MONEYKitトップ > from MONEYKit > ファンドマネージャーインタビュー > ファンドマネージャー・インタビュー 中尾英志氏
- ※「UAMマルチ・マネージャー・ファンド1(愛称:フルーツ王国)」のファンド名は社名変更に伴い「ユナイテッド・マルチ・マネージャー・ファンド1(愛称:フルーツ王国)」へ変更されております。

ソニーバンクでは、2003年4月28日よりUAMマルチ・マネージャー・ファンド1(愛称:フルーツ王国、運用:ユナイテッド投信)を新たにお取り扱いファンドに加え、販売を開始しました。
今月のトピックスでは、その「フルーツ王国」のファンドマネージャーであり、ユナイテッド投信のCIO(最高運用責任者)でもある中尾氏にお話をうかがいました。(以下、敬称略)
(このインタビューは2003年4月に行われました。)
「銀行窓販」のために生まれたファンド
「フルーツ王国」は、荘内銀行さんの専用ファンドとして登場したファンドですが、銀行窓販ということを当初から意識されていましたか?
銀行の預金者向けということは意識していました。しかし、この業界では本気で絶対リターンを求めるファンドはどこにもなくて、単に「マーケットより上がった」とか「マーケットより下がった」という相対的なリターンで説明される状況です。本来マーケットは必ず上がるというものではないので、そういう前提を置いてやっているのはおかしいというのは常々思っていました。そういうものに対して「あるべき論」をやってみようということに共感しましたし、このファンドをやるきっかけになりましたね。それに加えて、機動的にアセット・アロケーションを行うという点で言えば、現物を動かすのは結構難しいんです(※1)。つまり、売買の頻度が高かったり、資金の出入りが多いと、ポートフォリオを毀損してしまうことになるわけです。そういうことを考えると、先物を使ったり、為替を機動的に使ったりすることが正しいのではないかと思っていたので、運用責任者を引き受けました。

「フルーツ王国」は一般的なバランス型とは異なる特徴的な点がありますね。たとえば、先物や為替を使った仕組みや機動的な資産配分、24時間体制での運用など。一般的なバランス型ファンドについてはどうお考えですか?
ただの株、ただの債券といったプレーンなファンドよりも、安定したリターンをあげるという点ではバランスの型のほうがよいとは思います。分散効果を狙うという観点からです。しかし、そうは言っても、全体がマイナスになるような状況が最近起きていて、バランス型だけでは十分ではないですね。ベターだけれども、ベストではないと思います。
- ※1 「現物を動かすのは結構難しいんです。」
たとえば、個々の現物株式を売却する場合、銘柄によっては流動性が低いために時間がかかることがあります。そこで、アセット・アロケーションを行う際、下記の理由から先物を利用することがあります。- (1)先物取引を売買するにあたってのさまざまなコストは、現物を売買するよりもはるかに安い
- (2)先物取引市場は流動性が高いため、瞬時に先物を売却することが可能
- ファンドマネージャー・インタビュー 中尾英志氏(1)
- ファンドマネージャー・インタビュー 中尾英志氏(2)
- ファンドマネージャー・インタビュー 中尾英志氏(3)
- ファンドマネージャー・インタビュー 中尾英志氏(4)

