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「12歳の初投資」がファンドマネージャーの道へ
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- ところで、コンウェイ氏はなぜ、ファンドマネージャーになったのですか。
ファンドマネージャーを選んだ理由は2つあります。それは努力して、目的を達成するのが好きなことと、若い頃から投資に関心があったことです。
私が投資をはじめたエピソードを初めてご紹介します。いまから42年前、ちょうど12歳のときに、あるテレビのクイズ番組に出演したことがきっかけになりました。このクイズ番組は勝ち抜いていくと、賞金がもらえるというものでした。私は次々と勝ち抜いていき、最終的に賞金を手に入れることができました。この賞金を元手に、当時ブームだったオーストラリアの資源株へ投資。残念ながら初めての投資は失敗に終わりましたが、この体験がきっかけとなって、ファンドマネージャーの道に進みました。
以来、一度たりとも仕事に対する興味を失ったことはありません。ファンドマネージャーは、パフォーマンスが悪いときはとても辛い思いをします。しかし、投資ストラテジーを決定し、これによって良好なパフォーマンスを得られたときには、最高の充実感と「次」へ向けた活力を味わえます。だから仕事の興味が失われないのでしょう。
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- ファンドマネージャーに問われる資質や能力とは何でしょうか。
ファンドマネージメントに必要な要素とは、明確な運用プロセスの構築、規律ある行動、そして自分の運用を振り返る冷静な心が重要だと考えています。
ファンドマネージャーをしていると、ときにはアンダーパフォーム(投資収益がベンチマークを下回ること)を経験することもあります。アンダーパフォームを経験することは、ファンドマネージャーをしている以上、避けて通れないことです。重要なことは、アンダーパフォームの期間をいかに短くできるか、そしてアンダーパフォームの幅をいかに抑えるかです。ここでファンドマネージャーの力量が問われます。
たとえば1万円で購入した銘柄が後日、8千円、7千円と下がったときに、その度、その銘柄を買い増してしまうことがあります。いわゆる「ナンピン買い」ですが、これは最悪の場合、損失が大きくなってしまいます。このようなケースに陥りやすいのですが、損失を最小限度に抑えるために、1万円で購入した銘柄がたとえば8千円に下がった時点で、損切りすることができるかが鍵となります。心理的に非常に難しいケースで、上司+顧客には小言を言われ、そもそも1万円で購入した自分も否定することにもなります。このような場面も乗り越えないと、いい運用はできません。
優秀なファンドマネージャーと認められている人でも、正しい判断を下している確率は55〜60%程度です。言い方を変えると、優秀なファンドマネージャーでも40〜45%は判断を誤るので、いかに間違ったときに損失を抑えられるかがポイントになります。BRICsファンドの場合は、インデックス対比で15%以上下落した銘柄を自動的に組み入れから外すというルールを設け、損失を最小限度に抑えるようにしています。
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- 最後に日本の投資家にアドバイスをお願いします。「シュローダーBRICs株式ファンド」と、どんなスタンスで付き合っていけばいいでしょうか。
個人投資家のなかには、BRICs諸国の4カ国のうち、インドや中国の株式ファンドを個別に持っていればいいという人もいるかもしれません。しかし、インドや中国などの株式ファンドを単一で持っているより、4カ国に分散されたBRICsファンドの株式を持っていた方が良好なリスク・リターンが期待できます。理由として、大枠としてBRICs諸国は資源国のブラジルやロシア、製造業の中国やインドと2グループに分けることが出来、またそれぞれの株式市場の相関性があまり高くないということが挙げられます。だから個別国の株式ファンドを持つより、BRICs株式ファンドに投資をした方がより安定的なリターンが得られ、リスクを低減することにつながるといえるでしょう。
若い人は別にして、多くの日本の投資家の人たちは、かつての高度成長期を覚えています。この高度成長期と同じようなシナリオがBRICs4カ国で描かれようとしてます。BRICsへの投資を通じてもう一度、「高度成長」を体験してみてはいかがでしょうか。日本経済が急成長を遂げた「あの高度成長期」――。あの頃のダイナミズムを「シュローダーBRICs株式ファンド」で是非体感してください。
BRICs株式市場間の相関係数


Allan Conway (アラン・コンウェイ)氏
シュローダー・インベストメント・マネージメント・リミテッド
エマージング株式チーム運用責任者 エグゼクティブ・ディレクター
経済学士
1982年
プロビデント・ミューチュアル・ライフ・アシュアランス入社
極東株式および米国株式担当ファンドマネジャー
1987年
同社海外株式ヘッド
ハーミーズ・インベストメント・マネジメント(旧ポステル)入社 海外株式ヘッド
1997年
LGTアセット・マネジメント入社 グローバル・エマージング株式ヘッド
1998年
ウェストLBアセット・マネジメント入社 グローバル・エマージング株式ヘッド
ウェスト・アセット・マネジメント(UK) CEO
2004年
シュローダー入社 エマージング株式運用責任者
イングランド・ウェールズ勅許会計士、英国証券協会会員
(このインタビューは2007年2月15日に行われました。)
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