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スペシャルインタビュー
Edyチャージスタート記念連続インタビュー もう始まっている電子マネー生活(1) 月刊アスキー編

「マルチ端末」が、サービス競争促進のカギに

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新しい「月刊アスキー」は、“ビジネスとITのギャップを埋める”というスローガンを掲げていますね。電子マネーは、ITビジネスの最前線が文字通りおサイフ感覚で実感できるテーマだと思いますが。
小林氏
ビジネスにおけるITというと、これまでの日本では社内の業務システムなどを連想すると思います。電子マネーは“外向けのIT”といえます。お金の流通と、ITの動きは非常に親和性がよく、投資の世界をみてもアメリカではほとんど同じ感覚になってきています。

ここへきての電子マネーの定着も、ITの普及と足並みが揃ってきたというのが一番大きいのではないかと思います。個人がブログで発信できるようになり、メディアとの距離が近くなったのと似た感覚ですね。日本ではまだモノ作り的な産業が中心ですが、それはそれとしてITは独自の発展をしています。たとえば日本では少額決済にクレジットカードを行う習慣がなかったわけですが、それも楽天やAmazonなどが少しずつ変えました。ITとお金の動きに、今後いろいろな可能性が生まれていくと思います。
――

野口副編集長は取材現場の声や編集作業を通じて、プリペイドとポストペイの今後の展開、あるいは棲み分けといったことで感じられたことはありますか。

野口氏

野口氏

まだ人によって意見が違うようで、「チャージしなくていいポストペイの方がラク」という声もあるし、「財布の代替という意識で使うには、プリペイドでないと不安だ」という声もあります。ただ、“カードをかざすだけ”という意味では、使いかたはさほど変わらないんですね。むしろ現時点ではユーザーが使うものを選べる状況ではなく、お店が導入しているリーダライタ(カード等をかざして読み取る端末)の制約などから、使えるサービスを使っている状況だと思います。

ただ、これからは一台で複数の決済に対応している「マルチ端末」が登場していきます。まず3月にローソンが導入するという話ですし、セブン-イレブンも検討中とのことです。そうするとどれを使うかをユーザーが選ぶ状況が出てくると思いますし、そこでポイントになるのは、自分にとってのメリットは何かということでしょう。
――
ユーザー側が選ぶポイントとしては、具体的にはどのようなことがあるでしょう。
野口氏
「Edy」はANAマイレージクラブと連携していて、全日空のマイルがたまるという特典が比較的知られています。「Suica」は今年6月からの予定で、利用金額や利用回数に応じたポイントサービスを導入するとおっしゃっていますね。
ポストペイでは、「Smartplus」が特定のガソリンスタンドとの提携でガソリンを値引きしたり、ポイント特典を設けた提携カードを発行していますが、その他、際立ったサービスは今後の展開というところです。プリペイドでも、モバイルならクレジットカードからチャージできて、それがカードの利用としてポイントが付く場合が多いです。一方、ポストペイでひも付けしたクレジットカードからチャージするようにすることで、プリペイドでもポストペイでも利用した分を全部カードポイントにできます。こういう使い方が普及すると、決済は1つのクレジットカードに集中することになるので、ひも付けしてもらえるだけのメリットの訴求が重要になってきそうです。

 

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