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スペシャルインタビュー
大使館インタビュー(トルコ共和国編)メフメット・アクトゥガン氏 経済参事官

経済成長率7%の、ヨーロッパへの輸出拠点

――
では、経済参事官であるアクトゥガンさんのご専門である、トルコ経済のお話しをうかがいます。

では公平に、トルコ経済の有利なことからお話ししましょう。トルコの経済規模は、ヨーロッパにおいて6位、全世界では20位です。GDPは4,000億米ドル。長期的な平均経済成長率は5%、近年の経済成長率は7%です。また、この成長の3分の2にあたる5%は、民間企業の成長によるものです。要するにトルコの発展戦略というのは、民間企業に基づくものということがいえます。

製造業の成長率は年間に約10%です。トルコの潜在成長率は6%であり、それを上回った成長率を達成しているということは、これはGDPと比較してもポジティブな経済要因だと思います。そしてまた、労働者人口は1,200万人。トルコの労働者は非常に勤勉で、品質管理に対する意識が高いのが特徴です。これに関しましてはトヨタ・トルコのホームページ(http://www.toyotasa.com.tr/)でもその取り組みがご覧になれます。トヨタはさまざまな国に工場を持っていますが、トヨタ・トルコの工場はその中で品質管理がもっとも進んでいる施設のひとつです。

次に不利なことですが、トルコでは、長い間インフレが問題になっていました。しかし、2004年あたりからはインフレ率は10%前後に下がっていますし、下降傾向が続いています。 2、3年後には3〜4%になる見込みです。

トルコ経済を紹介する上では債権も重要です。対外債権の比率は5%。この5%という数字は、トルコが国外に発生する経済危機に比較的強い立場にあるということを物語っています。政府債務残高の対GDP比率は60%であり、マーストリヒト条約(欧州連合条約)が定める基準に適した健全な数字です。EU全体の平均は70%ですので、それを上回っている成績ですね。

――
EUのお話しが出ましたので、現在におけるトルコとEUの関係をご説明願えますか。

EUとトルコの間では、経済の側面での融合はすでに完成しています。1995年に行われた協議会の決議により、トルコとEU間の関税同盟は1996年1月に発効されました。ですからトルコで生産された製品を、ヨーロッパへ輸出する場合に関税はかかりません。これもやはり外資系産業の工場進出、企業進出にとっては非常に大きな魅力であり、年間20%の成長率を達成しているトルコの輸出産業を後押ししています。もちろん国としての戦略も、トルコをヨーロッパの生産基地、輸出拠点にしたいということです。

 

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