MONEYKitトップ > from MONEYKit > スペシャルインタビュー > Edyチャージスタート記念連続インタビュー もう始まっている電子マネー生活(1) 月刊アスキー編
3月26日からソニーバンクでは、プリペイド型電子マネー「Edy」を利用した電子マネーサービスをスタートいたします。NTTドコモの「おサイフケータイ」を利用して、お客さまの円普通預金口座から入金したい金額を「Edy」へチャージ。全国約4300店舗の「Edy」加盟店でのお買い物に、簡単手軽にお使いいただけます。
サービス開始を記念してfrom MONEYKitでは、急速に身近になっている電子マネーの世界を様々な角度からご紹介するシリーズインタビューを行います。第1回は、昨年12月号から“ITビジネス誌”へと大胆なリニューアルを遂げた「月刊アスキー」の小林誠司編集長と、野口岳郎副編集長です。
出そろった「プリペイド型」と「ポストペイ型」
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- 昨年12月から新創刊された「月刊アスキー」ですが、今年3月号では「現金が消える」という衝撃的なタイトルで電子マネーの特集を組まれましたね。今、電子マネーを取りあげた理由は何でしょう。
- 小林氏
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一番の理由は、たくさんの業者さんが本格参入に向けて、急激に動き始めたということです。今までの電子マネーは、あらかじめ現金やクレジットカードでカードにお金をチャージする「プリペイド型」が主流でした。それがここへきて使用した後にクレジットカードなどで決済をする「ポストペイ型」のサービスも出そろい、ユーザーにとっての敷居が一段低くなるのかなと。今後、両者の競合や融合がいろいろ起きるでしょうが、今はその前段階として全体を俯瞰するには面白い時期です。
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- いよいよ群雄割拠となってきた現在の電子マネーの全体像を、改めてご説明いただけますか。まずはプリペイド型からお願いします。
- 小林氏
- 特集で紹介した通りなのですが、先行したのは業界最大手の「Edy」と、JR東日本の「Suica」やJR西日本の「ICOCA」といったIC乗車券システムです。「Edy」はすでに長い歴史を持ち、インフラの整備と使う人の気持ちという両面からミニマム・ペイメントの環境の地ならしを果たしました。また「Suica」「ICOCA」は、交通機関から駅ナカ、レールサイドへとサービス範囲を広げる中で、ユーザーに「自分たちはITの世界における、お金という情報の発信者であり受信者だ」という実感をもたらしたと思います。
今年春からは、セブン&アイ・ホールディングスが「nanaco」を発行されて、まずセブン・イレブン全店、秋にはイトーヨーカドーなどグループ企業でも利用できるようになる予定です。セブン&アイ・ホールディングスにはセブン銀行のATMネットワークが全国にあり、これをどうビジネスに活用していくかも注目されます。
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- 一方のポストペイですが、こちらはクレジットカード会社が発行しているものが中心ですね。
- 小林氏
- はい。それぞれ企業の戦略のもとに発行している「iD」、「QUICPay」「VisaTouch」、「Smartplus」などがあります。現時点でのクレジット会社系の電子マネーは、ユーザーが所有するクレジットカードの子カードという位置づけで、少額決済という新しい領域を、従来のメインサービスに付加する補完的な要素が強いと思います。その中で「iD」はNTTドコモのおサイフケータイを使うことが前提ということもあり、「iD」ブランドそのものを強く訴求した積極的な展開を見せています。
また3月18日からは、首都圏の私鉄や地下鉄、バスで使える「PASMO」という共通のIC乗車券が始まりました。「PASMO」は基本的にクレジット型ですが、残額が一定金額以下の時に改札を通過すると自動的にチャージされるというプリペイド的な機能を併せ持つ点が面白く、今後の動きに注目しています。
- 出そろった「プリペイド型」と「ポストペイ型」
- 「マルチ端末」が、サービス競争促進のカギに
- ケータイとコンビニが拡大に勢いをつける
- テクノロジーだけ見ていては世の中を見落とす
- ITは人間のコミュニケーションを進化させている


