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情報を共有し、多角的な議論を展開
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- 「PCA米国高利回り社債オープン」の運用体制について教えてください。
PPMアメリカ(PPM America, Inc.)は、「Public Fixed Income」「Private Finance」「Structured Finance and CDO Management」など、さまざまなアセットクラスを保有しています。PPMアメリカ全体では742億ドル(2006年12月末現在)の資金を顧客から預かり、このうち私のいる「Public Fixed Income」は443億ドルと半分以上を占めています。
私の所属する「Public Fixed Income」はBrion Johnsonをヘッドに、クライアントのニーズを把握するクライアント・ポートフォリオマネージャー(CPM)や、私の役目であるアセット・ポートフォリオマネージャー(APM)、統計データをチェックするクオンツ(Quantitative Research)、それからトレーダー(Trading)で構成されています(図1参照)。そのほかにもクレジットアナリスト(信用調査)チームがあり、ハイイールド債およびインベストメントグレード(投資適格債)のクレジットリサーチを担当しています。
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- 他社と比較してPPMアメリカの優位性とはどんなところにあるのでしょうか?
他社では一般的に、ハイイールド債や投資適格債はそれぞれ違う人が担当するという縦割りの組織形態を採用しています。しかし、PPMアメリカでは一人が一つの会社を見ています。だから、ある企業が投資適格債からハイイールド債に変わったときに、「いまが買いのチャンスだ」と好機をつかむことができます。トレーダーやポートフォリオマネージャーなどが投資機会をつかみやすいところが我々の強みのひとつです。
もうひとつの特長が情報を共有していること。図にもある通り、いろんなクライアントチームやトレーダーなどが情報を挙げ、みんなで頭を寄せ合いながら多角的な議論を展開し、投資機会を探ります(図2参照)。
この仕組みのメリットは、いろいろな人が議論の場に参加できること。それぞれの持ち味を発揮できるとともに、多角的な分析ができることです。とはいえ、この議論の場でコンセンサスを求めるわけではなく、ここで挙がった情報をもとに、私が最終的な投資判断を下し、結果に対する責任を負います。
組入銘柄を選ぶ際はクライアントのニーズ(運用目標)を実現するために、まずベンチマークやポリシーガイドラインを私が考えます。それからPPMアメリカでは、17人のクレジットアナリストが26種の産業を網羅しているので、どの銘柄に勢いがあるのか、あるいはどの銘柄が危ないのかなど、彼らと話し合いながらピックアップしていきます。
我々の生命線は信用リスク調査なので、銘柄選定の際にはS&Pやムーディーズの格付けを参考にするとともに、独自のレーティングを重視します。このレーティングは自分たちの足で企業を訪問し、得た成果がベースにあり、私が最終判断を下す材料ともなります。
多くの運用会社がレディメイドの商品・サービスを提供するのに対し、PPMアメリカでは、クライアントがどのようなリスクを避け、どのようなニーズがあるのか、それぞれに応じたソリューションを開発していきます。まさしくテーラーメイドな会社といえます。もうひとつは、ハイイールド債を運用する会社として生き残っていくには、エクスポージャー(価格変動リスクにさらされている資産の度合い)を絶えず検証していくことが欠かせません。だからPPMアメリカでは、産業別、企業別のデータを日々検証し、議論をしていくことに力を入れています。
(図1)Public Fixed Incomeの運用体制

出所:PPM AMERICA
(図2)戦略体制

出所:PPM AMERICA
- ハイイールド債市場に優良企業が急増
- 情報を共有し、多角的な議論を展開
- 堅実さが問われる債券ファンド
- ハイイールド債市場に優良企業が急増
- 分析と観察力が求められるハイイールド債
- インタビュー後記(from MONEYKit編集部より)


