加および企業収益が拡大。
  2. 企業収益の拡大により個人所得が増加。
  3. 個人所得の増加は、国内経済の成長につながり、
  4. 内需拡大が一層の海外資本を呼び込む。

外資への規制緩和を中国の例で見てみます。2005年までは電気通信分野に外資が出資する際には出資比率は49%が上限でした。つまり、中国サイドの経営者の決定事項に対して反対できなかったわけですが、2005年に74%まで出資上限が引き上げられ、経営の関与度が増したことにより外資の参入が加速しました。

海外からの直接投資の増大により企業は新しい設備で競争力を増し、輸出増大により収益を拡大させます。

企業の収益は個人所得の向上、つまり給与や賞与として資金還元されることで個人消費が喚起されます。海外への輸出依存だけでなく内需が活性化すると、成長の機会が広がります。

内需の拡大は国民消費に根差した成長ですので、アメリカや日本の経済が短期的に悪化したとしても、BRICs諸国の経済が影響を受けにくくなってきています。内需を期待して海外からの投資が拡大するという好循環が起きつつあります。

今後のBRICs経済

BRICs経済は、製造業の発展、資源輸出の増大、さらに消費やインフラ整備による内需拡大を背景に、先進国を含む世界経済を牽引する高成長が期待されます。

[全世界に占めるBRICsの経済規模]
全世界に占めるBRICsの経済規模
[BRICs各国と日米両国の経済規模の予想推移]
BRICs各国と日米両国の経済規模の予想推移
  • (出所)ゴールドマン・サックス 2003年10月の予想

BRICs経済は、製造業の発展、資源輸出の増大、さらに消費やインフラ整備による内需拡大を背景に、世界経済を牽引する高成長が期待されます。2005年の全世界に占める4ヵ国の経済規模は、効率性の低さなどから未だ10%ですが、世界の40%以上の人口を抱えていることから見て、今後の拡大が期待できるといわれています。

また、2015年あたりには中国が日本の経済規模を超え、2030年過ぎにはインドが日本を超え、更に2040年過ぎには中国はアメリカを超えて世界一の経済規模になると予想されています。

 

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