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ファンドマネージャーインタビュー
ファンドマネージャー・インタビュー (三井住友・ニュー・チャイナ・ファンド)上原義信氏 三井住友アセットマネジメント アジア中国運用グループ シニアファンドマネージャー

必ずお読みください 個別ファンドの重要事項

高い成長のポテンシャルを秘める中国株式市場

約13.2億人という世界最大の人口規模を誇る中国。国内総生産(GDP)は年10%前後で成長し、経済規模はイギリスを超え、ドイツに肩を並べようとしている。成長著しい中国株式市場の魅力、そして今後の動向について「三井住友・ニュー・チャイナ・ファンド」のシニアファンドマネージャーの上原義信氏に伺いました。(このインタビューは2007年5月29日に行われました。)

愛妻弁当を食べながらマーケットの行方を見つめる

――
上原さんの一日のスケジュールを教えてください。

上原義信氏

午前6時ごろに起床し、テレビやPCで前日の米国市場などをチェックします。家を出るのは午前7時前。午前8時前後に会社に到着します。出社してからも、各市場の動向を確認します。とくに一部の中国企業が上場しているADR(米国預託証書)は必ず見るようにしています。中国以外のエマージング市場や米国の金利、商品市況、為替なども一通りチェックするほか、競合ファンドの基準価額の確認も忘れません。
その後は、前日に売買している場合は、その確認や為替の処理をしたり、または今後どういった売買をしていくのかを検討します。中国本土は日本時間の午前10時30分、香港は同午前11時に市場が開くので、それまでに事務処理を済ませ、当日の売買戦略を練るのが午前中の主な流れです。

一度市場が開くと、マーケットから目が離せなくなります。他のマネージャーやアナリストは適宜ランチに出掛けますが、私は外出せず、デスクで弁当を食べながらマーケットの行方を見るというスタイルです。かつては外出していましたが、マーケットの動きをチェックしているうちに、このスタイルに落ち着きました。実はこの弁当は家内に毎日300円払って作ってもらっているものなのですが、億単位の売買をしながら300円弁当を食べているというギャップには、我ながら時々戸惑ってしまいます(笑)。
午後は企業のIR担当者や経営陣、セルサイドのアナリストの方々と会い、情報交換などをすることが多いです。来客の予定がないときはリサーチレポートを読んだり、マーケティングの準備などで過ごします。
午後6、7時を過ぎると、少しずつオフィスが静かになっていき、落ち着いて考え事をするにはぴったりの時間帯が訪れます。この時間帯を利用して重めのレポートを読んだり書き物をしたり、今後の運用戦略を練ったりしています。
ただし、深夜まで残業することはほとんどありません、というか、そうしないようにしています。子供が起きているうちに家に帰り、今日の体育の授業はどうだったとか、一言でもいいので、言葉を交わしたいからです。
それにこれは自分の体力との相談でもありますが、自分の中で12時間ルールを設けています。たとえば午前8時に出社したら午後8時までには退社、午前9時に出社したら午後9時までには退社という具合です。外出してリフレッシュできる昼休みを犠牲にしているのはそのためでもあります。

――
ニュー・チャイナ・ファンドの運用方針はどのようにして決められるのでしょうか?

月次と週次の会議を通じて決まります。まず月に一度、マクロ会議を開きます。アジア中国専任のエコノミストから挙がってくるマクロ経済見通しをベースに、中国経済の今後の成長率やインフレ、あるいは金利や為替動向などについて話し合います。
次にマクロ会議をもとに投資政策委員会を開き、ファンドの株式組み入れ比率や業種配分など、翌月の投資方針を決めます。これらの会議は通常、月に一度の頻度で開きますが、突発的なことが発生した場合は臨時で開催することもあります。
個別銘柄に関する会議は毎週火曜日に開きます。会議では東京と香港のアナリストと、直近発表された決算の解釈や会社訪問で得た情報などについてディスカッションします。銘柄会議は週に一度ですが、マーケットは我々のスケジュールに合わせて動いてくれるわけではないので、銘柄に関する情報収集や意見交換などは、必要に応じて東京のアナリストとは直接、香港のアナリストとは電話やメールなどで適宜行っています。
ファンドを運用するに当たっての情報収集と意思決定が私の役割です。エコノミストやアナリスト、あるいは他のファンドマネージャーとのディスカッションや意見交換などを通じて、投資方針の策定にかかわります。この方針に基づいて、アナリストと銘柄選択に関する話し合いをし、最終判断を下します。仮にアナリストがある銘柄を推奨してきても、納得できなければその通りに動かないこともあります。

ニュー・チャイナ・ファンドの運用プロセス

ニュー・チャイナ・ファンドの運用プロセス

(出所)三井住友アセットマネジメント

 

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